「モラハラ夫との離婚に悩む7人の妻」専門家が対処法を解説!

著者:大森篤志 カテゴリ:

「モラハラ夫との離婚に悩む7人の妻」専門家が対処法を解説!

夫のモラハラに悩み、離婚も考えている女性に向けて『モラハラ夫の特徴と対処法』を具体的にお伝えしていきます。

 

大森篤志

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

本記事は、私が過去に夫のモラハラで悩む7人の女性から「実際に相談されたリアルなお悩みに基づく回答内容」となっています。きっとあなたのモラハラ夫への悩みに対しても参考になると思いますよ。

問題解決のヒント、勇気や希望も得られるはずです。ぜひ最後まで読んでみて下さいね!

 

①「夫の暴言が酷いと感じてます。でもそれがモラハラなのか、単なる私の思い過ごしなのか、正直わからなくなってきています…」

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モラハラ夫に悩む妻 1人目

私の経験上、少なくとも『あなたご自身が今まさにモラハラ被害者の心理状態にある』ことは断言できます。

心のどこかで「旦那の暴言が酷いなと感じるのは、何かしら私に落ち度があったからなのだろう」「もし彼の妻が私じゃなかったら、ただの亭主関白くらいにしか思わないのかもしれない(私のメンタルが弱いだけかもしれない)」などと思い込もうとしているのではないでしょうか。

彼を擁護して自分のせいにしておけば収まりがつくし、気持ちの面でも今の旦那さんと結婚したこと自体を「とりあえず正当化することが出来る」からです。

しかし、それは『旦那さんに対する恐怖心があるために生まれる思考』ですよね。

おそらく「旦那さんに自分の気持ちを伝えても傷つけられるだけ。だから穏便に無難に関わっていこう」という諦めの気持ちも含んでいるのではないでしょうか。あるいは、旦那さんの愛情を信じよう、期待に応えようとする健気な服従心の表れなのかもしれません。

いずれにせよ、旦那さんからの度重なる暴言にあなたの心は壊れ始めています。だから「わからなくなる」のです。まさにそれが『モラハラ被害者の心理状態』なんですよ。

「優しかったあの頃」を思い返せば、旦那さんを信じたい気持ちになるのも無理はありません。しかし、現実は、あなたがモラハラ被害者の心理状態にある以上、必然的に『あなたの側にはモラハラ加害者がいる』ということになります。

 

②「旦那に言いたいことが言えない。これってモラハラですか?」

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モラハラ夫に悩む妻 2人目

「言いたいことが言えない」というのが、『傷つけられるから、怖いから』という理由であれば、そこにはモラハラの存在を疑うだけの根拠があります。

例えば、あなたに「どんなに慎重に言葉を選んだとしても、夫の都合の良いように解釈され、話をすり替えられ歪められてしまう。きっと何を言っても話が噛み合うことはないだろう」という確信に近い感覚があり、「どうせ何を言っても無駄である」という『諦め』もある場合は、既にあなたはモラハラ被害者の心理状態に陥っていると言えます。

今のあなたに必要なのは、『現状を俯瞰する』ことです。

「正常な夫婦関係と現状の違い」を理解することが夫婦問題解決への第一歩ですよ。

以前に私が書いた【モラルハラスメントの特徴100】夫のモラハラ診断!の記事をぜひチェックしてみて下さい。

まずは、現状を客観的に正しく把握するよう努めましょう。

自分が夫からモラハラを受けているという確信が得られれば、今度は「これからどうするのか?」という解決策を考えたり、「何をして何をしてはいけないのか」という具体的な対処法に目を向けることが出来ますよ。

 

