目次
今回は、
- 好きなことが見つからない…
- やりたいこともない…
- 好きな仕事を選んでも続かない…
という女性に向けて、『自分に合う長続きする仕事や職場環境を見つける具体的方法』についてお伝え致します。
こんにちは、BPLaboです。
それでは早速、働く女性の無料お悩み相談窓口へ寄せられた2つの相談事例から理解していきましょう!
相談1:やりたいことも見つからない…。
それでは、私が考える最も効果的な”新しい自分に出会える方法”をお伝え致しますね。
それはズバリ、、、
『なんでもいいから新しいことを始める』ことです。
「自分を変える、新しい自分に出会う」という一点だけを考えたら、これ以上に効果をお約束できる方法は他にありません。
人は新しいことを経験して初めて「やっぱり違う…。思っていたよりもずっと楽しい!」という判断が出来るもの。新しい世界に足を突っ込んだことで、改めて自分の好きなこと・やりたいことがハッキリしたという人はかなり多いんですよ。
行動パターンを変える
とはいえ、「やりたいことも好きなこともない」という今の状態では、何か新しいことを始めるにしても「何をどう始めればいいのかわからない」と困惑するだけで、とてもハードルの高いことに思えるかもしれません。
でも大丈夫!そんなに難しく考えなくていいんですよ。
例えば、職場の上司や同僚、友人、家族や親戚、ご近所付き合いのある方、セミナーや習い事の場などで知り合った方など、誰かがあなたを何かに誘ってくれたら、その誘いにとりあえず乗ってみるだけでもいいのです。
前々から姉にしつこく誘われていたボランティア活動に週末だけ参加してみた。フェイスブックで中学時代の友人とつながり20年ぶりに会うことになった。など、新しい世界とつながりそうな行動や出会いは身近にたくさん転がっているもの。
しかし、これまでは「誘われても断ってきた、機会があっても見て見ぬふりをしてきた」というケースのほうが多かったのではないでしょうか。
今日からは、損得を考えたり、好き嫌いで「何か新しいこと」を切り捨ててしまうのではなく『誰からのどんな誘いにもとりあえず乗ってみる、機会があれば経験してみる』という選択をしてみて下さい。
とにかく、自分自身の『これまでの行動パターンを変えていく努力をする』のです。
誘われた先で、これまでに体験したことのない感動が待ち受けているかもしれません。自分とは違う価値観を持った人や生き方をしている人に刺激を受けて価値観が大きく広がることもあるでしょう。
特にその相手が自分と同世代の人であれば、より現実的な刺激になるはずですよ。例えば、フリーランス、専業主婦、あるいはパートで働いている女性など、あなたとは違う境遇にいる人たちと関わることで新しい気づきが得られるものです。
女性に限らず男性ともどんどん会っていく
女性に限らず男性ともどんどん会っていくことをおすすめします。男性と女性というだけで、生き方のノリまで違ってくることがあるからです。
「貯金だけが唯一の楽しみ、生きがい」と幸せそうに語る男性に出会ったら、「なんでなんで?」と知りたくなりませんか?
