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すべてが自分の思い通りになるわけではないので、人生に一つも不満がない人はいないと思います。しかし、不満があるからといって、満足を何一つ得られないということはありません。
今回は、「仕事って楽しいかも!」「人生も捨てたもんじゃない!」そんなふうに思える女性になれる3つの考え方をご紹介いたします。
1.みんな不満を抱えて生きている、決して自分だけではない
Bさん
Cさん
Aさん
組織で仕事をしていると、このような不満はつきもの。ただそれを顔に出したり、口にしたりしないように気をつけている人が大半なのではないでしょうか。
多くの人たちが、様々な不満を抱えながらも「もう少し頑張ってみよう。ここまではやり遂げよう!」と自制しながら働いているものです。
自分が置かれた環境や仕事に不満を抱いているのは、決して自分だけではなく、ほぼ皆であろうことを理解しておくだけでも気持ちがラクになりますよね。
「みんなそれぞれに何かしらの不満を抱えている、決して自分だけではない」ということを、自分の心を慰めるメッセージとして自分自身に投げかけて欲しいと思います。
イヤイヤ働いていると、生きることがつらくなってきます。けれど、みんな同じで自分だけではないと考えるようにすると、不満やイヤイヤがなくなるとまでは言いませんが、それほど気にならなくなってくるはずですよ。
2.仕事で円満な人間関係を築くための簡単コミュニケーション術
私は多くの女性から仕事についての悩み相談を受け続けていますが、「誰とも関わらずに一人で自分のペースで自由に仕事がしたい」とおっしゃられる方が結構多くいます。
たしかに、不満は往々にして対人関係によって生じやすいものです。仕事上の人間関係がうまくいっていれば、きつい仕事でも何とかやり遂げられる、ということはよくあります。一方、仕事上の人間関係がうまくいっていないと、やりがいのある仕事でも続かないものです。
では、仕事で関わる人たちと円満な関係を築いていくにはどうすればいいのか。その鍵はコミュニケーションにあります。
ずばり!
聞き上手、反論上手になることです。
相手の話の腰を折らずに最後までウンウンと聴くことが絶対条件です。もし反論する場合は、「なるほど、そういうことですね」と一旦話を受け入れてから反論してみてください。
また、反論する時は「(あなたの)お話をお聞きしたからこそ思ったことですが、それならばこういう見方もあるのかなと思いました」と、あなたのアイデアがあったからこそ私の意見があることを伝えるのがオススメです。
3.ある程度のストレスが不確実な現代社会で生き抜く力を育む
ストレスはまったくないより少しくらいあったほうがいい、というのが心の専門家たちの見方です。私もほぼ同じ見解です。もっと言えば、ストレスがないと人は成長しないと私は考えます。
事実、スランプに陥ったアスリートが数年後に自己ベストを更新するケースは珍しくありません。
思い通りの結果が出せずに気持ちだけが空回りする中、周囲からプレッシャーもかかります。スランプ中のアスリートが受けるストレスはとても大きいはずですよね。
しかし、スランプといっても、絶望して引きこもっているわけではありません。どうすればいいかを考え、ああしてみよう、こうしてみよう、と試行錯誤のうえ何度もトライし続けているうちに、実はメンタルとフィジカルの両面で以前よりもずっと成長しているのです。
冒頭でもお伝えしましたが、ストレスがあるから成長できるというのもまた事実。ある程度のストレスは自分を成長させる燃料・エネルギーになると考えましょう。
ただし、それも程度問題。ストレスが大きいほど反動で成長できるわけでもありません。
このバランスが難しいところではありますが、「追い詰められて万事休す・絶体絶命という状況ではない。とにかく今は、自分にできることをしよう」と思えるうちは、信頼できる周囲の人たちに助けを求めることさえ怠らなければ突破できるのではないでしょうか。
おわりに。最も肝心なこと
最後に、最も肝心なことをお伝え致します。
心が折れそうな時、諦めそうな時、苦しくて辛くてどうしたらいいかわからない時、そういう時の人の視野はとても狭く、選択肢がない、あっても一つ程度しかないように思えるものです。
しかし、事実はそうではありません。誰かを頼ってください。誰かに胸の内を聞いてもらってください。恥ずかしがらずに助けを求めてください。親身になってくれる人は必ずいます。
どんなに苦しい状況でも、どこか楽観的な考えをもってください。現状から抜け出せる日が必ず来ることを想像してください。悩みを一人で抱えないでください。