大森篤志からの回答内容
「口喧嘩になりやすい、衝突しやすい」という人ほど、物事を『白黒はっきりつけたがる』傾向があります。
もしかしたら、智子さんにも、旦那さんが自分の「敵なのか?味方なのか?」、自分の意見が「間違っているのか?正しいのか?」など、その場で決着をつけないと気が済まないところがあるのではないでしょうか。
少しでもそういう傾向があると、自分の意見が少しでも批判されるとすぐ感情的になって「どうせ私が間違っていると言いたいんでしょ?」と旦那さんを問い詰めてしまいます。
妻
間違ってるのは私ばかりなの?いつでもあなたが正しいの?
夫
そんなことは一言も言っていないじゃないか。
妻
言ってるようなものよ!だったら、どうして私のプランに文句をつけるの?
夫
ちょっと疑問に思ったことを質問しただけだろ。何をそんなに怒ってるんだよ。
このような事例は非常に多く、その原因は『物事の受け止め方』にあります。
「是か非か」という極端な受け止め方をしているうちは、旦那さんに限らず、どういう相手と議論をかわしても平和的な解決は期待できません。それどころか、相手のちょっとした言動にも腹を立てたり、自分の思うようにならずイライラして気持ちが抑えられなくなってしまうでしょう。そうなると衝突は避けられません。
物事を柔軟に受け止める
衝突をなくすためには、相手の言動や物事を『柔軟に受け止める』必要があります。
例えば、「答えは一つしかない」ではなく『いろいろある』と考える。「否定された」ではなく『自分にはない新しい見解をくれた』と考える。
「柔軟に受け止める」とは、『すぐに答えを1つに決めつけない。あらゆる可能性を受け入れる』ということです。
そういう「柔軟さ」を持っているだけでも、いたずらに相手を傷つけて衝突を招くことはなくなるはずですよ。今よりも物事をできるだけ柔軟に受け止める努力をしてみて下さい。
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