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「職場の人間関係が最悪!めんどくさい」ストレスで倒れる前に改善・対処法

「職場の人間関係が最悪!めんどくさい!」ストレスで倒れる前の改善・対処法。

職場の待遇に不満を抱く従業員はたくさんいます。「給料が低い」とか「残業が多い」など、不満をあげればキリがありません。

とはいえ、それでも「今すぐ会社を辞める」という決断をする人は少ないものです。待遇に多少の不満はあったとしても、どうにか自分を納得させて働き続けている人がほとんどでしょう。

しかし、そこへ『人間関係のストレス』が加わると・・・

それまでなんとか持ちこたえていた心の壁に亀裂が入り始め、あっけなく破裂してしまうことも珍しくありません。それほどまでに人間関係のストレスは負荷が大きいのです。

多くの人にとって「仕事が楽しい!」「今の仕事を続けていきたい!」と思えるかどうかは『職場の人間関係次第である』と言ってもいいでしょう。

BPL Woman Editor

こんにちは、BPLaboです。

本記事は、私が過去に職場の人間関係で悩む3人の女性から「実際に相談されたリアルなお悩みに基づく回答内容」となっています。

その後、3人からは「仕事に専念できるようになりました!」「職場の人間関係に振り回されて、また同じ失敗を繰り返すところでした。もう大丈夫です!」「職場のパワハラやモラハラに屈さず、正しい方法で対処することが出来ました。安易に退社を選択しなくて良かった!」と、とても良いご報告を頂きました。

もしも今、あなたが職場の人間関係でお悩みなら、本内容をぜひ解決のヒントにしてみて下さい。

相談①「ベテランの女性社員が毎日のように嫌がらせをしてきます…最悪です!」

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回答・対処法

ベテランの女性社員、いわゆる「お局(おつぼね)」ですね。

まず、大事なのは『お局に対して感情的にならないこと』です。

過敏に警戒したり、敵意を燃やしたりしてはいけません。あなたが感情的に反応すればするほど、お局も負けじと嫌がらせをエスカレートさせるからです。

とはいえ、無理して仲良くなろうとする必要もありません。

下手に敬遠したり、親密になろうとするよりも『適切な距離感で付き合う』ことが大切です。

その「適切な距離」をつくる方法はとてもシンプル。『お局様の嫌がらせは柳のように受け流し、自分の仕事を淡々とこなす』ことに尽きます。

最も賢明で確実な方法は、お局からどんなに悪意に満ちた嫌がらせをされても、素直な後輩を演じながら「はい、気をつけます!」「すみませんでした!」「ご指摘頂きありがとうございます!」などと事務的に答えることで心に線を引き、せっせと『自分の仕事に専念する』ことです。

嫌がらせに屈せず淡々と仕事をこなすあなたを見ると、お局は戦意を喪失するんですよ。

いじめや嫌がらせは、それをしても相手に何の変化も与えられないことがわかった途端になくなるもの。身勝手甚だしい理由ではありますが、それが「いじめや嫌がらせをする加害者の心理的構図」でもあるのです。

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相談②「職場の同僚(私より3つ先輩)が執拗に嫌味を言ってくるので困っています…めんどくさい!」

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回答・対処法

ストレスであなたの気力がなくなる前に、できるだけ早く『あなたの直属の上司に相談』して下さい。

但し、相手に気づかれないよう極秘に相談すること。下手をすると「いたずらに嫌がらせをエスカレートさせてしまう」こともあるからです。

可能であれば、上司の対処の仕方についても『具体的な注文を付けておく』ほうが賢明かもしれません。

例えば、指導する際は「部下に相談されたからではなく、上司自身が気づき、上司自身の判断で行っていることを強調してもらう」ようにお願いしておくのも一つでしょう。

上司への相談は感情的にではなくちゃんと頭で整理してから

また、人は相談するとき「感情的になりやすい」ものです。そのため、内容が上手く伝わらないことも。

『いつ、どこで、どういう状況の時に、どんな言動を受けたのか、それを見たり聞いたりしていた人は他にいるのか、それによって仕事にどのような支障が出ているのか』など、予め情報を整理してから相談することも大切ですよ。

