本記事では、『賢い断り方・NOの言い方』をご紹介致します。
こんにちは、BPLaboです。
海外の人達から見ると、私たち日本人は「はっきりしない」「曖昧にモノを言う」という印象があるようです。たしかに「NOと言えない日本人」などと揶揄されることもありますよね。
一方、ほどよい曖昧さ・表現方法を用いることで相手への思いやりが示せるのも、日本が誇れる『美徳』と言えるのではないでしょうか。「相手を傷つけてはいけない」という配慮があるからこそ、断ること、NOと言うことに抵抗を感じてしまうのでしょう。
しかし、NOと言う必要がある時にまでYESと言ってしまうと、必要のないストレスを負い、結局は自分の首を絞めることにもなりかねません。何事も度が過ぎるのはうまくありませんよね。
ズバリ解決策はひとつ。『相手を傷つけないNOの言い方』をマスターすることです!
それでは、相手を傷つけないNOの言い方について、シーン別でご紹介していきましょう。今回は“よくある5つのシーン”をピックアップしてみましたよ。
1. すぐにNOを言うとマズイ相手だった時
例えば、「仕事で大口の取引先から難題を突きつけられた時」は、まさに『すぐにはNOとは言えないシーン』ですよね。
そんな時は「お申し出に感謝いたします。ありがとうございます」と、まず感謝の意を伝え、「今すぐのご返答は出来かねますが、お話の内容は確かに承りました」と、一旦は相手の提案を受け入れる姿勢を示して持ち帰るといいでしょう。
ポイントは、相手に不快な思いを与えることなく『やっぱり無理なお願いだったかな…』と思わせることです。
ワンクッション置くことで相手を冷静にさせ、後日こちらからお伝えするNOを受け入れてもらいやすくする賢い言い方です。
2. 本心では引き受けたいけれど、現実的に引き受ける余裕がない時
相手が自分の一番可愛がっている後輩だったり、自分が一番尊敬している上司からの頼みであったりすると、自分の状況は棚に上げてでも「手を貸してあげたい」と思うもの。しかし、引き受けたいけれど、自分の状況が許さない時もあるはずです。
そんな時、後輩には「できることなら手を貸してあげたいんだけど、ちょうど繁忙期なの。本当にごめん」「取引先から、納期を早めるようせかされてて今バタバタなの。手を貸してあげられなくて本当にごめん!」、上司には「せっかくお声を掛けていただいたのに…お引き受けできず大変恐縮です」など、残念な思いを伝えましょう。
他にも、後輩には「今のこの状況で私がヘルプしちゃうと新人よりもミスが多くなっちゃうかもしれないよ」、上司には「できる限りのご協力はさせていただきたいのですが、今の状況でお引き受けしてクオリティを下げてしまっては返ってご迷惑かと…」など、返って迷惑をかけてしまうことを伝えるのも効果的ですよ。
もし、それでも「手を貸してあげたい」という気持ちを抑えられないようであれば、後輩には「今は無理だけど、繁忙期を抜けたら手伝えるよ。それでも大丈夫?」、上司には「ヘルプに回れる時は、こちらからお声をかけても宜しいでしょうか?」など、今は無理だけどタイミングさえ合えば引き受けていたという姿勢を示せば、あなたの気持ちは必ず相手に届くはずです。
次の3つを上手に伝えるのがポイントですよ。
- 引き受けたいのに、引き受けられなくて残念。
- 引き受けたいのに、引き受けると迷惑をかけてしまう。
- 引き受けたいから、タイミングが合えば引き受ける。
『残りの3シーンもチェックしていきましょう!』→