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今回は、『自分に合った仕事診断』をお届けしたい思います。ぜひ、以下7つの質問に答えてみて下さい。
こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。
本記事は次のような悩みを抱えている方に役立つ内容となっております。
- 今まさに就職活動中という学生の方
- キャリアアップのために初めての転職を考えている方
- 今の会社が倒産しそうで新しい職場を探している方
- 今の仕事が自分に向いていないと強く感じている方
- 今の仕事でまったく結果を残せずにぶっちゃけ逃げたいと思っている方
- 職場の人間関係にひどく疲弊している方
- 転職しても仕事が長続きせずに困っている方
- そろそろ本気で独立起業したいと考えている方
- やりがいのある仕事を見つけて再就職したい方
- 転職する勇気がない方
理由は様々あれど、ほとんどの方が心の中では「次は、仕事内容も職場環境も自分に合った仕事でありたい」と願っているのではないでしょうか。
本記事の内容が、あなたの就活・転職活動のヒントになれば幸いです。
それでは、さっそく『あなたに合った仕事』を探っていきましょう!
【仕事診断テスト】あなたは、「A?」or「B?」
やり方は簡単。以下7つの質問に答えるだけです。
これまでの自分の行動や思考パターンを振り返りながら、「今の自分は、Aなのか?Bなのか?」いずれかを素直な気持ちで選んでみて下さい。
B:相手を傷つけ落ち込ませる可能性が高いなら、罪のない嘘をつく必要もあると思う
B:行き当たりばったり。なるようになると考え、事前に計画を立てないことのほうが多い
B:人や場を和ませる存在になりやすく、褒め上手でもある
B:感情に訴えかけられ共感してしまうと信じてしまうかも。一方、どんなに説得力のあるデータを示されても相手とのフィーリングが合わなければ信用しない
B:仕事では、結果よりもプロセスを大事にしたい。楽しみながら働きたいし、人から感謝されたい
B:話が抽象的だと言われる。思いや気持ちを中心に話すことが多い
B:時と場合、状況ありき。ルールを守る必要のない時もあると考える
以上となります。
それでは、今から「Aの数」と「Bの数」を算出して下さい。
【結果発表】自分に合った仕事診断(ドキドキ)
さて、あなたは「A」と「B」のどちらの数のほうが多かったですか?
【結果発表】「A」の数が多かった人は?
まずは、「A」の数が多かった人の結果から発表していきましょう。
A
Aの数が多かったあなたには、『客観(Object)』の特性があります。
客観的、つまり「個人的な感情に惑わされず、客観的に物事の判断を下す傾向がある」ということです。
どんな場面であっても客観的に判断を下そうとするため、回答は常に論理的で率直。ただし、率直すぎて相手を不愉快にしてしまったり、周りから傲慢に思われることもあるようです。
それでも言っていることが「客観的な事実に基づいている」ことが多く、判断の精度や信頼度も非常に高いため、何だかんだ言っても周りから『頼られる存在』になるでしょう。
仕事においても「個人的な感情に惑わされず、客観的に判断を下そうとする」ため、自分や相手の感情よりも、その仕事において自分の下す判断が「正解かどうか」「真実かどうか」ということの方に強く意識が向きます。
そういった意味でも、「ミスの許されない仕事」は客観の特性を持つ方のためにあるような仕事だと言えます。
例えば、「人の命に関わる仕事」や「安全性を保持する仕事」などは、本人の好き嫌いは別として『能力を発揮しやすい仕事』と言えます。責任の大きい仕事ほど、個人的な感情で仕事の良し悪しがコロコロ変わってしまうような人には務まりませんよね。
他にも、「問題点を明確にして改善策を提案する仕事」などにおいても高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。例えば、会社の問題をズバッと指摘して解決に導くような経営コンサルタントなどは具体的な適職の一つと言えそうです。
また、「ものづくり」の分野でも能力を発揮できそうですよ。基本的に「結果を重視する」傾向がありますので、とびきり優良なものを生み出すことも可能でしょう。ただし、プロセスよりも結果を重視しすぎて「楽しいはずのものづくりを楽しむことが出来ない」ということにもなりがちですので、そのあたりのバランス感覚は必要になってくるかと思います。
その一方、「皆で平和に物事を進めていく仕事」などは”つまらなく”感じたり、「ルールのない自由裁量の仕事」などには、自由すぎて返って”やりがいを感じられない”こともあります。
【結果発表】「B」の数が多かった人は?
