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『自分らしい人間』と『自分らしくない人間』。
今のあなたはどちらですか?
「そもそも“自分らしい”って何?」と、まさに今、自問自答している方もいるでしょう。
また、仕事の面接・就活・転職時などに「あなたらしさは何ですか?」という質問をされて回答に困っている方もいると思います。
こんにちは、BPLaboです。
本記事では、「自分らしさとは何なのか?出し方や見つけ方」などを詳しくお伝えしていきます。
それでは早速、わたしが考える『自分らしさ』についてお話していきますね。
自分らしさを発揮すると問題は解決できる
そもそも人は自分らしく自然体で取り組むだけで多くの問題を“自分の力で”解決していけるようになります。
仕事や私生活において人のパフォーマンスを引き出す秘訣を聞かれたら、私は「自分らしさです!」と迷わずお答えするでしょう。
不思議なもので、問題解決力に優れている人ほど、それほど苦労している様子もなく、スマートに問題を解決させているように見えるんですよね。(笑)
しかし、本当はその逆で『自分らしさを発揮すると問題は解決できる』んですよ。
自分らしさは演じるもの
誤解のないようお伝えしておきますが、自分らしさは、“自分の思うがままに振る舞うこと”ではありません。それは、単に“自分よがり”なだけです。
人が生きるということは、人生という舞台で主人公を演じるということであり、自分らしさも『ちゃんと意識して演じるもの』と私は考えています。
えっ?自分らしさを演じるって?
「自分らしさを演じる???」と理解に苦しむ人もいるでしょうから、少し説明しておきますね。
あらためて考えてみて下さい。自覚的かそうでないかは別として誰もが「こういう人間でありたい」と願う姿を演じて生きているという事実を。
例えば、流行遅れのファッションや古くさいメイクにならないよう気をつけている女性は多いものですが、それは、「老け込んだ印象を与えないように、いつまでも若々しくいたいから」などという願いによってもたらされる“自然な演技”と言えるのではないでしょうか。
「いつもキレイだね」と言われて嬉しくない女性はいないはず。「キレイな自分、輝く自分」というものに自分らしさを見出そうとする女性はかなり多いと思います。
演じることは人間の自然な行動であり、自分らしさを見つける上で理にかなった方法でもあるのです。
自分らしさはどこにある?
さて、このあたりで一度ご自身に本質的な問いかけをしてみましょう。そもそも「自分らしさ」とは何なのでしょうか。探せば見つかるものなのでしょうか。少し考えてみて下さい。
私の答えは、「いいえ」です。
自分らしさは「きっとどこかにあるもの」と信じて外を探しているかぎり見つかりません。なぜなら、もともと「自分の外側には存在しない」からです。
存在するのは、自分自身の内側。『なりたい自分を演じ続けることで自ら築き上げていく内なるもの』なのです。
“なりたい自分に向かって努力を続けている時の自分が好き”という感覚。あなたにもわかるのではないでしょうか。“自分が好き”という感覚は自分らしさの一つなんですよ。
あなたの周りに自分らしく輝いている人がいれば観察してみて下さい。きっと、なりたい自分になろうと努力しているはずです。
こちらからはその努力が見えなくても、他人の見えないところで稽古に励んでいる可能性は十分ありますよね。そういう努力が自分らしさを作っていくのです。
どんな自分になりたいのか(なるのか)を自分で決めて、それに向かって演技を続けている時は、すでに他人の目なんてほとんど気にならなくなっていることでしょう。そういう状態こそが『最も自分らしい』と私には思えるのです。
「女らしさ」「男らしさ」も
余談ですが、「女らしさ」も「男らしさ」も「人間らしさ」も「自分らしさ」も、突き詰めていけば『すべて同じようなもので、かつ演じるもの』と私は考えています。
例えば、女性が「自分と関わる人が幸せになればいいな」という気持ちで行動していれば『女らしい』ですし、それが男性であれば『男らしい』のではないか、と。
また、「みんなが幸せになればいいな」と奔走する人を見て、「人間力がある、人情味豊か、人間らしい」と思うのは私だけではないでしょう。
あなたの生き方は次のうちどれ?
さて、ここからは人生や生き方の観点から「自分らしさ」に迫っていきましょう。
人生には、大きく次の3つの生き方があると私は考えています。
- 「〜しなければならない」という強制的な人生
- 「〜したい」という自発的な人生
- 自分らしい自然な人生
一つ目の「〜しなければならない」という強制的な生き方には、「ただタスクをこなす・ToDoリストに追われる」といった受動的な側面があり、苦しい生き方であることは言わずもがなでしょう。
一方、二つ目の「〜したい」という自発的な生き方には、「好きなこと・やりたいことをする」といった自由なイメージがあるかもしれませんが、ややもするとそれが「欲望のままに、わがままに生きる」という自己中心的な生き方の色を濃くしかねません。
では、三つ目の『自分らしい自然な人生』とは、一体どのような人生なのでしょうか。
自分らしい自然な人生は、強制的ではありませんし、必要以上に自発的なわけでもありません。
状況によっては「流れに身を任せる」こともあれば、「とりあえずやってみてもいいかな」という軽い気持ちでタスクに取り組むこともあります。
無理にモチベーションを上げようとする必要がないため、一時的に興奮して過剰なエネルギーを注いで燃え尽きたり、途中でやる気を失ったりするリスクが低いのです。
もちろん、自分らしく自然に生きている人たちにも情熱はあります。しかし、その情熱をいたずらに外へアピールすることはありません。その必要がないと言ったほうが適切でしょうか。
その情熱は、心の奥底から静かに湧き出てくる源泉のようなものだと考えて下さい。
とても穏やかな精神状態の中にエネルギーが満ちているイメージです。
何事にも前向きで情熱的すぎる人からエネルギーをもらえることも多々ありますが、その効果が一時的だったりする人も多いのではないでしょうか。
例えば、その時は影響を受けて一度は火がつくけれど、途中で息切れしてしまって、やっぱり自分には無理と諦めてしまうような体験です。
もし、これまでの人生で「他人らしさを自分らしさと勘違い」してきたのなら、これからは『自分の心の奥底から静かに湧き出てくる穏やかで継続的な情熱』を見つけて下さい。
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おわりに
「自分らしさとは何か?」
いかがでしたでしょうか。
自分らしさは自分の内側に蓄えられていると言い替えることも出来ます。
『これまでの自分の行動をすべて否定して、どこか全く別のところに本当の自分があると考えていては見つからないもの』です。
自分自身の軌跡から目をそらさないことも大切ですよ。きっと自分らしさを見つけるヒントが隠されているはずです。