あなたも同じようなことを聞いたり考えたりしたことはありませんか?
こんにちは、BPLaboです。
今回は、過去に頂いたご相談内容に回答していくかたちで、『年齢と転職』についてお話したいと思います。
【適職診断】自分に合った仕事探し「質問7つに答えるだけ」友人から「35歳を過ぎると転職は一気に難しくなるよ」と言われて不安。
短大を卒業後、10年ほど事務職(正社員)として働き、30歳で一度目の転職をしました。
それからは我慢の日々で、理不尽な仕事の振られ方、日常茶飯事のパワハラ、社員同士の希薄なコミュニケーション、何とも言えない孤独感を常に感じながら8年が過ぎ、そろそろ自分のためにも環境を変えたいと考えています。
でも私はもう38歳です。38歳で転職することに不安しかなく、なんだかんだ自分に言い訳しながら結局今も転職活動していません。
友人からも「35歳を過ぎると転職は一気に難しくなるよ」と言われ、よりいっそう不安が大きくなっています。
私の年齢ではもう転職は無理でしょうか?
雇用形態は正社員でなくてもいいです。贅沢は言いません。
何かアドバイスを頂けると助かります、宜しくお願いします。
このようなご相談を頂きました。
同じような経験やお悩みをお持ちの方は、わたしがポポさんに回答した内容を参考にしてみて下さい。
“35歳の壁”は心象でしかない
「35歳を過ぎると転職が一気に難しくなる」というご友人の意見は、転職しようとする人の耳に必ずと言っていいほど入ってくるネガティブ情報です。
ポポさんは今38歳ですから、転職活動への一歩を踏み出す勇気が挫かれてしまうのも無理はありません。しかし、実態とは少し異なる点もあります。
なぜなら、私はこの目で実際に40歳クラスの転職成功者をたくさん見てきた(今も見続けている)からです。
人財業界にいると「若い人財のほうがマッチングが容易」というコンサルタントやエージェント目線の素直な意見を耳にします。現場でマッチング活動をする彼らにとって、その感覚は真実なのでしょう。
しかし、それはアラフォー世代の転職実態そのものではありません。単なる心象に過ぎない部分もあるのです。
企業側の本音
人財業界が、『アラフォー世代のマッチングに難しさを感じる主な要因』は、条件面の折り合いがつかない点にあります。
- 雇用形態
- 給与
- 勤務時間
- 通勤時間
- ポジション
- 業務内容
- 福利厚生 など
一方、応募者の即戦力レベルを見極め、それに見合った条件で手を打とうとするのが企業側の判断基準です。
譲れない条件を緩和する
採用側の基準を無視した条件を悪気なく提示してしまうアラフォー転職希望者は実は結構いるんです。
希望条件を履歴書の備考欄に記入したり、面接で「今のうちに何でも言って下さいね」と誘導されてつい伝えてしまったり…。
重ねてきた年齢と共に成長したプライドや体力的な不安などがそうさせてしまうのかもしれません。気持ちはとても理解できるのですが、この対応はあまり賢明ではありません。
採用側の基準を無視した条件提示をすれば、受け入れてもらい難くなるのは言わずもがなですよね。
この機会に、自分が望む働き方や条件などを洗い出し、譲れない条件だったものを緩和できないかトライしてみてはいかがでしょうか。
適度な自信をつくる
精力的に転職活動するには、適度な自信が必要です。「どうせ私なんて…」「何の取り柄もない私が…」という自分に対する不信は転職活動を阻害する最大の要因になるからです。
とはいえ、自信は気合で生み出せるものではありません。私が考える手っ取り早く自信をつくる方法は『自分自身の棚卸し』をすることです。
これまでの実務経験や身に付けてきた職業能力などを整理し、自分が持っているもの、長所や強みを改めて認識すると、不思議と適度な自信が持てるようになります。
「あんな無茶な業務をよくやり切ったもんだ、今では考えられない…」「結構いろんな経験を積んできたんだなあ、びっくり!」など、仕事人生を振り返り、自分が歩いてきた軌跡に肯定的な意味づけをするよう努めてみましょう。
年齢は経験の豊富さをアピールできる自分の強み!38歳になったポポさんだからこそ説得力が増すアピールポイントもあります。ぜひ一度、じっくり時間をかけて取り組んでみて下さい。
転職の悩み解決!転職を成功させた3人の女性の秘訣とは?