相談内容の信憑性を高めるには、相手の嫌がらせ発言を録音したICレコーダーを持参することが出来ればベストですが、それが難しい場合は、時系列にわかりやすくたメモ等を提示しながら相談するといいでしょう。

上司の後ろ盾を得た後は、これ以上相手にエネルギーを浪費せず、淡々と自分の仕事をこなしていきましょう。エネルギーは『自分の仕事に注ぐべき』ですよ。

嫌がらせをする人の心理

職場でいじめや嫌がらせをする人ほど、実は「不安を抱えている」もの。あなたの3つ先輩ともなれば「後輩に自分の居場所を奪われたくない」「職場では後輩よりも優位な立場でありたい」という不安を抱えていても不思議ではありません。

嫌がらせをする先輩の心理をシンプルに表現すると『自分自身の中にある不安を嫌がらせという手段を使って吐き出しているだけ』なのです。

とすれば、いちいち反応するのがいかに無駄なことかよくわかるはず。どうせ反応するなら、いっそのこと『相手の欲求を満たす』ような反応をしましょう。

先輩に対する敬意を小まめに言葉で伝えるといいですよ。例えば、「私にない視点でアドバイスを下さりありがとうございます。またご相談させて下さい」などと、先輩の経験や知識を少し大袈裟なくらい褒めるのです。

あとは何を言われても口角を上げながら感情的にならずに自分の仕事を淡々とこなすだけです。続ければ必ず先輩の嫌がらせは止まるはずですよ。

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相談③「上司から頻繁にパワハラを受けて精神的にきつい。退社も考えています…」

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回答・対処法

きっと出勤するのが嫌で嫌でたまらないのではないでしょうか。

しかし、それであなたが退社するなんて人が良すぎると思いますよ。

「退社することで問題を解決させる」というやり方は、あくまでも最終手段にするべきでしょう。

パワハラ上司がおとなしくなる相手を探して相談

まずは、たとえパワハラ上司であっても「この人の言うことだけは絶対に聞く」という『パワハラ上司が子犬のようにしっぽを振る相手(例えば、役員や社長など)』を探して相談しましょう。

平社員が経営幹部に相談しようとすると「仕事の利益につながらない相談なんて出来ない」と強烈な抵抗を示すものですが、パワハラによる被害者が増えている現代社会では、利益を生む提案と同じくらい「内部の職場環境情報」も重要です。

その相手が直接あなたの相談に乗らなくても、別の相手を立ててくれたりするものです。いずれにせよ、パワハラ問題を無下にされることはありませんのでご安心下さい。

実際に実践してみるとわかりますが、面白いくらいパワハラ問題にメスが入りますよ。本当に困った時こそ、目上の人の職権を有効活用するべきではないでしょうか。

「部下の戯言」にされないように

しかし、あなたの相談に重みと信憑性を持たせるためには、やはり『具体的な記録を提示しながら』相談する必要があります。

パワハラ上司のそのまた上司に相談するわけですから、社長決済を頂く位の気持ちで事前にそれなりの説得材料を揃えておきましょう。

せっかく意を決して相談しても「部下の戯言」と軽くあしらわれてしまうと、返ってあなたの立場が危うくなりかねません。そうなると、絶望感に襲われたあなたは、きっと泣き寝入りすることしか出来ないでしょう。

相談相手の協力が得られるかどうか。後ろ盾になってもらえるかどうか。それらはすべて『相談内容の信憑性にかかっている』ことも心得ておいて下さい。

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おわりに

万が一、誰にも聞き入れてもらえず会社に見捨てられたとしても、退社する覚悟のある人には他の選択肢があります。例えば、労働組合、あるいは労働基準監督署の助けを借りることです。

職場のパワハラ問題には国(厚生労働省)も目を光らせています。パワハラで大きな不利益を被っている場合は、自分の正当性をしっかり伝えて下さい。勇気を持って声をあげましょう。

「その声はとても小さくて社会には届かないもの」では決してありません。一声でも相当数集まれば、社会を変える力になるのです。