大森篤志からの回答内容
私の記事を読んで頂きありがとうございます。(【寂しさ・孤独感の解消方法】不安を克服する必要はありません。)
めぐむさん、あまり無理に孤独感を抑圧する必要はないと思いますよ。
人間には感情がありますから、生きている限り、孤独という感情も大なり小なり誰もが抱くものです。
孤独を感じるタイミングもシチュエーションも人それぞれ。向こう5年間は孤独を感じないという人もいれば、今日は何とか孤独であることを忘れることが出来ても明日はわからないという人もいます。めぐむさんのように昔からずっと孤独を感じているという人も当然いるでしょう。
そもそも、孤独感を消そうとする発想自体が間違っているのかもしれません。
『孤独感は消すものではなく、単なるエネルギー』そう考えたほうが賢明です。
事実、めぐむさんが孤独を感じたからこそ、こうして私に相談メールを送るという行動に至ったわけで。孤独感がめぐむさんを突き動かすエネルギーになっていることは間違いありません。
孤独感というエネルギーにも使い道があるということですね。
スタートラインに立つ。
まず、自分の抱えている孤独感を「不要な感情」として扱わないことがスタートラインです。
こういう考え方を自分自身の意識にすり込み続けていけば、やがて「自己受容とはこういうことか」と実感できる時が来るものですよ。
それと、本気で孤独感を小さくしたい場合は、とっておきの方法があります。ただし、それも『行動しなければ』効果はありません。何事もそうですが、『頭で理解するだけでは、人は変われない』のです。
(※こちらの記事も参考にしてみて下さい「変わりたいのに変われない人の理由と変わる方法」)
とっておきの方法とは
ずばり!『ボランティアに参加する』ことです。
例えば、(孤独を感じているであろう)一人暮らしの高齢者をサポートするとか、身寄りのない子供たちの世話をするとか、そういう活動をするのもいいかもしれません。なぜなら、自分と似た境遇や悩みを持った人を助けることが、自分を助けることにもなるからです。
肝心なのは、めぐむさんが『与える側になる』ことです。
孤独感というエネルギーをどう使うか聞かれたら、私は迷わず『誰かを癒したり、助けたり、喜ばせたりするために使いましょう!』と答えます。
ボランティアは無理と言うなら、誰かの肩を揉んであげて下さい。身近な人には気恥ずかしくて出来ないという場合は、マッサージなどの仕事に就いてみるというのも一つの方法です。
難しい場合は
誰かに「ありがとう」と言ってみて下さい。
まずは、コンビニでお会計を済ませた時に店員さんへ「(心を込めて)ありがとう」と言ってみてはいかがでしょうか。近所のスーパーで食材を買った時も、洋服を買った時も、パスタを食べてお会計をする時も、「ありがとう」を誰かに与えることができるチャンスです。
それも難しいという場合は、大きな公園などあまり人に見られない場所で、地面に寝転び抱きついてみて下さい。
「えっ!?」と思うかもしれませんがあまり深く考えずにとにかくやってみて下さい。地球と抱き合うイメージで。
広い芝生のある公園などならば変な目で見られる心配はありません。単純に芝生の上で寝転ぶのって気持ち良いものです。
手が回らないほど大きな巨木でもいいですよ。何かと繋がっている感覚を持つようにトライしてみましょう。
他にも、私の著書「おとな女子のためのさみしさくんのトリセツ」では、孤独感や寂しさを癒やす53の方法(具体的な行動)を掲載していますので、もしよろしければ読んでみて下さい。驚くほど簡単なものばかりですよ。
既にめぐむさんは一人ではありません
全部試してみて、それでも何も変わらないという場合は、またご相談下さい。
少なくとも、私をはじめ、本回答記事を読んで下さっている方たちは、めぐむさんの悩みを共有しています。
つまり、既にめぐむさんは一人ではありません。そういうことをイメージしながら、ご自身の孤独感を受容し、感謝してみて下さい。めぐむさんの孤独感は決して不要な感情ではないのです。