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【職場相談】自分の存在が無視されています。これはモラハラ?

働く女性の無料相談・回答

相談:職場で私の存在が無視されています…。これはモラハラにあたりますか?

相談者:かおるさん

職場でモラハラを受けていると感じています。

ある同僚(以下、Aさん)は、まるで私が存在していないような態度で私を課内の人数に含めません。

Aさんが私にそんな扱いをするので、周りの人達も私の存在を無視するような感じになっています。

課長に相談しても、「かおるさん(私)の話ばかり聞いている状況で相手(Aさん)とは話しができていない」という回答でした。

もう、誰とも話したくない…。

存在がないなら、いっそこのまま消えていなくなりたい…。

毎日毎日そのことが頭にあって仕事もミスばかり。これは、モラハラにあたりますか?

(***ご相談内容は一部編集しております***)

(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)

回答者:一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長 大森篤志

こんにちは、大森篤志です。かおるさん、ご相談ありがとうございます!

大森篤志

それでは、回答させて頂きますね。

大森篤志からの回答内容

“職場で同僚からモラハラを受けている”と感じているのですね。そのモラハラが周りの人たちにも伝染している可能性があることから、かおるさんの心は「職場に自分の居場所がない…」と塞がっているようにも見受けられます。

また、「もう誰とも話したくない、このまま消えていなくなりたい」という発言から、かおるさんの自己肯定感(自分を価値のある大切な存在と思える感覚)は大きく低下している状態にあり、より対人恐怖を感じやすくなっているのかもしれません。

いずれにしても、実際の業務にもミスという形で悪影響が表れているようですので、この状況は一刻も早く抜け出す必要があると考えます。

かおるさんの思い過ごしではなく“誰がどう見ても明らかにかおるさんの存在が無視されている”ということであれば、それはモラハラにあたると言えるでしょう。“無視する”という行為はモラハラの中でもかなり悪質な部類に入ります。

この機会に現状を改めて整理し、今かおるさんにできる最善の方法を探っていきましょう。

もう一度、上司に相談してみる

一度相談して期待はずれの答えしか返ってこなかったわけですから「上司に相談しても意味ないよ…」と思うかもしれません。しかし、たった一度の相談で諦めていては現状から抜け出すことはできません。

冷静に読み解けば、上司は「Aさんの話も聞いてみてからちゃんと対策を考える」と言っているようにも聞こえます。かおるさんも上司も、まだやれることがあるということなのではないでしょうか。

Aさん以外の同僚の中に相談できる人は本当にいないのか?

Aさん以外の同僚も敵に見える今、おそらく“相談できる同僚なんていない”としか思えないことでしょう。

しかし、それは本当でしょうか。本当はかおるさんを無視なんてしたくないのだけれど、Aさんに嫌われるのが怖くて、かおるさんと同じような目に遭うのが嫌で、Aさんに合わせることしかできずにいる同僚は絶対いない。本当にそう言い切れますか?

こっそり話してみたら親身になってくれた。一緒に上司のところへ相談に行ってくれた。など、今の状況を打破する助けになってくれる同僚が中にはいるかもしれません。探して声をかける前に「そんな人はいない」と決めつけずに、もう一度じっくり自分の周りに目を向け、力になってくれそうな人に勇気を振り絞って助けを求めてみることも大切です。

直属の上司を飛び越えて相談してみる

色々頑張ってはみたけれど、結局話せる同僚はいなかった、もう一度直属の上司に相談したけれど何も変わらなかった。というところまでやりきったなら、今度は上司に対して影響力を持つ目上の人(例えば、上司の上司にあたる人)、あるいは社内コンプライアンスを管理監督する人事部門や窓口などに相談してみることも一つの方法です。

また、相談する時は「いつ・どこで・誰に・どんな言動をされたのか、その場面には他に誰がいたのか、実際の仕事にどのような支障が出ているのか、他にも被害者はいないのか」などを書き留めた『メモを見せながら詳細を具体的に示す』ことや、可能であれば『モラハラの現場を押さえたICレコーダーを聞かせる』ことが重要です。

とはいえ、ご相談内容を確認する限りでは主に“無視する”というモラハラ行為のようですのでICレコーダー等で示すことは難しいところもあるでしょう。そういう観点からも、“無視する”という行為がいかに悪質であるかがわかります。

社内で相談しても埒が明かないようなら、最終的には労働基準監督署へ相談することも考えてみて下さい。ただし、そうした事業場外の機関に相談する場合は、退社を覚悟するくらい本気である場合に限ったほうが賢明でしょう。(※もちろんそれで実際に退社する必要はありませんが、労働基準監督署による是正勧告や指導が入ると少なからず事が大きくなるためリスクもあることは予め理解しておいて下さい)

今の職場をどうしても離れられない場合

「嫌になったから辞める」ということがすぐにできるのならここまで悩まないのかもしれません。辞めたいけれど経済面の心配や転職への不安などがあってそう簡単に辞められない人も多いはずです。

もしかおるさんが今の職場をすぐに辞めることが出来ない場合は、新しいモノの見方を積極的に取り入れ、自分の仕事を淡々とこなしていく努力も必要になってきます。

おそらく、Aさん自身は何かしらのフラストレーションを抱えているのでしょう。

私生活に大きな問題を抱えているのかもしれませんし、コンプレックスや劣等感などの内面的な要因があるのかもしれません。

いずれにしても、それらのフラストレーションを吐き出しやすい相手(今回の場合は、かおるさん)に吐き出しているのでしょう。目の前に何かきっかけがあればモラハラの材料にする、それがモラハラ加害者心理の一つです。

この場合、かおるさんに問題があることはほとんどありません。単に格好の的(ちょうどよい標的、非難や攻撃などの対象)にされているに過ぎないのです。

そんな身勝手なAさんの言動や態度にいちいち反応してはいけません。かおるさんが過敏に反応すればするほど、Aさんは快感を得るからです。最悪の場合、Aさんのモラハラをエスカレートさせてしまうこともあります。

どんな職場も時が来れば人員が入れ替わるものです。半年後に上司が変わるかもしれません。1年後にAさんが今の職場にいるかどうかもわかりません。むしろ、これから3年の間で入れ替わることのほうが想像しやすいのではないでしょうか?

職場は人が変われば一変するもの

職場は人が変われば一変するものです。新しい上司に変わった途端、まるで霧が晴れたようにさわやかな職場になりチームワークが良くなることはよくあることです。同僚が変わればモラハラが嘘のようにピタッと無くなることも当然あるでしょう。

辞めようと思えばいつでも辞められますし、職場環境も時間と共に(現代は割と早いスパンで)変わっていきます。

冷静になってよく考えた結果、かおるさんがもし「もう少し今の職場で仕事を続けたい」「転職はしたくない」という考えに至った場合は、新しいモノの見方を取り入れ、自分の仕事を淡々とこなすよう心がけてみて下さい。

大森
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