いろいろな人と出会ううちに、「ああはなりたくない」と思うことや、「なんて幸せな生き方なんだろう」と思うこともあるでしょう。いずれにしても、多くの人から刺激を受ければ受けるほど自分自身の生き方も少しずつ固まっていくものです。
もし、待っていては誰からも誘いが来ないというのなら、今まで一度も行ったことのない場所への旅行などに身近な家族や友人を誘ってみることから始めましょう。もちろん一人で行くのでも構いません。
とにかく新しい場所へ出かけ、これまで見たことのないものを見て、体験したことのない接客やサービスを受け、会ったことのない人たちと話をしてみる。それだけでもかなりの刺激になると思いますよ。
どんなに小さな一歩でもいい
中には「新しい出会いを求めなきゃ!」と自分を無理に奮い立たせようとすると返って後ずさりしてしまう人もいるでしょう。そういう人は、出会いを求めることだけを目的にせず、自分の価値観を広げるため、自己成長のためというぼんやりとした目的を持つくらいで十分だと私は思います。
例えば、ずっと実家暮らしという方は思い切って一人暮らしをしてみたり、健康のために水泳を始めてみたり。なにも新しい人との出会いを目的にする必要はありません。
肝心なのは、現状の枠から一歩でも外へ出てみること。どんなに小さな一歩でも、新しい場所へ踏み出すその勇気が自分の人生パターンを変え、”自分は本当は何がしたいのか、どんな生き方を望んでいるのか”を知ることにつながるのです。
相談2:好きな仕事を選んだはずなのに…。
働く女性のキャリアカウンセリングを日々行っている専門家としての立場からお答えします。
好きな仕事を基準に選んでも続かない場合は、「好き」という主観だけではなく、『自分の能力を発揮できるか』という基準も加えて仕事を選ぶことが大切になってきます。
「好きな仕事で能力を発揮できる」ことに越したことはありませんが、現実はそう上手くはいかないもの。場合によっては『好きだからこそ仕事にならない』という事もあるでしょう。
たしかに、好きな仕事であれば苦労を苦労と感じずに長く続けられるイメージはありますが、「好きな仕事で能力が発揮できない」となると、むしろそのギャップに苦しむことになるものです。
「好きな仕事」と「能力を発揮できる仕事」は、必ずしもイコールではありません。
どちらかと言えば、「好きな仕事」と「趣味」のほうが共通する部分が多く、好きな仕事をしていると『趣味の延長線上という感覚を持つ人も多い』ようです。そのため、マイペースになりやすく、組織に必要な協調性を欠くことにもつながりかねません。
また、その仕事をしているだけで満足感を得られてしまうため、人によっては『成果を出すことにあまり執着しない』ということもあるでしょう。
一人で仕事をするというのなら、マイペースでも誰に迷惑をかけるわけでもありません。それほど多くの収入を得られなくても、貯金も十分あるし自分の心が満たされているから幸せと納得していれば、それで一向に構わないと思います。
しかし、会社に勤めている以上、一緒に働く仲間と足並みを揃えないことや、成果を追求しないことは出来ません。会社の中では、好きなことがもたらす自由が足かせになる場合もあるのです。
一方、能力を発揮できる仕事では、自然と『成果が出てしまう』わけで、成果が出れば多少の苦しみなど忘れさせてくれます。それどころか「楽しい、嬉しい」という感情まで引き出してくれます。
成果を出せば、評価もされます。評価をされれば、もっと頑張ろうと思うのが働く人間の心理でしょう。
最初はあまり好きになれなかった仕事でも、成果を出して周りから評価されるようになると、その仕事を好きになっていくことも”よくある”ことです。
自己理解を深める
長く続けられる仕事を見つけるには、自分自身の興味・価値観・能力などを正しく理解しておく必要があります。
とはいえ、自己理解を深めようとすると『どうしても主観に偏ってしまう』もの。自分が思っている自分とは全く違った印象を周りが持っていることも少なくありません。
試しに、次の5つの質問に答えてみて下さい
- どのような状況や環境に置かれるとイキイキしますか?
- 物事を「木(詳細)」か「森(全体)」のどちらで捉えるほうですか?
- 多くの情報がないと納得しませんか?少ない情報でも納得できますか?
- 計画通りに進めるのは得意ですか?苦手ですか?
- 目標がないと動けませんか?とりあえずでも動けますか?
さて、素早くパッと答えを出せましたか?
おそらく、ほとんどの人が「これまでの自分の行動を振り返り、よく考えなければ答えが出せなかった」のではないでしょうか。
それこそ「普段から主観に偏って自分を見ている」何よりの証拠。自分自身を正しく理解するには『客観的な視点』が大事です。
一度たっぷり時間を取って、自分の「興味・関心(好きなこと)」「価値観(大切にしていること)」「能力(出来ること)」について考えてみて下さい。
紙に書き出してみると、頭で考えるよりも自分自身を客観的に理解することが出来ますよ。書き出したら、次はそれぞれを突き合わせてみましょう。
例えば、突き合わせた結果、人事の分野に興味はあるけれど、人事に関する知識やスキルなどの能力を全く持ち合わせていないことがわかったとしましょう。となれば、能力を向上させれば解決する問題かもしれません。
そんなふうに自分自身と現状を正確に把握することから始めてみるといいですよ。現状が整理されたら、今度は「自分の才能(得意なこと 等)は何か」「自分が力を発揮できる仕事分野は何か、どんな職場環境なのか」など、自分を生かせる仕事や環境についても考えてみて下さい。