当サイト初の書籍化!詳しくはコチラ

あなたは論理的?それとも感情的?【相手の感情と上手に付き合う方法】

今回は、「すぐ感情的になる人」や「理屈っぽい人」とも上手にコミュニケーションをとる方法をお伝えいたします。

大森篤志

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

具体的なコミュニケーション術については記事の後半でお伝えいたします。

先に自分のタイプを理解することから始めましょう!

まずは次の3つの質問にお答え下さい。(※「」「」の二者択一です。)

質問1.「周囲の意見を聞く?」or「自分で決める?」

あなたが決断を下す時は「」「」どちらですか?

  • :客観的な意見を優先する
  • :個人的な感情を優先する

質問2.「いつでも真実が大切?」or「罪のないウソも必要?」

あなたの思考と行動の傾向は「」「」どちらですか?

  • :たとえ相手を傷つけるとわかっていても、包み隠さず真実を伝える
  • :相手を思えば、場合によっては、罪のないウソも必要だと思う

質問3.「根拠が必要?」or「熱意が重要?」

あなたが納得するのは「」「」どちらですか?

  • :まっすぐ筋の通った主張
  • :強く感情を揺さぶられた主張

【結果発表】あなたは「論理的?」or「感情的?」

それでは、あなたが選んだの数を算出し、自分のタイプを確認して下さい。

次の4タイプに区分することができますよ。

  • が3つ→『論理タイプ』
  • が2つ・が1つ→『やや論理タイプ』
  • が1つ・が2つ→『やや感情タイプ』
  • が3つ→『感情タイプ』

一般的に、論理的と聞くと「理屈っぽい」「非情」などのイメージで、感情的と聞くと「喜怒哀楽が激しい」「建設的な話ができない」といったイメージがあるかもしれません。

しかし、決してどちらが良くてどちらが悪いということではありません。

論理タイプにも感情タイプにも素晴らしい美点があります。ただ“判断の基準や情報処理の仕方が違うだけ”なんです。

さて、3つの質問に答えたことで自分のタイプを知るプロセスを理解できたのではないでしょうか。

あなたが自分のタイプを知るプロセスを理解できれば、それを応用して相手のタイプも判断できるようになります。

相手の思考や行動パターンをよく観察し、タイプを把握することに努めて下さい。

ここからが最も大事なポイントです。

具体的なコミュニケーション方法をお伝えしていきますね!

論理タイプとの上手な関わり方

論理タイプの人には、

  • 正義や真実を重視する
  • 根拠(確証や裏付け)を求める
  • 議論で優位に立ちたい
  • 不合理や矛盾を嫌う

などの欲求があります。

つまり、これらが論理タイプのニーズです。

上司と部下のシーンで考えるとイメージしやすいでしょうか。

仮に、あなたの部下が論理タイプであれば、感情的に声を荒げてみたり、喝を入れるような体育会系の指導は避けたほうがいいということになります。

また、個人的な感情で指導するのもNGです。例えば、「それは確かに正しいかもしれないが、私個人としては賛成しない」と言うのはよろしくありません。

個人的な感情でねじ伏せてしまう指導は、論理的な部下に「あの上司はダメだ」と思わせてしまうことにもなりかねません。

論理的な部下への対応としては、

ミスの原因を検証し、具体的な改善プランを3日後までに提出して欲しい。
君の意見はアイディア賞ものだね。あとは、目先の利益だけでなく長期的に有益か?という根拠を示せるかどうかだ

など、個人的な感情で指導するのではなく、客観的で具体的な指導をすることが望ましいと言えます。

感情タイプとの上手な関わり方

一方、感情タイプの人には、

  • 自分や相手の感情を尊重したい
  • 親和や調和を求める
  • 人を傷つけたくない、人に嫌われたくない
  • 人の役に立ちたい、人を喜ばせたい

という欲求があります。

ここでも同じように上司と部下のシーンで考えてみましょう。

感情タイプの部下には、時には本気で、まるで親のように叱ることが必要です。

なぜなら、論理的に善し悪しを指摘されるだけでは、部下は愛情を注がれていない気持ちになるからです。

部下の心に深く訴えかけることで信頼が深まるケースは、部下が感情タイプである場合によく見られます。

また、「利益率20%を目指そう!」など、数値目標だけを追わせるやり方は感情タイプの部下のパフォーマンスを引き出す指導とは言えません。

感情的な部下への対応としては、

それは、相手のためになるの?相手が喜ぶの?
100人の笑顔をつくろう!

など、『人のため』につながる提案や指示をすることが望ましいと言えます。

もう一つ、感情タイプの部下に対する関わり方として押さえて欲しいポイントがあります。

ポイント
注意したり叱ったりする時は、「部下の行動」と「部下自身(人格)」を切り離して指導すること!

なぜなら、「あなたはダメ」とだけ叱られると、感情タイプの部下は、本当は「その行動(やり方)がダメ」という行動レベルでの意味であったとしても、まるで自分の人格が否定されたかのように受け止めてしまう場合が多いからです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

ものごとを判断したり、情報を受け取ったりする時、論理タイプは『客観的』な要素が強くなり、感情タイプは『主観的』な要素が強くなる傾向にあります。

本内容を参考に、相手の感情と上手に関わり、適切なコミュニケーションをとって下さいね!