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【女性管理職マネジメント能力】部下のストレスチェック

【女性管理職マネジメント能力】部下のストレスチェック

今回は「女性管理職マネジメント能力アップ」と題しまして、『部下のストレスを管理・コントロールする方法』をご紹介致します。

BPL Woman Editor

こんにちは、BPLaboです。

従業員50名以上の事業者に対する「従業員のストレスチェック義務化」が2015年12月1日に施行され、今後はこれまで以上に「社員のメンタルヘルス対策が重要視される」はずです。

だからと言って、国の対策に任せっきりになるのではなく、それとは別で「もっと現場レベルの個別対策」を行う必要もあるでしょう。わたし自身、「部下のストレスは上司次第」であり、今後増々の活躍が期待される女性上司の皆さんには『部下のストレスをコントロールする力が必要である』と考えています。

本記事の内容を深く理解して実践することが出来れば、上司のマネジメント力強化にもなるはずです。部下を持つ女性管理職の皆さんは、ぜひ職場でお役立てください。上司たるもの次の3つのポイントは押さえておくべきですよ。

1)部下のストレスが上司次第であることを自覚する。

部下のストレスは、仕事の内容や忙しさによるものでもありますが、それとは別に『上司がどういう人格の持ち主であるか』ということに大きく影響されるものです。

それまでは秩序ある職場だったのに、ある上司が異動してきた途端よく混乱するようになった。ある上司のもとでは部下がどんどん退職してしまう。などは、もはや「上司あるあるネタのてっぱん」と言えるのではないでしょうか。

部下にとってみたら『上司による人災』と言っても過言ではありません。

上司たるもの、第一に『部下のストレスが上司次第であることを自覚しておく』ことが必要不可欠でしょう。

2)部下のストレスを増大させる悪い上司の特徴を知り、良い上司を目指す。

部下のストレスを増大させる悪い上司の特徴は、主に次の5つです。

  1. 気分屋(その場その時の自分の感情で指示命令を下す上司、意見がコロコロ変わることも)
  2. 無責任(すべての判断を部下に任せ、なにか問題が起きても責任をとらない上司)
  3. 責任転嫁(自分のミスや失敗を部下のせいにする上司)
  4. チェック魔(部下の言動を細かくチェックしてうるさい上司)
  5. 威圧的(部下にプレッシャーをかけ、言動が横柄で職権乱用する上司)

これら5つの特徴いずれかに当てはまる上司のもとでは、部下は常に緊張を強いられ、上司の一言に振り回され、自分らしく仕事をすることは難しいもの。

これら5つの特徴を持たない上司になりましょう!上司たるもの『一貫性、責任感、素直さ、謙虚さ、部下を信じる心』を持っていたいものです。

3)部下のニーズをつかみ、叶える努力をする。

部下が上司に求めるもの、それは「ちゃんと私を見ていてください!という願い」ではないでしょうか。「(良い意味で)上司から目をかけられていたい」と言ったほうが分かりやすいかもしれません。そういう意味では、部下は『親の愛情を欲している子供のよう』でもあります。

実際、リアルな職場では「こんなに頑張っているのに、まったく評価してもらえない」と嘆く部下は少なくありません。いえ、むしろ『そういう不満ばかり』が叫ばれていると言ってもいいでしょう。

給与が低いのも、出世が遅いのも、雑務ばかり押し付けられるのも、部下が抱くあらゆる人事評価への不満は「得てして『上司への不満』という考えに集約されてしまう」ものです。

部下の「評価してもらえない」という思いは、翻訳すると『ちゃんと私を見ていてください』という訴えであり、その訴えが上司に届かないことが上司への不満へとつながっていると言えます。

上司が『ちゃんと部下を見て、公平に対応する』ことは、部下のストレスを解消させるだけでなく、モチベーションまで高めてしまう絶大な力があるのです。

いかがでしたでしょうか。

部下のストレスをコントロールすることも上司の大仕事ですよね。ストレスチェックが義務化され、社会的にもますます社員のストレス対策が求められています。

女性管理職の皆様、ぜひ今回ご紹介した3つの『部下ストレス対策』を取り入れてみてくださいね!

  1. 部下のストレスが上司次第であることを自覚する。
  2. 部下のストレスを増大させる悪い上司の特徴を知り、良い上司を目指す。
  3. 部下のニーズをつかみ、叶える努力をする。