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「思うようにいかない」「思うように出来ない」人の理由と対処方法

働く女性「営業、接客、販売」ノウハウ、コツ、コラム

物事が思うようにいかない人の多くは、頻繁に「~できない」という言葉を無意識的に使っています。

大森篤志

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

例えばこんなふうに。

  • 自分に自信を持つことができない
  • お客様とうまく会話をすることができない
  • 自分の意見を伝えることができない
  • 成果を上げることができない
  • 求められる行動をとることができない
  • 相手を叱る(褒める)ことができない
  • 物事をポジティブに捉えることができない etc…

対処方法は?

心理療法の一つに『ゲシュタルト療法』というものがあります。

過去にはフォーカスせず、“今”にフォーカスし、今のありのままの自分を肯定的に捉え・認識していく代表的な心理療法の一つです。

その考案者であるユダヤ人の精神科医『フレデリック・パールズ』はこう言っています。

「”できない”のではなくて”しない”だけである」

つまり、、、

「できない」のではなく『しないことを選択している』

これには、私も同感です。

しないことを選択することに何かしらのメリットがあるのでしょう。

例えば、相手を叱ることができないのであれば『相手を叱らないことによって嫌われて傷つくことから自分を守ることができる』というメリットがあるのです。自分を守るための強い“信念”になっている場合も多いようですよ。

過去に裏切られた、無視された、否定された。そんな強い“人格を否定されたように感じたショック・嫌な思い出”によって心が完全に閉ざされ、「しなければ傷つかずに済む」と信じて疑わない状態がつくられてしまった可能性もあります。

「思うようにいかない」「思うように出来ない」人の理由と対処方法2

結局は、傷つくことから自分を守るため。

やはり、『”できない”のではなくて”しない”だけ』なのです。

例えば、こんな質問をされたとします。

「転職したら給料が今の3倍になるとしたら、あなたはどんな気分になりますか?」

もちろん「やった!」と嬉しくて飛び跳ねる人もいると思います。その一方で「えっ、3倍?」とどこか不安に思う人もいるでしょう。

不安に思うのは、以前に両親から「お金のなる木はないのよ!」「お手伝いをしないとお小遣いはもらえないのよ!」「お金を得るのは簡単なことじゃないんだぞ!」などと叱られたり、言い聞かされたりしてきたからかもしれません。

そのまま大人になった人は「きっとめちゃくちゃ大変な仕事が待ち受けているに違いない…」と考え、つらい仕事を回避しようという心理が働き、結局は「動かない」、つまり『しないことを選択する』ようになるのです。

実は、過去の苦く嫌な出来事に心が引っ張られて『しないことを選択している』場合がほとんどなんですよ。

今あなたの抱えている「できない」という不安は、今の問題に対して働いているのではなく、過去の問題に対して働いています。

「思うようにいかない」「思うように出来ない」人の理由と対処方法3

「今の問題とはまったく関係ない」ということに気づかない限り、解決しない問題なんですね。そんな「思い込み」をいつまでも大事に握りしめている必要は、もうないんですよ。