成功者は、「自分に向いている仕事を他人に決めてもらっている人」。

成功者は、「自分に向いている仕事を他人に決めてもらっている人」。

今回は、『仕事の向き不向きを判断する方法』について解説致します。

 

大森篤志

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

 

人は、何を根拠に「自分の向き不向き」を決めつけちゃうの?

Aさん
私、営業だけは絶対に向いていません!
Bさん
数字に弱いので、私には経理の仕事は絶対に無理です。

 

こんなふうに「その仕事は自分に向いていない」と簡単に口にする人は多い。しかも、「絶対に!」などと強く否定する癖まであります。

しかし、自分がどんな仕事に向いているか向いていないかなんて、本当に自分自身で正確に判断出来るものなのでしょうか?

ここで、適職診断のプロフェッショナルでもある私の意見をズバリ言わせて頂きます。

実は、『ほとんどの人が自分の向き不向きを錯覚している』と言っても過言ではありません。

例えば、人と話すことが大の苦手だった人が、有無を言わさぬ辞令により製造部から営業部へ異動になった女性がいたとしましょう。

 

女性
営業の仕事なんて、私に出来っこない・・・

 

そんな気持ちでいっぱいだったものの、仕事だから仕方ありません。どうにかこうにかしぶしぶと営業活動を始め、苦手だった他人との会話にも少しずつ慣れ始めた頃、ひょんなことから契約が取れたり、突然お客様からお礼の電話や手紙をもらったりすることも珍しくはありません。

そうなると、不思議な感覚を持つようになります。

裏舞台で黙々と製造ラインの管理業務をこなす仕事が自分に合っていると思っていたのに、表舞台で忙しく立ち回る仕事の方が自分に合っているのかも?と思い始めるのです。

契約が取れた、感謝された等のポジティブな出来事をきっかけに、営業の仕事がどんどん楽しくなっていく。そんな経験をして今を輝かせている人は意外にも少なくありません。

私たちが自分の向き不向きを判断する時、そのほとんどは「向いているか、向いていないか」ではなく、

  • 出来そうか、出来そうにないか
  • 抵抗があるか、ないか

などという「気分の問題」で判断をしていることが多いということなのでしょう。

 

自分の向き不向きは、他人に決めてもらった方がいい!?

ここで、二人のある有名人の話をしたいと思います。

まず一人目。

「内気な性格で自分を表現するのが苦手だった」

そう話すのは、男性アイドルグループ・V6のメンバーである岡田准一さん。

「20才になったらジャニーズ事務所を辞め、中学校の社会の先生になりたかった」とも明かしています。

そんな岡田さんですが、2014年にはNHK大河ドラマ「黒田勘兵衛」の主演を務め、2015年には映画「永遠の0(ゼロ)」で日本アカデミー賞『最優秀主演男優賞』を受賞するほどの名俳優になっています。

彼自身の「過去の発言」と「現在の実態」を照らし合わせてみれば一目瞭然ですよね。周りから「あなたの向いている仕事はこっち!」と導いてもらう機会に恵まれ、岡田さんご自身の向き不向きに関する考えが大きく変わったことは想像に難くありません。

次に二人目。

欽ちゃんこと萩本欽一さんとコント55号を結成し、「飛びます、飛びます!」のギャグで一世を風靡した故・坂上二郎さん。

坂上さんはNHKのど自慢コンクールで鹿児島県代表に選ばれ優勝したのを機に、歌手を目指し上京しています。

「俺の向いている仕事は歌手以外に考えられない!」と頑に信じていたに違いありません。しかし、歌手としてはさっぱり売れず、諦めかけて大型免許を取って転職しようとした矢先、欽ちゃんとの偶然の出会いがコメディアンとしての道を切り拓いたのだそうです。

 

成功者は、自分に向いている仕事を他人に決めてもらっている。

今も表現者として輝き続ける岡田准一さん、そして、伝説のコメディアンとして永遠の名を刻んだ故・坂上二郎さん。

こうした成功者の多くは、初めから自分の向き不向きを正確に知っていたのではなく、『他の誰かから自分でも気付かないでいた才能を見出されて導かれる』という貴重な経験があっての今であることも少なくありません。

「コレに向いている!」「コレには向いていない!」と自分だけで決めつけてしまうのは、自分の才能と可能性を追求しているようで、実は『狭めている』のではないでしょうか。

自分の向き不向きは、自分ではなく『他人に決めてもらうモノ』なのかもしれませんよ。


大森
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