今回は、『働く女性のためのキャリアアップ・転職成功方法』について解説いたします。
こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。
最近は特に、多くの女性から「キャリアアップ・転職を成功させる為に、どのようなスキルを身に付けた方がいいのか?」というご相談を受けることが増えてきました。
みなさんそれぞれに考えがあり、
- TOEIC800点以上の語学力を身に付ける
- 自分のキャリアに箔が付くような資格をとる
- 転職の知識を深める為のセミナーや面接マナー研修などに参加する
など、具体的に考えている方も多いようです。
社会人として5年ほどの経験を積んだ頃になると、多くの方がふとそんなふうに考え始めるのでしょう。
もちろん、スキルは大事です。未来を輝かせるための武器を身に付けておくに越したことはありません。
しかし、スキルはあくまでも「ハウツー」にすぎず、実際には「現場レベルで今すぐに役に立つ」というものばかりではありません。
現場レベルで今すぐに必要になってくるのは、ハウツーよりも、むしろ『変化に対応できる柔軟力』なんですよ。
だから、多くの人はドツボにハマってしまう。
こんな例があります。
学生時代に1年間の海外留学を経験し、英語がペラペラなAさん。Aさんは、その能力を活かす為に海外との取引事業がある会社に就職しました。しかし、わずか半年で会社が海外事業から撤退。Aさんは「今の会社にいては自分の能力を活かせない」と、すぐに転職しました。
当たり前ですが、転職したところで最初からなんでもAさんの思うようにはいきません。案の定、転職先の事情もあり、Aさんの第一希望ではない部署へ配属させられることになったのです。
するとAさんは「これでは意味がない」と感じ、またすぐに転職。そんなことを何回か繰り返し、結局は自分の能力を活かせる仕事に就くことが出来ず、気力を失い、もうかれこれ1年以上もフリーターの状態だと言うのです。
これが『英語を話す能力を活かすことにこだわるあまり、仕事が一向に安定しない』という代表例です。