女性リーダーの皆さん、本記事を読んで『褒め上手になるコツ』を掴んで下さいね!
【質問】あなたの記憶を確認させて下さい
部下(または後輩)の顔を思い浮かべて下さい。一人だけで結構です。
その部下(または後輩)は昨日どんな服を着ていましたか?
色や形、デザインや柄など、改めて思い出してみて下さい。
いかがでしょう。
おそらく、ほとんどの方が「はっきり答えられない」「よく覚えていない」のではないでしょうか。
実は、「記憶を確認する」というのはダミーで、今回の質問では、あなたの『観察力』をチェックさせて頂きました。
観察力にこそ、褒め上手になる要素が隠されているんです!
褒め上手になるコツは「観察」
ただ見ているだけでは、観察にはなりません。
例えば、相手の服を一つとっても、「似合っているか」「センスがいいか」「一張羅なのか(お気に入りの服なのか)」「思い入れがある様子か(大切な人からプレゼントされた等)」など、服から連想できるポイントを気にかけて見ることです。
相手に関心を持って見ることが観察、です!
なかなか部下や後輩を褒められない上司や先輩は、単に観察が浅い(表面しか見ていない)だけなのかもしれませんよ。
褒め方はイルカの調教師に学べ
イルカがジャンプする一瞬を見計らって、調教師はホイッスルを「ピッ!」と鳴らし、すかさずお魚(ご褒美の餌)を与えます。
調教師は、言葉が通じないイルカに対して、このようなアプローチ方法で『ジャンプできたことを褒める』のです。
最初のうちは、どうしてお魚がもらえたのかがわからないままイルカは再び泳ぎはじめます。
それでもイルカがジャンプをする度に調教師はホイッスルを鳴らしてすかさずお魚を与え続けます。
これを繰り返すことで、イルカはジャンプをするとお魚がもらえることを学習し、ジャンプが定着していくのです。
ポイントは2つ
- こちらがどんな行動を求めているのか相手に理解させる
- 相手がこちらの求めている行動をしたタイミングで褒める
イルカの調教師は、イルカがジャンプしてから5分も10分も時間を空けてお魚を与えるわけではありません。
ジャンプをしたらすぐにご褒美がもらえるため、イルカ自身も「お魚をもらえるのはジャンプをしたからなんだ」と気づくことができます。
そしてこれは親が赤ちゃんを褒める時と同じです。
赤ちゃんの反応を見てすぐに、親が笑ったり、赤ちゃんの頭をなでたりすることで、赤ちゃんは褒められているかどうかを認識するのです。
これまでの自分の褒め方を思い返してしましょう!
部下を褒める時も、イルカや赤ちゃんを褒めるように『すぐのタイミング』を心がけていましたか?
褒めるべき出来事が起こった瞬間ではなく、少し時間が経ってから褒めていませんでしたか?
間違ったタイミングで褒めることを繰り返してしまうと、相手に不快感や不信感を与えてしまうこともあります。
褒め上手になるコツは、『観察』と『タイミング』です。
相手を観察することが適切なタイミングを掴むことにも繋がるということも覚えておいて下さい。