③「モラハラ夫のご機嫌とりに疲弊。毎日が怖いです・・・」

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モラハラ夫に悩む妻 3人目

ここまで来ると「旦那はやっぱりおかしい、この支配から逃れよう」という意識のほうが強く働いているのではないでしょうか。

もしかしたら、心のどこかで「旦那と離婚することが出来たらどれだけラクになれるだろう」と思い始めているかもしれませんね。

旦那さんと一緒にいる時間が長くなるほど苦しみが増し、心身への疲労感も蓄積されてしまうものです。意識して、家庭の外に自分の居場所を作ることも大事ですよ。

身近にホッとできる場所をつくる

「家庭以外に心の拠り所を持つ」ことで、夫婦間に何か起きたとき『問題を沈静化させる薬のような働き』が期待できます。

家庭が一番の癒やしの場であれば何も問題はありませんが、モラハラがはびこる家庭には『家庭の外に安心安全な場所をつくる』必要があるのです。

例えば、「自分と同じような夫婦問題を抱えている女性たちが集まるワークショップに参加して悩みを共有する」というのも一つの『家庭の外に安心安全な場所をつくる』ことになります。

そこまでしなくても、近所の奥様や身近なママ友とのお茶会やランチ会に積極的に参加するだけでも、一人で悩みを抱え込むことが少なくなるものです。幅広い年代の方々と交流が図れれば、時に年配者から心強いアドバイスがもらえることもあります。

自分の時間をつくる

仮に「正しいのはあなた」で「悪いのは旦那さん」であったとしても、肝心なのは『あなたが気持ちよく毎日を過ごすこと』ではないでしょうか。

そう考えたら、旦那さんの言葉に過敏に反応したり、必要以上にご機嫌をとるようなエネルギーの使い方は賢明ではありませんよね。それなら『自分のために使ったほうがよっぽどいい』はずです。

普段は、旦那さんの言葉を柳のように受け流す『ゲーム感覚で』いいと思いますよ。ゲームは徐々に上達するものです(笑)。受け流せば感情的にならずに済みますし、無駄なエネルギーを浪費することもありません。

感情の乱れが小さくなってきたら、少しずつ自分の時間を意識的につくるようにしましょう。エネルギーを使うなら、自分の時間をつくる努力に注いで下さいね。

「受け流し方」を具体的に説明します

夫の意見に対して、妻は「夫のことを想って」何かしらの意見を返したり、ただ自分の素直な気持ちを伝えたりするものです。

しかし、皮肉にも妻の善意や素直な感情表現を『バカにされている』と受け取ってしまうのがモラハラ夫の特徴でもあります。どういうわけか悪意と受け取られ、モラハラがエスカレートすることも少なくありません。

とはいえ、一切意見を言わないことは難しいものです。夫婦なのですから、言わなければならない場面もあるでしょう。

そこで使えるのが『旦那さんを尊敬しながら意見を伝える』という方法です。

くれぐれも旦那さんを否定する言葉は使わないようにしましょう。「でも、だって、だけど」などの否定的なニュアンスを与える逆接の接続詞や、「ふ〜ん、だから?」など気の抜けた返事も避けたほうが賢明ですよ。

自分の意見を上手に伝えたい場合は、逆接ではなく、旦那さんの意見に付け加える『添加』の接続詞、例えば「そして」を使うと効果的です。少なくとも、下手に角が立つことはないと思います。

あなた
たしかにあなたの言う通りね。そして、こうも言えるかもしれないね。

 

このように『まず旦那さんの意見を受け入れ(言葉や態度で示して)、それから添加する』ことも重要です。いきなり添加してしまうと効果が得られ難くなってしまうので正しく使うようにしましょう。

暴言を浴びせられたら、、、

暴言を浴びせられた時は『受けに徹する』ことが、その場を早く切り抜けるコツです。

お前の頭はやっぱりおかしい。あり得ないよ、普通じゃない。
あなた
(反省の態度を示しながら)…だよね。どうも今の私は昔嫌いだった職場の上司と同じような考え方をしてるみたい。

不満げな表情を浮かべたり、本気にして反論したりせず、まず受け入れる。そして『もう一度ダメ押しで受け入れる』くらいが丁度いいかもしれません。

例にあげたように、受けに徹しながらも「時にユーモアを織り交ぜてみる」のもゲーム感覚でいいですね。無駄に罵り合わずに済むはずですよ。

自分の感情をコントロールする

私たち人間は、予め『こうと決めてしまう』と、ある程度自分の感情をコントロールすることが出来ます。

「旦那さんのどんな酷い仕打ちも柳のように受け流す」と決意しておくだけでも、夫婦関係の更なる悪化を防げるでしょう。

感情より理性が働くようになれば、旦那さんのご機嫌とりをするにしても今よりずっとラクになるはずです。

 

④「夫から暴言だけでなく暴力も振るわれます…」

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モラハラ夫に悩む妻 4人目

はじめに私のブレない考えをお伝えしておきます。

肉体的な暴力を振るう男性と一緒に生活してはいけません!

