【相談】転職を繰り返す女性、自分に合う仕事を見つけたい!

働く女性の無料相談・回答

大森篤志からの回答内容

29歳にして3社目。その転職実績は、企業側がかなえさんを「即戦力として見た、またはポテンシャルを感じた」という証拠です。

かなえさんの場合、真剣にご自身と向き合えば「自分の才能に気づく」のはそう難しいことではないと私は思いますよ。

才能もそうですが、自分に合う仕事を見つける作業は、例えるなら、温泉を掘り当てる作業のようなものかもしれません。人によっては浅いところで掘り当てる場合もありますし、かなり深くまで掘らないと見つからない場合もあります。

地震などの地下変動がきっかけで、温泉が勝手に湧き出てくることもあれば、掘っても掘ってもそこから一滴の水さえ出ないこともあるでしょう。

実際は、20代で諦めた夢が急に現実味を帯びてきたり、「ない」と思っていた才能が実は「ある」ことに気づかされたりするのが30代なのかもしれません。だからこそ、これから30代に入ろうとしているかなえさんには、もっとワクワクしながら『自分に合う仕事』を探して欲しいのです。

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29歳の今の時点でぜひ心得ておいて欲しいのは、「いつ?どこで?どのようなことが?誰が?きっかけで『自分に合う仕事』が見つかるかわからない」ということです。

何となく「自分に合う仕事はコレかな?」と思った時ほど、かなえさんがどのような選択をするのかが肝心ですよ。

ここを掘り下げても見つからないと思って早々に別な場所へ移動するのか、もしかしたらこの場所にあるかもしれないと思って掘り下げてみるのか。せっかく掘ってみようと思えた場所を早々に諦めるのではなく、もう少し続けてみる。そういうプロセスをとることで「自分に合う仕事と出会える可能性は高くなる」からです。

人は、40代50代へと進むにつれて固定観念も強くなる傾向があります。固定観念が強くなればなるほど、自分に合う仕事を自分で見つけることが難しくなるでしょう。

固定観念が邪魔をしてしまい、本当は「続けていれば自分に合う仕事になる」ことであっても、早い段階で『なんか違う』と感じて誤判断することにもなりかねません。

本人が「これは自分に合う仕事」と認めなければ、どんな仕事に従事しても一向に見つからないのです。そういう観点からも、30代のうちに本気になって自分に合う仕事を見つけてしまうのが賢明だと思います。

「続けたから見つけられた」人も多い

今回の3社目が今までで一番「これかな?」と思える仕事ということですし、「もう少し続けてみたら新しい自分に出会えるかも(わくわく)」という気持ちで3社目を続けてみてはいかがでしょうか。

会社ですから、いきなり新しい上司が現れて、あっという間にかなえさんの尊敬する上司になるかもしれません。新しいプロジェクトを任されて、かなえさんが圧倒的な実績を出すかもしれないのです。

「いつ?どこで?どのようなことが?誰が?きっかけで『自分に合う仕事』が見つかるかわからない」というのは、そういうことでもあります。

もちろん最終結論はかなえさんが出すものですが、これまでの2社とパターンを変えてみたら何かが変わるかもしれませんよ。