それでは、次に「B」の数が多かった人の結果を発表しましょう。
B
Bの数が多かったあなたは、『主観(Subject)』の特性があります。
主観的、つまり「個人的な価値観や感情をもとに物事の判断を下す傾向がある」ということです。
相手の気持ちを察する能力に優れており、「相手がどうしてそのような行動をとるのか」「周りの人がどんな気持ちでいるのか」など、人の気持ちがよくわかります。
ただし、どんな場面であっても主観的に判断を下そうとするので、ときに感情に流されてしまうこともあるようです。そのため、重要な仕事は任せたいけど任せられない、人はいいんだけど…、そんな「仕事を任せるにはどことなく不安な人」という立場をつくりやすいので注意が必要です。
それでも心根の優しさや人としての温かさを感じさせるところが多く、いつの間にか『安心感のある癒やしキャラ』になっていることも珍しくありません。
また、仕事においても「個人的な価値観や感情をもとに判断を下そうとする」ため、例えば「ルール」よりも『人の気持ち』を優先させてしまうことがあります。たとえ上司に怒られてもお客様第一主義を貫く、といったような人間味の深さがあるため「客商売」ではお客に愛されやすいでしょう。
例えば、店舗販売や顧客営業など、「お客様と直接のやりとりが出来る仕事(お客様に直接「ありがとう」と言われるような仕事)」は、本人の好き嫌いは別として『能力を発揮しやすい仕事』と言えます。また、お客様に「ありがとう」と言われることが何よりの財産だと心底思えたりするため、仕事も長く続くケースが多いようです。
他にも、「チーム(仲間)意識の強い職場環境」にいるとイキイキし、仕事へのモチベーションを維持し続けることが出来るでしょう。今まさに社員が一丸となって仕事を進めていくような、例えば「出来たてホヤホヤのベンチャー企業」とか、「新しいプロジェクトの立ち上げメンバーの一人になる」など、仲間意識の強い環境の中に入ると自分の新たな才能を開花させることが出来るかもしれません。
ただし、確かに「お客様と直接関われる仕事」「仲間意識の強い職場環境」は能力を発揮しやすいのですが、人の顔色を気にしすぎてストレスを溜め込んでしまうこともありますので、適度な息抜きやストレス解消などは必要になってくると思います。
一方、「ルールが細かく厳しい仕事」などは”窮屈”に感じたり、「個人プレーで行う仕事」などには”やりがいを感じられない”ことがあります。環境条件によっては「最初はよくても長くは続かない」こともありますので、事前にそのあたりの情報を掴んでおくことも重要になってくるでしょう。
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転職する勇気がない、出ない方へ
転職したくても転職する勇気がない方も多くいらっしゃると思います。
「転職したいな、しようかな」と頭では思っているのになかなか実行に移せずにいる。それはなぜでしょうか。
転職する勇気が出ない大きな原因のひとつに『自分の可能性に気づいていないから』というものがあります。
ここからは、転職する勇気がない方に向けて、ご自身の可能性に気づき、転職する勇気が持てるよう『転職を成功させる人の考え方』についてお伝えしていきます!
