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【相談】男性社会の部署でただ一人の女性技術者として働いている。難しい仕事を終わらせても、業績を上げても、誰からも何のリアクションもない。転職を考えているが…

働く女性の無料相談・回答

相談:男性社会の部署でただ一人の女性技術者として働いている。難しい仕事を終わらせても、業績を上げても、誰からも何のリアクションもない。私は居ても居なくてもいいのでは?

相談者:スカイさん

部署でただ一人の女性技術者として働いております。

しかしもう疲れました。私が業績を上げても、難しい仕事を終わらせても、何のリアクションもなく、居ても居なくても良いみたいです。

部署は男性社会で部長も含め私の存在が気に入らないようです。

仕事を頑張れば嫌味を言われ、仕事のミスも私では無いのに女性がミスをしたと社外に言われます。その方が上手く収まるんだそうです。私をというか女性技術者を認めたくないんだろうと感じます。

部署内のモラルも低く、上司も同じです。それに何も言わない周囲。この状況を気がついてるはずなのに何もしない会社。

転職を考えてますが・・・こういった状況に対して何かできる事があれば知りたいです。

(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)

回答者:一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長 大森篤志

こんにちは、大森篤志です。スカイさん、ご相談ありがとうございます!

大森篤志

それでは、回答させて頂きますね。

大森篤志からの回答内容

自分自身の価値に気づく

部署でただ一人の女性技術者なのですね、すごい!

難しい仕事をこなし、会社の業績アップにも貢献。さらに、唯一の女性という希少価値の高さ。スカイさんの存在価値はとても高いと私は感じましたよ。

まずは、自分自身を褒めてあげてください。

男性技術者たちの心理

どんなにいい仕事をしても周囲の男どものリアクションが薄い。だから“居ても居なくても同じ”ように思う。というスカイさんの感情メカニズムはよくわかります。

しかし、それは真実でしょうか。プライドの高い男どものことです。仕事ができる女性技術者を羨み妬む男も多いことでしょう。技術者として負けたくない気持ちだけは立派にあるため、女性にいい仕事ぶりを見せられると面白くないのかもしれません。スカイさんがおっしゃるように認めたくない部分もあると思います。

一方、男どものリアクションが薄いのは、女性技術者としてスカイさんの存在が大きくなっている裏返しである。とも言えるでしょう。ただ一人の女性が台頭してきていることへの焦り、男性技術者たちを脅かす脅威なのです。だから叩く。私にはそんな心理と構図が透けて見えます。居ても居なくてもいい、とは決して思っていないはずですよ。

“私は居ても居なくてもいい存在”という気持ちはスカイさんご自身が作り上げた感情なので、そのことに気づければご自身で捨てることもできるでしょう。

男女の枠を超えた技術者としての心理

男性社会の中で女性がたった一人で生き抜いていくには、大変な苦労があると思います。しかし、今の職場が生き抜くことを諦める状況にあるのかどうか、それほどまでに男性たちからの圧力が強烈で制限が厳しいかと問われると、そうではないように思います。同時に、もう少し足掻いてもいいのかなとも。なぜなら、女性技術者として認めてもらえるのもそう遠くないように見受けられるからです。

先ほどもお伝えしましたが、男どもの妬みはむしろポジティブに受け止めたほうが賢明です。嫌味を言われても、自分のせいにされても、それでもめげずに高い技術力を発揮し続けることさえ怠らなければ、やがて男性・女性という枠を超えて認め合えるものですし、それが技術者の心(誇り)というものではないでしょうか。

男性社会の中で女性が陥りやすい思考と感情

以前、女性トラックドライバーからご相談をお受けしたことがあります。彼女もスカイさんと同様、当時は会社で唯一の女性ドライバーでした。就職後の1年間は勤怠管理をする直属の男性上司としかまともな会話をしたことがなかったそうです。

同僚とのコミュニケーションがほとんどないと、まるで珍しい生き物を見るような冷たい視線で見られているように感じたり、差別を受けているように思えたり、自分には合っていない仕事なのではないかと考えるようになったと言います。

しかし、1年が過ぎたあたりから、少しずつ状況が変わり、他の男性ドライバーと話をする機会も増え、今では会社のオアシスとして慕われるようになりました。その後、新しく女性ドライバーが2名入られたようで、今は楽しく仕事をしていると聞いています。

彼女が入社した当時は、ほとんどの男性社員が「この仕事は女性には無理、すぐ辞めるだろう」と見られていたことも、後々になってわかりました。

いずれにしても、男性社会の職場環境で女性自身が適応し、周囲の男性たちが女性を理解するまでは、相応の時間がかかるのでしょう。

もう少し足掻いてみて、ダメなら潔く

たとえ転職しても、どんな仕事でも、人間関係はついてまわります。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が進んで、ロボットと働くような仕事もあるようですが、誰とも関わることなく完結できる仕事は限られたもので、どんな仕事にも少なからず人間関係が生まれます。

その人間関係がうまくいっているケースと、そうでないケースでは、アウトプット品質の差も大きくなります。人間関係がうまくいっている人ほどいい仕事ができることは言うまでもありません。

しかし、良い人間関係は一朝一夕では築けないもの。自分自身の置かれている環境や状況をよく観察し、郷に入っては郷に従う姿勢も持ちながら、もう少しだけ足掻いてみてはいかがでしょうか。

男性たちの野次など気にせず、技術者としての仕事に専念するのです。褒められなくても、リアクションがなくても、それでも仕事をしっかりこなしましょう。無表情や怖い顔にならないよう注意し、努めて明るく振る舞うことも忘れず。自分を律するのは最初は難しいかもしれませんが、それに努めることが足掻くことだと思ってください。

それでも一向に変化がない場合は、立つ鳥跡を濁さずを心掛けてきれいさっぱり転職するなど、現実を調整しましょう。