今回は、頑張りすぎちゃう働く女性に向けて、誰もがすぐに取り入れることが出来て習慣化しやすい『脳を休める5つの方法』をお伝え致します。
そんな方はこれから私が紹介する方法を参考にしてみてください。
1.アラームを設定する
仕事の終業予定時刻にアラームをセットしておきましょう。
アラーム音を耳で聞いたり、振動を肌で感じたりすることで、ONモードからOFFモードへ切り替わりやすくなります。腕時計タイプのウェアラブル活動量計などを利用するのもいいでしょう。
アラームの音や振動によって、大多数の方が、学校のチャイムや試験官の「はいそこまで!」という合図に反応するのと同じような、終わった〜!という感覚を実感できるはずです。
この方法は残業続きの人にもすすめです。
時間がダラダラと過ぎてしまわないようにアラーム機能を活用してみて下さい。「残業の終わり時間を決める」だけでなく『終わりを体感できるようにする』のがコツですよ。
実際、「残業は20時まで」とアラームを設定して取り組んだおかげで、『これまでの半分の残業時間でこれまでと同じ業務量を処理することが出来た』という事例もあります。
いずれにしても、仕事の時間は時間を決めて集中して取り組み、休息の時間は“仕事のことを一旦忘れて脳をリラックスさせる”ことが、次の日まで疲れを残さない秘訣です。
また、仕事が終わって帰宅する電車の中では「世界観にどっぷり浸れる小説を読む」、帰宅したら「ラウンジ・ミュージックを聴きながら大好きな趣味雑誌をめくる」、休日の前日は仕事帰りに「一人で映画を観に行く」「スパでリラックスする」等、ONとOFFを切り替える自分なりの“儀式”を持っておくのもいいでしょう。
2.自然の中に身を置く
ほとんどの方は「休日を利用して」ということになるかと思いますが、自然(できれば、大自然)の中に身を置き、新鮮な空気を吸い、小川の流れる音や小鳥のさえずりを聞き、平和な雰囲気を感じることをオススメします。
「休日くらい家でゴロゴロしたい…」という気持ちもよくわかりますが、それでは結局のところ日常モードからは解放されません。
ポイントは、非日常。大自然のスケールを体全体で感じると、日常・仕事で起きている出来事が「ちっぽけ」に思えてくるものです。
きっと、クヨクヨしていた自分にさよならをすることが出来るでしょう。考えすぎてしまう傾向がある人には特にオススメですよ。
3.本物の美に触れる
こちらの方法も本格的に実践するには「休日を利用する」ほうが効果的です。インターネットを利用してバーチャル体験をしたり、購読している旅行雑誌を眺めて旅行気分に浸るのも悪くはありませんが、やはり現地を訪れて実際に本物を見るのが最も効果的でしょう。
日本各地で季節ごとに咲く色鮮やかな花々、空気の澄んだ日に海の水平線から昇る朝日、より美しく見せるための演出が施された美術館などで観る絵画や写真、息を飲むほどに美しい絶景の数々など、休日には積極的に様々な本物の美に触れるよう心がけてみて下さい。
あなたが美しいと表現できるものであれば、その対象が音楽であっても、演劇であっても構いません。
「美しい!」という感動は、脳にも心にも良い影響を与えてくれます。
4.自分だけの時間を持つ
誰にも邪魔されない自分だけの時間を意識的に確保することで、余分な情報(社会的ノイズ)によって生じる思考や行動への悪影響を小さくすることができます。
例えば、寝る前の30分間はソファーに座って本を読む、朝の10分間に瞑想やマインドフルネスを行う、ランチタイムが終わるまでの残り5分間はヘッドフォンで大好きな音楽を聴くなど、“自分だけの世界に浸れる環境をつくる”よう心がけてください。
自分の心地良いことに集中すると脳は喜びます。自分だけの時間は一日の中に組み込むのが理想ですが、難しいようであれば、四半期に1回のペースで連休で有給休暇を取得して1泊旅行するなど中長期的な計画を立てるといいでしょう。
5.自分のルーツに帰る
故郷(ふるさと)への帰省は1年に1回、あるいはそれ以下という社会人は珍しくありません。仕事が忙しすぎて5年帰省できていない人もいます。
それゆえに、毎日が息をつく暇もなく流れる社会環境から解き放たれて帰省した時の反動、いわゆる“ぐうたら感”はかなりのものが(笑)、休むことを許されなかった脳がようやく休息を得た状態と言ってもいいでしょう。
ここで知っておいて頂きたいのは、自分のルーツに帰る(原点回帰する)と脳がホッと一息ついて本来の自分を取り戻す効果が期待できるということです。忘れかけていた初心を取り戻せることもあるでしょう。
幼少期を過ごした思い出の場所には安心感が宿ります。ご実家に限らず、母校、かつてのアルバイト先、よく家族で行った旅行先など、あなたにとっての安心が宿っている場所はきっとあるはず。
- アラームを設定する
- 自然の中に身を置く
- 本物の美に触れる
- 自分だけの時間を持つ
- 自分のルーツに帰る