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職場に自分の居場所がある女性ほど危険?最悪、退職 うつ状態に…。

職場に自分の居場所がある女性ほど危険?最悪、退職 うつ病に…。

今回は、『働く女性のストレス対策』についてお伝えいたします。

 

大森篤志

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

職場に自分の居場所がある女性ほど、実は『危険』?

全体的に見ると女性は男性と比較した場合、人事異動で職場や職種が変わることは少なめです。

例えば、女性が入社して総務部に配属されれば、そのまま5年、10年と総務部で働くことになります。その女性は次第に総務のスペシャリストになっていき、他の部署から異動してきた上司よりも部下であるその女性の方が「業務に精通していて仕事がデキる」という事態になることも珍しくありません。

それはまさに、総務部でのポジションを確立している、いわゆる「自分の居場所がある」状態です。しかし、その状態が長く続いている女性は危険です。なぜなら、「慣れがストレス耐性を弱めてしまう」からです。

「慣れがストレス耐性を弱めてしまう」とは?

それでは、先程の「総務のスペシャリスト女性の心理」を覗いてみましょう。

女性
はっきり言って、総務部は私でもっているようなもの。
女性
私がいないと総務部の仕事はまわらないはず。
女性
そんな私が総務部から他部署へ異動になることはない。
女性
このままずっと総務部の仕事を続けていけるはずだし、ここが私の絶対の居場所。

 

スペシャリストとして重宝され、時にチヤホヤされ、長い間その環境に身を置いていると、このように「私はずっと安定して仕事を続けることが出来る」と強く思い込むようになります。

しかし、今の時代に「ずっと安定」でいられる人など、どこにいるのでしょうか。特に総務などの管理部門は、人件費削減の対象になりやすいもの。「安定」を期待しすぎるのはうまくありません。厳しいことですが絶対の居場所などないのです。

自分の居場所を確立している女性は、環境の変化に弱い。

上司
来月から、営業部へ異動してもらう。向こうでも頑張ってくれ。

 

会社に属している限り、いつ辞令がくるかわかりません。職場に自分の居場所を確立している女性にとって、辞令の衝撃はもの凄いはずです。

女性
私が今から営業なんて出来るわけがない。
女性
総務の仕事が出来ないのなら、いっその事・・・

 

「時間をかけて自分の居場所を確立してきた」というプライドが邪魔をして、辞令を受け入れられない女性は多いようです。

しかし、いくら反発しても聞き入れてもらえることはありません。辞令は、会社としての経営的判断だからです。

最終的には、泣く泣く異動に応じる女性がいる一方、あっさり転職していく女性も少なくありません。

いずれにしても、異動先でも転職先でも、慣れない仕事や新しい人間関係にストレスを溜めることになります。

以前の職場や部署では、「周りから頼りにされていた」「上司よりも仕事がデキた」「一目置かれていた」というプライドもありますから、新しい先で、自分より年齢が下で社会経験も乏しいような人たちから、指図や注意をされることには強烈な抵抗感があるはずです。新しい職場環境で自分らしく仕事が出来るようになるには、それなりに時間がかかるものです。

しかし、ストレスにさらされている時間というものは「より長く感じる」ため、慣れるまで耐えられない女性もいます。

我慢して乗り切ろうとしても、かえってうつ状態がひどくなったりして、会社を辞めてしまう女性も少なくありません。

「働く女性のストレス対策」と、まとめ。

仕事や職場に『安定を期待しすぎない』という考えを持っておく事が、働く女性のストレス対策の一つになるのではないでしょうか。

今がどんなに順調な会社であっても、会社自体が5年後に残っているとは言えない時代です。そういう時代に生きて仕事をする以上、「いつまでもずっと同じでいられる」という考え方では通用しないのでしょう。

仕事の幅を広げたいと考え、いろんな資格を取得してみるのも前向きな行動です。一つの分野に閉じこもらず、新しい分野でもスペシャリストを目指す。そういう広い視野を持つことが大切です。

仕事や職場に安定を求めて期待するのではなく、自分自身で安定材料を集める「自主的な働き方」が、今の時代には必要なのです。