大森篤志からの回答内容
社会人として働き出して4ヶ月。学生の頃とは「社会的責任の重さ」が違いますから、それだけストレスの負担も重くなります。
(なかなか自覚は出来ないものですが)もしかしたら、その環境の変化に戸惑うことも多かったのではないでしょうか。
また、新入社員は指導を受ける立場にあります。「社会的責任の重さ」を考えると、指導の厳しさも学生時代のそれとは比べものになりません。それを思えば、目上の人たちが考えている以上に新入社員たちの心は壊れやすいものです。
ややもすると、目上の人たちから「たかが4ヶ月で甘えたことを言うな!」と思わてしまいそうですが、今のぼいさんにしてみたら酷な言葉です。
私も新入社員で入社後わずか3ヶ月で直属の上司に退職相談した男ですから(笑)、よくわかります。入社して半年間くらいは、想像していた現実と実際のギャップに苦しんでいろいろな事を考える時期でもあるんですよね。
さて、ぼいさんの選択肢は大きく2つあります。厳密にはもっとありますが、今回の事例では2つに絞った方が考えやすいでしょう。
- 期限付きで続けてみる。(1年間、3年間など)
- すぐに転職する。
1. 期限付きで続けてみる。(1年間、3年間など)
大事なことをお伝えしておきます。
仕事の向き不向きを判断する場合、新入社員は圧倒的に不利です。なぜなら、今の仕事が初めてなので、他の仕事と比較することが出来ないからです。
新入社員ほど「向き不向きの判断を間違えやすい」もの。それも、短期間で判断しようとすればするほど間違えやすくなります。「まずは3年」などとよく言われるのはそのためです。
ストレスに強くなる自分磨き(例:働く女性の『賢く、正しいモノの捉え方』)をして、もう少しだけ今の仕事を続ける選択をするのも新入社員のぼいさんにとってはアリなのではないでしょうか。
「辞めるタイミングがわからない」と仰られるのは、きっと『100%辞めるモードになっていない』からなのでしょう。何はともあれ、ぼいさんとご縁のあった会社です。期限付きで続けて、続けるからには前を向いて仕事をするのも一つの選択です。そのうちに今とは考えが変わるかもしれませんよ。
2. すぐに転職する。
もう少し続ける選択がある一方、すぐに辞めて転職するという選択もあります。
一般的に入社して数年(1〜3年くらい)で転職を志す若手求職者のことを「第二新卒」と呼びますが、実は『第二新卒は転職しやすい』のも特徴です。実際に『5割弱の企業が第二新卒の採用に積極的』というデータも出ているくらいです。
たしかに、20代と比べてしまうと、30代、40代、50代と年齢が高くなるにつれて転職しにくくなることはあるかもしれません。早いうちに転職すれば少ないエネルギーで済みそうです。
冒頭でもお伝えしたように、他の仕事と比べようのない今の状態で「仕事の向き不向きを考える」のはうまくありません。そう考えれば、早いうちから様々な仕事に関わって「いろいろ経験してみる」のも、適職・天職に出会う秘訣と言えるでしょう。どうしても今すぐに辞めたい場合は、自分の「好き」を基準に転職先を探してどんどん動いてみるのも一つの選択です。