人は一瞬で変わることが出来る。
こんにちは、BPLaboです。
くよくよ考えすぎる人は、回し車の中で走り続けるハムスターと変わりません。どんなに足を動かしても前には進めないのです。前に進むには『足を止め、回し車から降りる』他に方法はありません。たとえ人間であっても、ルームランナーから降りる必要があるのです。
思考の膠着状態から抜け出す方法もそれと同じ。まずは、地に足をつけるべきです。
そもそも、考えすぎてしまう時ほど「考える材料(情報量)が少ない」もの。だから『憶測で物事を考えることしか出来ず、適切な答えが出せない』のです。
少ない情報だけで答えを出そうとしても、おおかた「ハズれる」ものですよ。そう考えたら『ひとまず考えるのを中断し、もっと情報を集める』べきでしょう。
考えても考えても答えが出せない時は、そのまま考え続けるのではなく、ひとまず『行動に意識を向ける』ことが賢明です。
面白い事実を一つお話致しましょう。
私がご相談者様のお話をお聴きする時は、まず「親しみを感じてもらいリラックスして頂く」ことからスタートさせます。
すると、たいていの方は緊張がほぐれ、笑ってくれますし、イキイキとした口調で話し始めてくれます。一見すると「本当に悩みなどあるのだろうか」と思えるほどです。
しかし、私が「それではご相談内容をお聞かせ頂けますか?」と切り出すと、それまでの楽しげな雰囲気がパッと切り替わり、すぐさま溜め息をつきながらご自身の苦悩を話し出されます。笑顔が消え、言葉に張りもなくなり、思い込んだ様子になるのです。
それを見聞きした私は、そこであえて「あの、ちょっと一旦よろしいですか?突然ですが、甘いものは好きですか?」と話の腰を折るような真似をします。
ほとんどの方はすぐに話を中断して「えっ?あ、はい好きです」という返答になるのですが、私がそのまま「最近食べて美味しいなと思った甘いもの体験を教えて下さい」と続けると、、、しばらくして表情には笑顔が戻り、声も明るくなって「つい先日ネット通販で取り寄せたバームクーヘンがとても美味しかった」「友達とたまたま入ったカフェのシフォンケーキが驚くほど美味しかった」などと楽しげに話し始めてくれるのです。
何を確認したかったのかと言うと、大多数の人は『気持ちをパッと切り替える術をすでに身に付けている』ということ。身に付けているという「自覚がないだけ」と言ったほうが適切でしょうか。
いずれにせよ、「考えすぎる、悩み続ける」というループから抜け出す方法をあなたはすでに知っていますし、その術も身に付けているのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
あなたはすでに「思考の堂々巡りから抜け出す力」を備えています。
考えすぎて疲れを感じたら、そのことを思い出して下さい。きっと、考えることを中断できるはずですよ。パッと一瞬で。