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旦那のモラハラに耐えかねて離婚。慰謝料も養育費も払う気がない?

働く女性の無料相談・回答

相談:旦那のモラハラに耐えかねて離婚したいと言ったら意外とあっさり同意。早く縁を切りたいが、慰謝料も養育費も払う気がないことにどうしても納得がいかない。

相談者:まいさん

妊娠をきっかけに結婚し、現在2ヶ月になる子がいます。

以前から旦那のモラハラにずっと耐えてきました。

実は、これがモラハラだったと知ったのは最近のことです。

もともと束縛がすごく、携帯のチェック、LINEやメールの内容までチェック、もちろん男の人の連絡先は最初の段階で消去されました。

段々と酷くなり、何か気に入らないことがあって怒ると、女友達の連絡先も消去、挙げ句の果て、連絡先は家族のみで、写真も旦那との写真のみでそれ以外全て消去されました。バックアップにとっていたものも全てです。

携帯の番号も変更させられました。そして、一度元カレとの写真を見られてしまい、それで怒ってしまい、私の大切な物、服、写真などのほとんどの私物を捨てられました。友達や家族から貰ったものも全てです。

それでも、子供が産まれたら変わってくれるかもしれないと、今思えば無駄な期待をして、ずっとずっと誰にも言わずに頑張りました。

しかし、どんどんエスカレートし、GPSを持たされたり、仕事中なのに頻繁に電話とLINE、返事が1分でも遅れると不機嫌になります。

何より、友達や家族とも自由に会うことができず、実家もすぐ近くなのに行くことを許されませんでした。産後も里帰りをしたかったのに許されず、親にも寂しい思い、心配をさせてしまいました。

何か気に入らないと、手をあげることもありました。

「お前なんていらない。新しい母親を探す。」

「お前なんて俺にしか拾ってもらえない。」

「本当に何もできない。」など、、、。

子供がいる前でも私に手を出すようになり、このままでは子供にまでかわいそうな目に合わせてしまうと思い、決断して家を出ました。

離婚したいと言ったら、意外とあっさり同意しました。

ただ、お祝いで頂いたお金や貯金も勝手に使われ、また、子供が生まれる2ヶ月前に勝手に失業し、正直カツカツの生活でした。

別居してからもお金ばかり請求してきます。私も育児休暇中ですし、収入も少ないです。むしろ、今までされたことの慰謝料を請求したいくらいです。

ただ、モラハラを受けていた証拠がありません。旦那は慰謝料も養育費も払う気がないようです。早く縁を切りたいですが、どうしても納得がいかずにいます。私物も捨てられたため、着る服もあまりありません。本当に悔しくなります…。

どうしたら良いのでしょうか。

(***ご相談内容は一部編集しております***)

(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)

回答者:一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長 大森篤志

こんにちは、BPLaboです。まいさん、ご相談ありがとうございます!

BPL Woman Editor

それでは、回答させて頂きますね。

大森篤志からの回答内容

これがモラハラだと知った時のショックはかなり大きかったことでしょう。また、その証拠が示せないでいることに自己嫌悪や後悔を感じているのではないでしょうか。やり場のない悔しいお気持ちに苦しんでいる様子が目に浮かびます。

慰謝料や養育費に関するご対応については私が弁護士の立場にないためご回答は控えますが、これだけはお伝えしておきたいと思います。

離婚するなら、“きれいに清算する”ことを最大の目的にしましょう。

悔しいお気持ちはよくわかりますが、それでも今は反撃心を抑える努力をし、改めて冷静に現状を捉え直してみて下さい。別れ際は特に怒りにのみ込まれてはいけません。

お金に関するデリケートな問題は“感情を挟まず”に、弁護士など専門家の力を借りてスマートに行うほうが後々問題にならずに済むものです。

相手がモラハラ夫である場合、いつまた何がきっかけで不条理な要求や仕打ちがあるかわかりません。まいさんの怒りが相手にも伝わり、問題を複雑にしてしまうことだけは避けたいですよね。

まいさんの「早く縁を切りたいですが、どうしても納得がいかずにいます。」という発言から、悔しいお気持ちは痛いほど伝わってきますが、きれいに清算するという観点から言えば、いくつか納得できないことがあったとしても、下手に対応すると問題をこじらせる(泥沼化させる)可能性がある場合は『一刻も早く縁を切る』ことを優先させたほうが賢明であると私は考えます。

それと、旦那さんの「別居してからもお金ばかり請求してくる」という行動から推察するに、旦那さんは「払う気がない」というより『支払う能力がない』と考えたほうが自然でしょう。

取るものがない相手から取ろうとしても無駄にエネルギーを浪費するだけであまり生産的ではありません。「無い袖は振れない」と開き直られ、さらに腹立たしい気分にさせられるのがオチではないでしょうか。

まいさん一人でモラハラ夫と闘っても傷つけられるばかりで時間と労力がもったいない、私にはそう思えてならないのです。

弁護士に任せるのも一つの方法

もしご両親に費用等を援助して頂けるのであれば、お金に関する細かいことを含めた離婚の手続きそのものを弁護士に任せてしまうというのも一つの方法でしょう。

少々高額な人生の勉強料にはなってしまいますが、正しいやり方で現状をきれいに清算することができれば、まいさんの気持ち次第でいかようにもその後の人生を上向かせることは可能です。

また、別居してからもお金を請求してくるようですが、それに情で応えてはいけません。(※離婚を前提に別居している今は、まいさんが直接旦那さんとやりとりすることは望ましくありません。弁護士等の専門家を介すことも検討してみてはいかがでしょうか。)

やむを得ず直接やりとりしなければならない場合は、どんなに強い口調でお金を請求されても「私もお金ない、無い袖は振れない」と自分の意思をはっきり伝えることが大切です。まいさんのお金は、まいさんご自身とお子さんのために大切に使うべきではないでしょうか。