「もっと大人になりなさい!」と言ってはいけない理由。
人に注意をするとき、自分よりも年の若い相手に使ってしまいがちな言葉。
それが「もっと大人になりなさい!」という言葉です。
でもですね…
ビジネスの場で「反抗期の子供に親が叱るようなやり方」は好ましくありません。
たとえ親子関係であっても「もっと大人になれ!」と言われれば増々反抗したくなるし、
「だってまだ子供だもん!」と正論を突きつけられることだってあるでしょう。
特にビジネスのような場では、「大人になりなさい!」では改善の仕様がありません。
『目線を合わせて具体的な改善策を話し合う』のが大人のやり方だと心得ておきましょう。
虚勢を張るのは終わりにしよう。
行動力があったり、快活に仕事をこなす新人社員に対して、うっかり使ってしまいがちな言葉。
それが「若いね」という言葉です。
特に「若いねえ〜」などと語尾を伸ばしてしまうと、失礼さが際立ってしまいますので注意しましょう。
「若い」には、「まだ青いね」「まだ未熟だね」「まだ子供だね」などのニュアンスが含まれます。
女性に対してなら適宜に「若いですね」と言えば、褒め言葉になるのかもしれません。
でも、行動力があることやイキイキと取り組んでいる姿を見て「若いねえ」と言えば、
「そんなに頑張れるのは若いからだ。私だって若いときは…」と言い訳にさえ聞こえてしまいます。
こういうときは…
「行動力があってうらやましい」と、自分を下げて部下を褒めてあげるくらいの器量が欲しいものです。
それなら言わない方がずっといい。
部下を注意するときに、うっかり使ってしまいがちな言葉。
それが「今まで言わなかったけど…」という言葉です。
「今まで言わなかったけど」という言葉の使い方は2つ。
1つは、「今まで言わなかったけど、ホント頼りになるね」と『以前から良く思っていた』という意味で使うもの。
もう1つは、「今まで言わなかったけど、いつも同じ失敗してるよね?」などと『以前から悪く思っていた』という意味で使うものです。
当然ながら、『以前から悪く思っていた』という意味で使えば、部下はひどく傷つきます。
まして、過去まで引っぱり出されて注意を受けるのは、いくら部下の立場であったとしてもたまったものではありません。
部下の自信を奪い、仕事の生産性を低下させるだけですので注意しましょう。
使うなら『以前から良く思っていた』という意味で♪
)【女性管理職の分かれ道】男性部下に「嫌われる女」と「愛される女」
男性部下に嫌われる言葉:
- 「さすが○○大卒だね」
- 「見直したよ」
- 「もっと大人になりなよ」
- 「若いね」
- 「今まで言わなかったけど」
あなたは「嫌われる上司」になりたいですか?
それとも「愛される上司」になりたいですか?
中には、「上司は部下に嫌われてなんぼ」「嫌われるくらいでないと上司ではない」などと思う方もいるでしょう。
でも…嫌われるなら、『最終的には愛される』ようでなければなりません。
「嫌味を言う」「皮肉を言う」、そんな上司では『本当に嫌われてしまう』のです。