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職場で起きているのはどっち?「パワハラ?」or「モラハラ?」

今回は、『職場のパワハラとモラハラ』についてお伝えいたします。

大森篤志

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

私のもとへ寄せられる「職場のパワハラ・モラハラ相談」の件数ですが、ここ最近は年間200件を超えています。

国を挙げて女性活躍を推進している今、これからも働く女性の抱える問題は増えていくことでしょう。そんな中、私は先日ある相談者から次のような話をお聞きし、よりいっそう危機感が増しました。

相談者
実は私、大森先生のブログ記事を読んで初めてモラハラというものを知りました。私は今までずっと酷いことをされていたんだと今になってようやく気づきました。でも、私の場合は、それがパワハラなのかモラハラなのかわかりません。

 

ここ数年でパワハラやモラハラは大きな社会問題となり、新聞やニュース、ビジネス誌などでもこれまでたくさん取り上げられてきました。

それでもモラハラを最近知ったという女性が多く存在しているという事実に私は愕然としつつも、もっとパワハラやモラハラの実態について発信していかなければ、知らず知らずのうちにハラスメントという毒に冒されてしまう働く女性が増えてしまうかもしれない、という危機感と使命感も沸き上がった、というわけです。

職場のパワハラとは?

まずは、職場のパワハラについて理解を深めておきましょう。

職場における「パワハラ(パワーハラスメントの略)」とは、優位な立場の人(上司など)が、その優位な立場を利用して、自分より立場の弱い人(部下など)に対して行う嫌がらせのことです。

以下に、職場におけるパワハラの特徴を10個ご紹介しますので、今のあなたの職場環境を振り返りチェックしてみて下さい。一つでも思い当たる節があるようなら、それはパワハラである可能性が高いと考えたほうがいいでしょう。

職場におけるパワハラの10の特徴

  1. あなたのミスや失敗をいちいち取り上げ、正当な注意や叱責を遥かに超えて、人前(同僚などの前)で怒鳴り散らし、しつこく罵声を浴びせてくる
  2. あなたの人格を徹底的に否定し、明らかにあなたを叩きのめす為の言葉で罵ってくる(励ますような素振りで肩や背中などを叩いてくることも)
  3. あなたの仕事に対する姿勢のすべてを批判し、仕事のやり方も、結果も全く評価せず、とことん過小評価してくる
  4. 常にあなたのあらを探して、どんなに小さく些細な事でも”おおごと”にして批判してくる
  5. あなたの能力や資格に見合わない雑用ばかりを強いてくる(時には、あなたに仕事を与えないことも)
  6. あなたを閑職(仕事の少なく暇な職務、全く重要でない職務)に追いやろうとする
  7. 明らかに達成不可能な過大ノルマを課してくる(わざと未達成にさせ、それを口実にあなたを叱責してくる)
  8. 明らかに残業必須になるであろう業務量(または仕事)を命じられる(あなたが残業出来ない日をわざと狙ってくることも)
  9. 業務遂行にあたり必要不可欠な指示や情報をあえて曖昧に伝え、あなたにミスを起こさせる(それを口実にあなたを叱責し、何度もやり直させることも)
  10. あなたの必要とするタイミングでは休暇を取らせず、不必要なタイミングで休暇を促してくる(場合によっては有給休暇を認めないことも)

職場のモラハラとは?

次に、職場のモラハラについて理解を深めておきましょう。

職場における「モラハラ(モラルハラスメントの略)」とは、職務上の権限などは関係なく、立場やパワーを利用しなくても行うことができる“精神的な嫌がらせ”のことです。

以下に、職場におけるモラハラの特徴を10個ご紹介しますので、今のあなたの職場環境を振り返りチェックしてみて下さい。思い当たる節が二つ以上あるようなら、それはモラハラである可能性が高いと思いますよ。

また、一つ以下でも安心しないで下さい。被害者自身がモラハラを受けていることに気づいていないだけということも十分考えられるからです。たとえ一つ以下であっても、それは氷山の一角に過ぎない可能性もあるのです。

職場におけるモラハラの10の特徴