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【新入社員との付き合い方】職場に後輩ができたあなたへ。

【新入社員との付き合い方】職場に後輩ができたあなたへ。

【新入社員との付き合い方】職場に後輩ができたあなたへ。

今年に入ってから「職場に新しい後輩ができた」という人は、その後輩を『初心を思い出させてくれる先生』と思って付き合うといいですよ。

 

大森篤志

 

こんにちは、BPLaboです。

 

後輩が教えてくれること

新入社員の魅力と言えば、「素直さ、一生懸命に取り組む姿勢」ではないでしょうか。中には「頭でっかちで口ばかり」という新入社員もいますが、それほど多くはありません。大多数の新人は「何をするのも初めてのことばかりで必死」です。

右往左往しながらも一生懸命に取り組む新入社員の姿を見ていると、自分が入社したばかりの頃を思い出すものです。目の前の仕事をこなしていくのに精一杯で毎日が大変だったけれど、今思い返すと「それなりに充実していた」と思える人は結構いるのではないでしょうか。

また、今ではすっかり仕事に慣れ「少しくらい惰性でやっていても新入社員の頃よりずっといい仕事が出来るようになった」という一方で『毎日がつまらない』と感じている人も多いはずです。慣れとは怖いものですね。

 

後輩は先輩に輝きを与える

職場に後輩ができると、改めて自分自身の仕事と向き合うことになるもの。後輩に教える場面も増えて「わかりやすく伝える努力が必要」になるからです。自分自身にわからないことがあっては伝えられないため「学び直す」部分もあるかもしれません。

まるで抜き打ちテストのように、いきなり後輩から「先輩は、どうしてこの仕事を選んだんですか?」「先輩の仕事の目標は何ですか?」などと質問されることもあるでしょう。いい加減な回答は出来ませんから、家に持ち帰ってじっくり考えることになるかもしれません。

いずれにせよ、後輩に尊敬される先輩であろうと努力するのが自然な姿と言えるでしょう。「張りのあったあの頃に戻してくれる存在」こそが『新入社員』なのです。

 

後輩のおかげで仕事が楽しくなる

後輩のおかげで「最近つまらないと感じていた仕事が楽しくなる」ことはよくある現象です。

後輩は、まだミスもするし手際も悪い。そのため、どうしても尻拭いや指導などに割く時間が増えるものです。しかし、それでも多くの先輩たちは、不思議なことに「あまり疲れを感じない」と言います。

自分自身の立場が変わったことで、今までとは違うエネルギーを使う。それが『いい気分転換になっている』のでしょう。まさに『新しいスイッチが入った状態』なのです。

ハードな仕事をしても「疲弊」より『充実』のほうが勝る。初心を忘れてしまったベテランには、なかなか味わえない体験です。

もし今のあなたが「仕事がつまらない」と感じているのなら、後輩を見て『初心』を取り戻してみてはいかがでしょうか。

 

初心忘れるべからず

「初心忘れるべからず」と言いますが、忘れまいと思っていても人間特性上かなり難しいもの。それは、仕事に限らず、恋愛や夫婦生活にも言えることです。出会った頃の愛情を忘れないでいることは難しい。しかし、取り戻せることが出来れば「また素敵な体験ができる」ものです。

今の現状に不満がある人ほど「初心を取り戻す」べきだと思いますよ。そのためには、実際に『初心の人と関わる』ことが一番手っ取り早い。

後輩を「初心者、新人」と捉えると『手際が悪い、ミスが多い』ところに目が向きイライラしがちですが、「先生」と捉えると『身を持って初心を思い出させてくれるありがたい存在』に変わるもの。

自分のエネルギーが停滞している時は「初心を忘れている時」かもしれません。そんな時は、積極的に初心の人と関わるようにしてみてはいかがでしょうか。