万が一、「髪の毛を執拗に引っ張られて大量に抜けた」「手で首を締められて赤くなった」「殴られたり蹴られたりして青アザができた」など、肉体的な暴力による痕跡が自分の体に見られた場合は、必ず第三者(家族や親戚、警察や弁護士など)に助けを求めて下さい。

誰にも相談せず、ひとりで泣いているだけではいけません。暴力の痕跡を写真に残し、病院で診断書をもらうなど、やるべきことはたくさんあります。

DV夫の感情は逆撫でてはいけない

口ではなく手が出てしまう旦那さんは、「モラハラ夫」より過激な『DV夫』です。

「モラハラ夫」よりも『より気が短い』と言ってもいいでしょう。イライラや怒りなどの感情を『頭で考える必要のない肉体的暴力という手段でしか処理することが出来ない』のです。

また、たとえ手を出しても「妻が自分に手を出させた」と思っているはずです。自分に非があるとは露ほども思っていないでしょう。

とはいえ、「DV夫の感情を逆撫でてはいけない」とわかっていても、一緒に過ごしていればそれは難しいものです。

やはり、、、『DV夫の視界に入らないこと』が暴力から逃れる唯一の方法でしょう。

 

⑤「モラハラ夫やDV夫とは離婚するしかないのですか?」

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モラハラ夫に悩む妻 5人目

夫のモラハラから逃れるには『妻は一刻も早く夫から離れる』ことが鉄則ですが、子供の問題や経済面などの諸事情により難しい場合もあります。しかし、それでも「離婚する以外に方法はない」と断言する弁護士は多いですし、私も同じ見解です。

モラハラやDVは、ある種の『依存症、中毒症』のようなものです。

その行為が自分や相手を不幸にする行為であると頭ではわかっていても、止めないと人生が狂ってしまうことが予想できたとしても、それでも『止めることの出来ない悪癖』なのです。ギャンブル、アルコール、薬物などに対するそれと本質は変わりません。

依存症や中毒症の患者が、目の前に対象があればその誘惑にあらがえないように、モラハラ夫も、あなたという標的がそばにいる限りハラスメントを止められないのです。

夫のモラハラやDVから逃れるには、まず『夫から離れる必要がある』ということを心得ておきましょう。

 

⑥「でもやっぱり、子供がいるから離婚できません。」

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モラハラ夫に悩む妻 6人目

「離婚すると子供を育てていけない」ということなら、このまま夫婦生活を続ける他ありません。続ける場合は『相応の忍耐力が必要』になるでしょう。

例えば、「夫はこういう人である」と割り切り、「いつか変わってくれるだろう」と期待することなど一切せず、夫婦間の会話を成立させることを諦め、ただひたすら夫のモラハラに耐え忍ぶ毎日。そうであったとしても「子供を育てるための経済的援助を優先させたい」というのなら、離婚しないことも一つの対処法だと私は思います。

一方、子供のためを思うからこその離婚という選択肢もあると思います。

もし、旦那さんのあなたに対するモラハラ行為が『子供たちの目や耳に入る形で行われている』のだとしたら、それは子供の人格形成に悪影響を及ぼすことになります。

子供が男の子であれば、母に対して日常的にモラハラ行為をする父の背中を見て育った場合、将来同じように自分の妻にモラハラ行為をするようになる可能性があります。「父親が母親に暴言を吐くのは当たり前」という価値観が刷り込まれてしまうためでしょう。

子供が女の子であれば、常に罵詈雑言を浴びせられている母親を見ていれば「結婚すれば生き地獄のような生活が待っている、結婚なんてするもんじゃない」という誤った認識を持ちかねません。

