目次
会社組織の悪習や理不尽な人間関係の中に身を置きつつも、それでも生き生きとした表情で働き続ける女性たちの「共通点・強い心を維持する秘訣」を探るため、私は様々な年代の女性たち(20代〜50代)とお会いしています。
こんにちは、BPLaboです。
多くのハツラツ女性とお会いし、共通点や特徴を5つにる上で必要十分な人数に達しましたので、記事にしておこうと思います。
1. ディテールにこだわらない、リスクから入らない
ビジネスの話をしていても、新しい仕組みづくりや事業モデルの構築についてなど、戦略やクリエイティブな話題が多く、ディテールにうるさい人(リスクばかりに目が奪われていたり、マニュアルや手順などを杓子定規に説明するような人)は一人もいませんでした。
会話中の観察ポイントとして、話題に「リスクから入るか、理想(こうありたい)から入るか」を注視していましたが、リスクから入る人が一人もいなかった事には正直私も意外で驚いています。
この点は、彼女たちがリスクから目を背けている、コンプラ意識が低い、等という事では一切ありません。相応のリスクには気づいていますし、回避策やコンプラ意識も持ち合わせています。それ以上に、彼女たちは、こうありたいというビジョンを大切にしているのです。
一方、リスクに重きを置く傾向が強いと、無難で安全な道を選択しやすくなり、チャレンジ精神の低下、コンサバ化につながる恐れがあります。
行き過ぎたリスク主義は、働く人の行動を制限し、輝きを奪う要因になってしまうこともあるのです。
2. 常に新しい情報をキャッチし、クリエイティブに発想する
しかも、自分の仕事につながる情報だけでなく、自分とは何の関係もつながりもなさそうな情報までキャッチするのが特徴です。
- 「今は価値を見いだせない情報でも、点と点がつながってバリューが生まれるかもしれないし…」
- 「どんな情報から新しい気づきや発想が生まれるかわからないから」
- 「今は情報ビジネスの時代、知る必要のない情報なんてないと思う」
- 「情報を取捨選択する力を身につけるためのトレーニングにもなるから一石二鳥」
いかにも彼女たちらしい考え方ですよね。
情報を遮断したり、自分の興味や関心ある情報だけしかキャッチしないと、超情報化社会で生き残るためのサバイバル力が低下してしまう可能性も。
ライフサイエンス誌「eLife」発表の論文によれば、人間の脳全体では1ペタバイト(1,024TB/テラバイト)の情報を記憶することが可能らしいですよ。
分厚い文庫本1冊の情報量が約100MBと言われていますから、10冊分で約1GB、10,000冊分で約1TB。つまり、1ペタバイトは分厚い文庫本にして約10,000,000冊以上になるわけです。もはや想像もつきません(笑)
情報過多社会とも言われていますが、それでも人間の脳はまだまだ余裕があるということも知っておくといいですね。
3. “超”挑戦志向、“超”楽観的
ある女性(管理職に抜擢されたばかりの女性)は「現状維持(部門の売上を維持する)ための役割として自分が管理職にアサインされたのなら今すぐ辞退します。それでは私自身に存在価値がないので」と言っていました。
「新しい取り組みを始めた、売上・利益が伸びた、昨対比20%アップ」など、成長することにフォーカスしているのが彼女たちの特徴です。
また、挑戦志向である裏側には、楽観的なモノの見方・考え方をする傾向も隠れています。
楽観的というと無責任な印象を持たれる方もいるかもしれませんが、彼女たちは少し違います。自己効力感(自分にはそれが出来るという自信)が驚くほど高いんです。
できる!成功する!という楽観的なイメージを描きやすく、周囲から「本当にうまくいくの?」というネガティブな意見を聞いても、落ち込んだり、不安になったりすることなく、実行を阻害する抵抗勢力の弱音(雑音やノイズ)と捉え、あえて聞こえないフリができるのです。
4. 人の目を気にする状況(心の隙)をつくらない
周囲のネガティブな声にペースを乱されない強い信念があり、外野からのヤジを振り払って突き進めるだけの行動量があるのも特徴です。反対されていちいち立ち止まっていたら無理な芸当でしょう。
人の目を気にしないよう意識するのではなく、実行中でそれどころではない(人の目など気にしていられる状況ではない)という地点にまで自分を持っていくことが肝心なのです。
5. わくわくや感動への関心が高い
彼女たちが物事のディテールにこだわらないのは、やらなければならないタスクばかりに目が向いてしまい、わくわくが小さくなりやすいことを知っているからでもあるのでしょう。
彼女たちの多くが、私との会話中も、常に“何か面白い話を隠しているような様子”で、ニコニコしながら嬉しそうにしているのが印象的でした。私との会話を面白がり、ネタを探し、まるでゲーム感覚で楽しんでいたようにも思います。
「わくわく、感動、楽しい、面白い」を生み出そうとする意識が強いのです。
今回は30名以上のハツラツ女性とお会いしましたが、ほとんどの場合で私は始終押されっぱなしでした。激動の現代社会で生き生きと過ごすことが出来ている女性のパワーは本当にすごいです。
とはいえ、私はそんなふうになれないと思う女性もたくさんいるはず。そう思った方は、苦しいと感じた時にこそ楽しむ姿勢を意識してみて下さい。
あれもこれもは難しいかもしれませんが、うまくいかない時は笑ってみることならできるのではないでしょうか。
【適職診断】自分に合った仕事探し「質問7つに答えるだけ」 転職の悩み解決!転職を成功させた3人の女性の秘訣とは?