大森篤志からの回答内容
「恋愛に別れはつきもの」ではありますが、それを頭ではわかっていても、現実を受け入れるのは難しいものですよね。本回答が、ななかさんの気持ちを整理する助けになることを願っています。
「突然の別れ」ではなかった？
さて、ななかさんには、彼が「何の前振りもなく突然別れを切り出した」ように思えたのかもしれませんが、実はそうではないんですよ。
彼が「俺もいっぱい悩んで考えた」と言っている通り、それは1ヶ月前から考えていたことなのか、それとも3ヶ月前か、あるいは1年前から気持ちに何かしらの変化があったのかもしれません。
それでも、彼なりに努力をしてきたのでしょう。だから、彼なりのギリギリのところまで、お付き合いを続けてきたのだと思います。2年半の記念のお祝いの時も、彼自身は「このお祝いをきっかけに、冷めてしまった彼女への愛情を取り戻せるといいな」と思っていたのかもしれません。
いずれにせよ、彼は「ある日突然思い立って別れを切り出した」のではなく、いくつもの葛藤を経て、ようやく心を決めて伝えたのではないでしょうか。
１年間を振り返ってみる。
試しに、ここ1年間を振り返ってみて下さい。もし、彼が何を求めているのかよくわかっていなかったり、これまでそれを与えられなかったり共有してこなかったようなら、彼にとって必要な存在で居続けるのは難しいものです。
それと、彼にとっての「距離を置く」という真意は、ななかさんの仰る通りでほぼ間違いないように思います。「それで気持ちの整理がつくなら…」という彼の最後の優しさなのかもしれません。
せっかく距離を置く了承を得たのですから、彼が忙しい時期でもありますし、今はLINEや電話は控えたほうが賢明です。
どうしてもLINEがしたい場合は、彼が返信する必要のない「読み流し」が可能な内容で、かつ短文、例えば「頑張ってね、応援してるよ」というポジティブなメッセージであれば、今以上に状況が悪化することはないでしょう。
そして、彼の忙しい時期を抜けたら解禁です。連絡するのを誕生日まで待つ必要はありません。取り急ぎ『ななかさんの気持ちが整理された印象を彼に与えるような内容』のLINEを送り、もう一度会う約束を取りましょう。
彼と会って話すことを最大の目的に考えたら、「最後に一度だけ会ってくれる？」という捨て身の内容でもいいと思います。別れを覚悟して、勇気を奮い起こし、話し合いの席をつくる。永遠に別れてしまう前に、最後のチャンスだと思って話し合いましょう。
ここまできたら「そういうの、もういいよ。面倒くさい」と彼に思われてもいいじゃないですか。
お互いが一番分かり合える瞬間になるチャンスも。
二人の歴史を振り返りながら一つ一つの問題について話し合いができれば、彼の口から思いもよらない話を聞いてはてなマークでいっぱいになるかもしれません。
お互いに誤解していたことが多くて驚くこともあるでしょう。皮肉にも、二人がうまくいっている時よりも、話し合っているその時のほうが、お互いが一番分かり合える瞬間になるかもしれません。
二人で乗り越えていける問題であるのなら、また元の鞘に収まることもあるかもしれません。もちろん、その逆もあります。いずれにせよ、はっきりしますよ。
恋愛は、はっきりせずズルズル時間だけ過ぎていくのが一番ダメ。彼にとっても、ななかさんにとっても、時間は有限で貴重なものです。執着して彼の時間を奪ったり、自分の時間を浪費するのはやめましょう。そのためにも、ここではっきりさせるのです。
