今回は、仕事で結果を出す女性が無意識に行っているコミュニケーション術『相手にピッタリの言葉をチョイスする方法』をご紹介します。
こんにちは、BPLaboです。
ビジネスシーンにおいて、自分が話した内容が相手に正しく伝わっていないと感じたことはありませんか?
褒めちぎったのに相手がそれほど喜んでいない、そんな苦い経験はないでしょうか?
「ある」という場合、あなたの伝え方が相手にマッチしていない可能性があります。
では、どうすればマッチさせることができるのでしょうか。
その課題は、相手の“情報の受け取り方”がわかれば解決するんですよ。
それではわかりやすく説明していきますね!
相手の認知タイプを見極める
さっそくですが、説明をイメージしやすいものにするために『共通言語』を2つ決めておきたいと思います。
- アウトラインちゃん
- ディテールちゃん
以上の2つです。
森を見るタイプ(要点をつかもうとする人、全体のイメージやアウトラインを把握しようとする人)
木を見るタイプ(詳細を知ろうとする人、細部まで具体的に把握しようとする人)
このように認知タイプが異なる人間がいることを理解し、それぞれが『最も効率よく処理できる情報はどういう情報なのか?』を考えることが大切になってきます。
それでは、あなたが洋服のショップ店員さんという設定でご説明いたしましょう。
アウトラインちゃんの言動の特徴
お客様がアウトラインちゃんである場合は、
など、「全体像」「概念」についての発言が多くなります。さらに、
- ディテールに目が向くのは短時間
- 思いつきやひらめきを脈略なく簡潔な言葉で表現する
- 優先順位をつけるのが得意
という特徴もあります。
ディテールちゃんの言動の特徴
一方、お客様がディテールちゃんである場合は、
など、「細部へのこだわり」「道筋通り」「一つ一つの詳細を気にする」といった言動が見られます。
また、全体像を捉えることが苦手なため、うまく優先順位をつけられない方も多くいらっしゃいます。
相手の特徴に合った言葉をチョイスする
それでは、あなたに質問です。
お客様がディテールちゃんである場合、伝えるとより効果的な言葉は次のうちどちらでしょうか?
- 「お客様の印象がより明るくなりました!とてもよくお似合いだと思います」
- 「腰よりも10センチほど高い位置で絞られているデザインのため、お客様のスタイルの良さが一層際立ちます!」
正解は、Bです。
もちろん、Aが間違いというわけではありません。
ただ、Aは表現が抽象的です。
具体性を求めるディテールちゃんにはピンときません。
つまり、Aは悪くないけれど“お客様にピッタリの言葉ではない”のです。
一方、お客様がアウトラインちゃんである場合は、
など、簡潔な言葉で『全体のイメージ』を伝えると効果的ですよ。
結論やポイントだけを欲しがりますから、具体的な説明は不要でしょう。
いかがでしたでしょうか。
相手が「アウトラインちゃん」なのか「ディテールちゃん」なのか、その特徴を見極めたうえで『詳細を説明するか、要約して伝えるか』を判断する。相手が最も効率よく処理できる情報を伝えることが大事なのです。
本記事の内容を参考にして、相手にピッタリの言葉をチョイスしてみて下さい!