「自信」がどんどん小さくなっていく…
一切の水分が含んでいない新品のスポンジのようだった新入社員の頃は、新しい価値観や意見を謙虚に学び入れて「どんどん吸収できた」もの。
とんでもない成果を叩き出す実力者を前にしても、「いつか私もあの人のようになりたい!」と素直に憧れの気持ちを持てた人も多いのではないでしょうか。
いずれにせよ、結果を出せない恐怖よりも根拠のない自信と勢いが勝り、臆することなく仕事に打ち込めたはずです。
しかし、社会人になって5年、10年と過ぎれば、その様相も変わってきます。
個人差はあれどスポンジ同様に自然と吸収力も衰えてきます。そして、自分に限界を感じ始めた時、多くの人が最初の転職を考えるのです。
ところが、いざ転職を考えても「自分に可能性を見出せず、転職する勇気がくじかれてしまう」人は少なくありません。
閉じているのは可能性ではない
しかし、閉じているのは可能性ではありません。
もしあなたが「自分の可能性が閉じているように思える」のだとしたら、それは『あなた自身の心が閉じている』から。
「これは出来たけれど、あれは出来なかった」というこれまでの経験によって、あなたが主観的に判断し『可能性をどんどん狭めてきただけ』なんですよ。
例えば、「営業職より事務職のほうが向いている」とか、「頭より体を使う仕事のほうが性に合っている」とか、「優秀な選手にはなれても監督にはなれない」とか。
「向いていない、性に合わない」というネガティブな固定観念は、年齢を重ねるごとに増々硬化し、そのまま放っておくと、やがて自分の力だけではもうプラスの方向に戻せない状態になってしまいます。
自分自身で完全に自分の可能性を閉ざしてしまう前に『第三者の視点から自分の可能性について意見をもらう(見出してもらう)』ことも大切です。
自分の可能性に気づくには
自分の可能性を信じられなくなった人間は、往々にして「転職しても今より状況が上向く保証はない、むしろ今より悪化してしまったらどうしよう」などとマイナスなほうへばかり考え、不安でたまらなくなってしまいます。
その不安の原因は、『自分では自分の可能性を見出せなくなった』からです。
このことは、自分のプライドが傷つくことでもあるので、簡単に受け入れることは難しいかもしれません。
ですが、いつまでたっても行動に移せない自分がいるのならば自分ひとりだけで考えるのではなく、第三者にいろいろな意見を聞いてみるべきです。
「これまでの自分の経験は他のどんな仕事に生かせるのか?」、「これまで学んできた知識や培ってきた技術力を求めている企業はあるのか?」などは、自分ひとりだけで考えた選択肢では視野も狭く、量も少なすぎます。
ぜひ、もっと気軽に!今よりも積極的に!第三者からの意見を聞くことが『自分の可能性に気づくことが出来る最も現実的な方法』ですよ。
私はコレしか出来ないから…
私が過去に転職の悩み相談をお受けした方の中に「大学を卒業してから事務職一筋で10年間働いている」という女性がいました。
とは言っても、仕事の正確さやスピードの面で同僚よりも劣っていることを毎日のように実感しながら、辛くても我慢して働き続けてきたそうです。
それでも本人は「私にはこの道(事務職)しかない」と仰っていました。
しかし、いざ私が彼女の適職診断を行うと、、、『営業職が向いている』という意外な結果が出たのです。
その時はまだ彼女も「まさか…」と少し苦笑いされていましたが、それから3ヶ月後に前々から興味があった住宅展示場での反響営業の仕事に思い切って転職されました。
その後、「毎日がとても充実しています。お客さんと話をするのがこんなに楽しいとは思っていませんでした。すぐ現場に立たされて最初はドキドキしっぱなしでしたが、実は、転職して1ヶ月半くらいで1件売れたんです!上司からも筋がいいと褒められました!給料も前職よりずっとアップしました!」と、元気に跳ねるような声で近況報告を頂きました。
彼女の可能性は閉じてなどいなかったのです。
彼女だけが特別な例ではありません。私は今までに数え切れないほど同じようなご相談や成功されたお声を頂いてきました。
「自分はこの仕事に向いている!」「自分はこの仕事には向いていない!」と自分だけで決めつけてしまうのは、自分の才能と可能性を追求しているようで、実は『狭めている』のではないでしょうか。
転職成功者の共通点とは
自分の可能性に気づくコツを掴み、転職する勇気が湧いてきましたでしょうか。
私の知る転職成功者のほとんどは、『自分だけで自分の可能性を決めつけなかった人』です。
誰かに才能を買われて引き抜かれたり、エージェントや良き理解者から客観的な才能を見出されて最適な仕事を紹介されたりしながら、自分の可能性を広げています。
あなたの可能性もまた自分が思っている以上に開けているもの。ぜひ、ご自身の可能性を信じて転職活動に臨んで下さいね。