何もかもうまくいかない時の人間心理と、抜け出す方法。

何もかもうまくいかない時の人間心理と、抜け出す方法。

 

自分の信念が災いを招くこともある。

 

大森篤志

 

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

 

誰にでも思考範囲が狭くなる時がある。

人の心というものは、本人のメンタルが強い弱いということに関係なく、その場の状況や相手との関係に大きく影響を受けるものです。銃口を向けられたら恐怖で動けないのも、業界の大物と会う時に緊張で手に汗握るのも、人の正常な『心の反応』と言えるでしょう。

実はそこに、本テーマ「うまくいかない時の人間心理と、抜け出す方法」のヒントが隠されています。その一つが、人が強い恐怖や不安などのストレスにさらされると『心は人の思考や行動を制限してしまう』という事実です。

このことを心理学では、よく火事場での事例を引用することがあります。ご存知の方も多いと思いますが、わかりやすい事例ですので改めてご紹介しておきましょう。

例えば、マンガ喫茶で家事が起こり、店内に煙が立ち込めてくると、店内にいる人たちは外へ脱出しようとします。一斉に出口に殺到し、誰もがドアを開けて脱出を試みようとするのですが、どういうわけか「どんなに屈強な男がドアノブを回し押しても開かない」ということが起こります。なぜなら、そのドアは引いて開けるものだからです。

この事例を聞いて「そんなバカな」「ちょっと考えればわかるはず」、おそらくそう思われたのではないでしょうか。

しかし、パニックに陥っている時の人間は『ちょっと考えればわかるものでもわからなくなる』ものです。「一つの方法に固執し、別の方法を試すことすら出来なくなってしまう」のは想像に難くありません。

 

何もかもうまくいかない人の『負の心理スパイラル』

命に関わるほどではないにせよ、先ほどの火事場の事例と同じようなことが、私たちの日常でも起こっていると考えてください。

例えば、成功体験を持つ人の中には、その時と同じ方法(自分が正しいと思い込んでいる方法)で新しい物事に臨み、それがうまくいかなかった時、「この方法でうまくいかないはずがない」と考えてしまう人がいます。

過去の成功体験に固執せず、別の方法を考えたり試したりと柔軟に思考を働かせることが出来ればいいのですが、「自分の行いは正しい」と思い込んでいるため、それがなかなか難しいのです。

自分の身に問題が起こった時、大多数の人は「自分自身が正しいと思える方法」で解決しようとするはずです。

しかし、それも程度問題。その方法に自信があればあるほど、それでうまくいかないと今度は「自分自身を否定された」ような気持ちになるものです。そうなれば、「自分は正しい、間違っていない」ということを証明しようと、ますますその方法にこだわるようになるでしょう。しかし、当然ながら、それではいっこうに問題は解決しません。そんな状態が続けば自信を失い、悩みやストレスに溺れることになります。

まさに『負の心理スパイラル』、何もかもうまくいかない人の心理が如実に表れています。

 

最後に、大事なこと。

自分なりの信念を持つことは必要なことですが、それが『自分自身の思考や行動を制限している』ようではうまくありません。

もう一度、ご自身の信念「こうあるべきだ」についてよく考えてみましょう。

自分の中の正論にこだわりすぎて、物事がうまくいかないようなことが現実に起きてはいませんか?『押してもダメなら引いてみな』と言うではありませんか。今よりも柔軟に思考を働かせてみましょう。きっと、何もかもうまくいかない今の状態から抜け出せますよ。

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