同僚と自分を比べて卑屈になっていませんか?
こんにちは、BPLaboです。
「卑屈」という心理の不思議
自分と他者を比べては「どうしてあの人には出来て私には出来ないのだろう」とイライラしたり落ち込んだりする人は少なくありません。そういう人を見ると、私は『他者の素晴らしさを認められないのだな』と思ってしまいます。
とはいえ、痩せるためにジョギングを始めた人が、オリンピックの女子マラソン代表に選ばれた選手と比べて「どうして私は彼女のように早く走れないのだろう」と落ち込むことはまずないはず。
休日に趣味でテニスを楽しんでいる人が、大坂なおみ選手と比べて「どうして私は彼女のように上手なプレーが出来ないんだ」とイライラすることなどあるのでしょうか。
日記をつけ始めたばかりの人が、芥川賞を受賞した作家と比べて「私の文章構成は全然ダメだ」と自分を責めることも、ゴミ拾いのボランティア活動をしている人が、ノーベル賞を受賞した日本人と比べて「私はちっとも社会に貢献していない」と自己嫌悪になることもありません。
むしろ私たちは、そういう『懸命に取り組む人たちの仕事や活動を見て、感動したり、応援する気持ちになれる』ものです。
しかし、、、「相手が身近な人間になるとそうもいかなくなる」という不思議。
例えば、職場の同僚に「活躍している人、結果を出している人」がいれば妬み、「あの人さえいなければ」と敵意をむき出しにする人は少なくありません。
相手の素晴らしさを認める
冷静になって考えてみましょう。
あなたの職場にも、あなたより結果を出している人や周りからの評価が高い人がいるかもしれません。だからといって、あなたがイライラしたり落ち込んだりするのは『あなた自身が相手を下に見ているから』ではないでしょうか。
いつでも自分が上だと思っているから、相手の素晴らしさを認められないのです。
結果を出して周りからの評価を得ている人は『その人なりの努力をしている』もの。先ほど例にあげた一流の方々と本質は同じですよ。
同僚があなたよりもいい結果を出しているのなら、あなたの癪に障る同僚であったとしても、相手が「自分にないものを持っている」と認め、心の中で「いい仕事するなぁ」とつぶやいてみて下さい。
今までは自分が惨めに思えていたのかもしれません。しかし、相手を認めることで今までになかった新しい視点が手に入ります。『自分のできること、自分にしかできないことをしよう』と思えてくるはずですよ。
不完全な自分自身を認める
また、「他者の素晴らしさを認められない」という人ほど『自分自身を認めていない』ものです。
特に「誰も完璧な仕事など要求していないのに、完璧に仕上げようとする」いわゆる『完璧主義者』は要注意。「これくらいできて当然だ、こんなこともできない人間ではダメだ」などと自分に言い聞かせてばかりいては『相手にも完璧を求めてしまう』からです。
改めて自分自身を見つめ直してみましょう。あなた自身が、自分に完璧な仕事を求めてはいないでしょうか?
まずは、不完全な自分を認めることから始めましょう。そうすれば、他者の素晴らしいところも認められるはずですよ。