今回は、「自分らしさを取り戻す方法」をご紹介します。
- 「本当は私、何がしたいんだろう」
- 「私は価値のない女だ」
もし、あなたがそう感じているのなら、本内容はきっと役に立つはずです。
「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである」
これは、夏目漱石も多大な影響を受けたことでも知られる、アメリカを代表する優れた哲学者であり心理学者でもあるウィリアム・ジェームズの言葉です。
「渇望する」という言葉を用い、絶えず訪れる人間の心の渇きを見事に表現しています。
それほどまでに『人は誰もが他人に認められたいと願っている』ということなのでしょう。
だからうまくいかない?
それでは早速、あなたへ質問です。
- 職場でのあなたは「自分らしい」ですか?
- 実生活でのあなたは「自分らしい」でしょうか?
- 今のあなたは「なりたかった自分」ですか?
- なによりも、あなたは毎日を「自然体」で過ごせているのでしょうか?
この問いに対して、「はい」と自信満々に答えられる女性がどれだけいるのでしょうか。
もし、あなたがすべての質問で「はい」と答えることができたなら、今のあなたは既に『なりたい自分になっている』ということでしょう。
私はこれまでに数えきれないほどの働く女性の相談を受けてきました。そして毎回のように気づかされます。
それは、うまくいっていない働く女性の多くは『自分を見失っている』ということです。
人はなぜ自分を自分を見失うのか
答えは実にシンプルです。
それは、『他人に合わせ過ぎているから』です。
人は、必要以上に他人に合わせ過ぎると、何だか本当の自分じゃないような不自然さを感じるようにできています。
実は、、、その不自然さの原因は、あなたの『脳の働き』に深く関係しています。
脳には“不合理を許さないシステム”が備わっています。「トイレに行きたい!」と思えば、必ず『トイレに向かって体が動き出す』ように、脳は体に信号を送る。簡単に言うと、そういうシステムのことです。
つまり、あなたが「上司に評価されたい」と思えば、必ず『評価されるように体が動き出す』わけです。
そして、実際に評価され、
- 「今、わたしは充実してる!」
- 「今の自分が好き!」
と、あなたの心は満たされるはずなんです。
しかし、、、
「なかなか評価されない。どうして?」と気持ちが沈んでしまい、他人に合わせ過ぎて空回りし、自分を見失ってしまうということは、脳のシステムが『あなたの望むように作動していない』ということ。
ずばり!
あなたの脳は「私は他人から認められるような人間ではない」という信号をあなたの体に送っている可能性があるということです。
あなたは、自分でも気づかないうちに
- 「私には価値がない」
- 「私には能力がない」
そんな不安をどこかで感じてしまっているのでしょう。
そんな状態であるとは露ほども知らず、あなたは他人に認められようと努力を重ねていきます。
でも、脳のシステムが『あなたの望むように作動していない』以上、どんなに努力しても報われることはありません。努力が報われなければ、自己評価が低くなり、やがては自分を見失ってしまうのです。
大事なのは、バカになること。
一にも二にも、
- 「私には価値がない」
- 「私には能力がない」
- 「私にはできない」
というような『あなたの望んでいない脳信号を体に送らせないようにする』ことが大事です。
そのためには、自分とのコミュニケーションスキルの一つとして『脳へのアプローチ』が有効になってきます。
- 「私には価値がある」
- 「私には能力がある」
- 「私はできる」
というような言葉を繰り返し声に出すことで、
『あなたの望む脳信号を体に送ってもらうようにする』わけです。
自分の頭に手をおいて、(体感覚)
鏡に映った自分の脳(頭)を見ながら、(視覚)
声に出す。(聴覚)
五感を使って脳にアプローチすると、より効果が高いですよ。
一人で実践していると自分がバカっぽく思えてきますが、科学的には『脳をだます』ことに効果がある手軽な方法の一つです。恥ずかしがらずに実践してみて下さいね!