現状を振り返り、あらためて『離婚しないことが本当に子供のためになるのか』よく考えてみて下さい。

離婚とお金の問題

しかし、いくら子供のために離婚したいと思っても、あなたが旦那さんに経済面の大半を依存しているうちは「したくてもできない」ものです。

まずは、今から少しずつ『自立に向けて動き出す』ことから始めましょう。

例えば、「離婚したら親や親戚などからどんな援助が受けられるのか、生活費や養育費はいくらかかって、どういう働き方をしたら暮らしていけるのか、シングルマザーを積極的に受け入れている企業や求人はあるのか」など、シングルマザーになった場合に考えられる現実をシミュレーションしたり、必要な情報をリサーチしておくことも大切です。

「人生をやり直そう!」という勇気を持ち、自立を目指して行動すれば、必ず今の苦しい状況から抜け出せるはずですよ。

「離婚を考えている」という意志を親に伝えることから始めても構いません。そんなことをしたら「勘当される」などと考える必要はありませんよ。今は、いちいち親の反応を気にしている場合ではないはずです。

とにかく、あなたが自立に動き出すきっかけを得て、これからの方向性を見つけることが最優先です。

 

⑦「いざ離婚を考えると、現実をいろいろ考えてしまい踏み切れなくなります。」

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モラハラ夫に悩む妻 7人目

たしかに、男性よりも女性のほうが現実的な問題に阻まれ、離婚に踏み切りにくいものです。

こんな問題を考えていませんか?

  • 離婚してお金(食費、居住費、養育費など)は大丈夫なのか。シングルマザーになることは無謀な選択ではないのか。
  • 自分にとってはモラハラ夫でも子供にとっては実の父親。自分の身勝手で離れ離れにさせていいのだろうか。それが母親として正しい選択なのか。
  • 子供の親権を夫に取られたりしたら…愛する子供と離れることになったらどうしよう。
  • もし裁判になったらこちらが負けてしまうのではないか。モラハラの確固たる証拠がないし、夫は口が達者。被害者であることを主張され、逆にこちらが加害者扱いされてしまう可能性も。
  • 離婚を先に切り出したら不利になるのではないか。慰謝料を請求されたりしないか。
  • 離婚後は安全に生活できるのか。家族や自分の身に危険はないのか。逆恨みされたりしないか。
  • 親や親戚、友人や近所の人たちに顔向けできない。やはり離婚は避けるべきか。

もしあなたが本気で離婚を考えているのなら、親に現状を打ち明け、モラハラによる離婚を何度も担当したことがあるような信頼できる弁護士に相談してみて下さい。

あなたが考えている問題は、思っているよりも難しいものではないかもしれませんよ。

『苦しい時ほど、我慢ではなく誰かに相談することが大切』です。現状に泣き寝入りするのではなく『今の自分に出来ることをする』という小さな一歩を踏み出しましょう。

 

おわりに

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私は多くの女性からモラハラに関するご相談を頂きますが、ほとんどの方に「自分が正しい対処をすれば優しかった頃の夫に戻ってくれるかもしれない」という期待感が伺えます。

しかし、その期待は少しであっても持つべきではありません。もし夫が変わることがあっても、それは「そもそもモラハラ夫ではなかった」ということです。

淡い期待を持つと、モラハラのループから抜け出せなくなります。中には、夫のためにすべてを犠牲にして自分の一生を終える女性もいます。

あなたの人生は、それで本当にいいのですか?

いま前を向かなければ、現状は変わりません。これから先も我慢の人生が続くでしょう。

そんな人生に夢や希望が持てますか?毎日を嫌々過ごしていると、生きる気力をどんどん失っていきます。

姿勢を正して顔を上げる。

試しに今、姿勢を正して顔を上げてみてください!

「よし、自分に出来ることをしよう。とにかく、動いてみよう」という勇気が湧いてきませんか?

ほんの少しかもしれませんが、気分が上を向いたはずです。下ばかり見て嘆いているばかりでは何の解決にも繋がりません。

悶々とした内向きのエネルギーを落ち込むことなどには使わず、前を向き、信頼できる人を頼り、現状を乗り越えようとするために使って下さいね。

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