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相談:年齢が20も離れた彼と同棲中。本当は別れたいけれど、うまく別れられずに困っている。
相談者:匿名さん(※本回答では「A」さんと表記し回答させて頂きます)
私(20才)は彼(40代)と三年お付き合いしており、今は同棲もしています。彼は私にとても優しくしてくれて、家事その他いろいろやってくれますが、私は別れたいと思っています。
理由は、まず『両親に心配させたくない』というのが一つ目。20以上も年齢が離れていることを親が知ったら心配すると思うので私は両親に付き合っていることを秘密にしています。彼と会う度に親に嘘をつくのが本当に嫌です。
二つ目は『金銭感覚の違い』です。私は彼に総額で100万円近いお金を貸しています。訳があってのことなのですが、金融会社にも私の名義で借りています。彼は私にお金を返してくれてはいますが、そのお金のやりとりなどが本当に嫌で仕方ありません。
そして三つ目は『性格が合わない』という理由です。彼は私を心配してくれますが、結局ほとんどが自分のこと、話も自分のことばかり。私が話すこともあるのですが、早々に遮られて彼の話になります。
最後の四つ目は『(私自身が)自分のしたいことを全うしたい』という理由です。訳があり同棲していますが、自分の時間がほとんどありません。もう相手のことを考えないで暮らしたいです。
今から半年ほど前、一度私から「別れよう」と伝えました。しかし、それを伝えた矢先に彼が鬱っぽい状態になり「どうしてくれるんだ」と言われました。そこで話が進まなくなったので、とりあえず今から数ヶ月後(3〜4ヶ月後)彼が普通に仕事できるようになるまでは結論を引き延ばす(今すぐ答えを出さずに考え直す)という感じで、今もお付き合いをしています。
以前には、彼がお酒を飲みすぎて私にいろいろ酷いことを言ってきました。その時に「俺と別れたら、お前の人生めちゃくちゃにしてやる」と言われたこともあります。
全部含めて本当に別れたいです。
そろそろ別れ話をするつもりなのですが、どういったらうまくいきますか?
実際怖いのもあります。アドバイスをお願いします。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。Aさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
『本気で彼と別れたい。けれど、怖い…』という葛藤があり、どうすれば彼とうまく別れることができるのか、そのためのアドバイスが欲しい。そういうご相談ですね。
ご相談内容から推察し率直に申し上げますが、彼は決してAさんが思っているような“とても優しい人”ではないと私は思います。とても優しい人が愛する恋人に向かって「お前の人生めちゃくちゃにしてやる」という精神的に追い詰める言葉を浴びせると思いますか?
あえて言葉を選ばずにお伝えしておきますが、Aさんも既にお気づきの通り、彼がお金にだらし無く自己中心的な男であることを改めて認識しておいたほうが賢明ですよ。
また、「お前が別れるなんて言うから俺は鬱になったんだ」「俺が鬱になったのはお前のせいだ」そんなふうに彼はAさんのせいにしているようですが、Aさんに罪悪感を抱かせる、あるいは、Aさんの同情心を誘うことで、Aさんを引き止めておこうとする心理の表れである可能性も十分にありますので、「彼の言う通り私にも否がある」などと自分を責めないようにして下さい。彼の掌で踊らされてはいけません。
何かワケがあって一緒にいるようですので、本回答を参考に現状を打破する方法を見つけて頂ければ本望です。
周りに助けを求める
Aさんに恐怖心があるうちは、自分を助けてくれる人、力になってくれる人、あるいは支援機関などをきちんと把握し、恥ずかしがらずにちゃんと声を上げて助けを求めることも大切です。
例えば、Aさんの周りに恋愛経験が豊富なご友人や知人はいませんでしょうか?女性でも男性でも構いません。最悪の事態を招いた別れ方や、逆にすごくうまくいった別れ方などの実体験を聞かせてもらえれば、今のAさんにとって望ましい別れ方につながる手がかりやヒントが見つかるかもしれません。
その他にも、自分の周りで頼れる人を思い返してみて下さい。学生時代の恩師、アルバイト先で一緒だった先輩、職場の同僚や上司、あるいは、今の彼と同年代の方などに目を向けてみるのもいいでしょう。
特に“40代男の扱い方に慣れている女性や、独身40代(彼と同世代)の男性”から得られる情報は、Aさんが彼とより良い別れ方をする上で役に立つはずです。
両親に悩みを打ち明ける勇気を持つ
心配かけたくないという思いからご両親には悩みを打ち明けられずにいるようですが、まずは母親に大まかな状況を伝えることから始めてみてはいかがでしょうか。(※父親のほうが話しやすいというのであれば、もちろん父親で構いません。)
彼の年齢や酷い言動など、刺激の強い内容は伝えずに、まずは『彼氏がいることを伝え、別れ話をしても別れてくれないので困っている』という現状を話してみて下さい。それから『うまく別れる方法を教えて』と助言を求めるのです。
相手は実の親ですから、文字通り“親身”にAさんの話を聞いてくれるはずですよ。その時に返ってきた親の助言が役に立つかどうかは別として、一番身近な親に悩みを打ち明けたことでAさんの不安は小さくなっていることでしょう。
自分の男関係が最悪な状況になっていることを親に話すとなると余計に「絶対言えない…」という気持ちが強くなってしまうかもしれません。しかし、Aさんを無条件で守ってくれる一番身近な存在は間違いなく親なんですよ。
その上で、もし行政機関(警察や各市町村の相談窓口・支援センターなど)に助けを求める必要があれば、あまり難しく考えずに飛び込んでみて下さい。
下記は、政府の相談先ページへのリンクです。相談できる最寄りの各行政窓口が掲載されています。
参考 パートナーや恋人からのDVに悩んでいませんか。一人で悩まずお近くの相談窓口に相談を。政府広報オンライン彼とのコミュニケーションは慎重に
例えば、“きっぱり別れを伝えても別れてくれなかった為、同棲している家を出て実家へ帰る”という選択をされた場合、一方的に彼との一切の連絡手段を断つことはNGです。
電話を着信拒否したり、LINEをブロックしたり、あるいは携帯電話を解約してしまうのも避けたほうが賢明でしょう。なぜなら、彼をいたずらに激高させてしまう可能性があるからです。露骨な拒絶はできるだけ避けたほうが賢明です。
たとえ彼に対する恐怖心を抱いていたとしても、それを露骨に態度で示してはいけません。別れ際でさえも『拒絶している感じを与えない』ことが重要です。