今回は、モラハラを受けている女性へ、『心の持ち方(怒り・モヤモヤ・不安などの捨て方)』についてお話したいと思います。
こんにちは、BPLaboです。
「よくあるモラハラ被害者の状況」とは?
まだまだ多くの働く女性が「直属の上司によるモラハラ発言」や「同僚からの嫌がらせ」に苦しんでいます。
モラハラを受けていることを上司に相談しても、
- 「君は、思い込みが激しいなぁ」
- 「周りの人とコミュニケーションがとれていないんじゃないの?」
- 「それは勘違いでしょ!あの人がそんなこと言うはずがない」
など、まるでこちらに非があると言わんばかりの対応をされ、まともに取り合ってもらえない。
お局様には、いちいち嫌味を言われ、男性上司とちょっと話したくらいで「またこび売ってるの?」なんて言われる。
同僚に、話を悪い方へどんどん飛躍させられて、事実とは異なる悪い噂だけが社内をグルグル回ってしまう。
直属の上司と、さらにその上の上司との三者面談が設けられ、些細な仕事上のミスを取り上げられ、言葉には出さないものの無能さを指摘される。
最終的には「無理してウチで働かなくてもいいんだよ?」と退職勧奨をチラつかせてくる。
少しずつ、直属の上司や身近な同僚からも見放され、「あっ、これは君に任せられる仕事じゃないか(ため息)」などと上司から嫌味を言われることも急に増えたり。
こんなことが続けば当然、モチベーションは劇的に下がります。
そうなると、やる気の低下が仕事でのミスを誘発してしまい、ますます状況は悪くなるばかり。
そして、気がつけば自分の周りには誰も味方がいなくて、行政(労働基準監督署など)を頼るしかなかったりするのです。
労働基準監督署から会社へ助言指導を行ってもらったとしても、実際のところ、モラハラ被害者の傷が癒えるわけではありません。
職場環境の改善には繋がるかもしれませんが、そのまま会社に残れるほど心が強いモラハラ被害者は少ないため、退社の道を選ぶケースも多いのが実態です。
モラハラ被害者から卒業する方法
私が相談をお受けするたびに強く思うことがあります。
「捨てられないんだろうなぁ」…と。
相談内容に一字一句耳を傾けていると痛いほどその苦しみが伝わってくるのです。
これまで自分が受けてきた酷い仕打ちは胸に深く刻まれてしまうのだろう。ことあるごとに思い出してしまうのだろう。怒りやモヤモヤが晴れずに今も苦しんでいるに違いない。
そんなふうに思えて仕方がないのです。
モラハラ被害者から卒業することを考えたら、過去は執着せずに捨てる必要があります。
悩んでいる時は、過去を捨てられないだけなのです。
ここで大事なことを言います。
モラハラの被害は受けても、モラハラ被害者にはならないでください。
「一時的な経験者」になるのは構いませんが、モラハラされる人という『存在』にはならないでほしいのです。
そのためには、モラハラだろうとパワハラだろうと、それを一時的な経験や体験として受け止め、きれいに捨てることが必要なのです。
それでは、具体的に「モラハラ体験を捨てる方法」を2つご紹介したいと思います。