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「今の会社を辞めて転職したい」40代の働く女性へ。
こんにちは、BPLaboです。
今回は、キャリア支援の専門家として転職を考えている40代女性の方へ『成功する転職について』お伝え致します。
人の心は変わりやすい
心の中で「辞める」と決意した途端、それまで嫌々取り組んでいた仕事にも「これはこれで良い経験になった」などと思えてくるのだから不思議なもの。
上司や同僚の顔色や言動を気にして深読みすることもなくなり、何を言われようが「辞めるんだし、もう私には関係ない」と軽く受け流すこともできるでしょう。
「辞める」という決意には、現実の世界をガラリと変えてしまう力があるのです。それは『人生のリセットボタンを押す』ようなことなのかもしれません。
さて、もう一度よく考えてみましょう。
ただ「心のリセットボタンを押した」だけです。厳密には『心を入れ替えた』と言ったほうが適切かもしれません。
現実には、いまだ目の前に「いつもと変わらぬ口うるさい上司」や「よく嫌味を言ってくる苦手な同僚」がいます。
しかし、心を入れ替えただけで『上司も同僚もまるで別人のように見えてくる』のです。
本当に今の会社を辞める必要があるのか?
「会社を辞める」と決意した途端に『モノの見方が変わる(現実世界の見え方が変わる)』という不思議。これは『人間には一瞬で心を入れ替える能力が備わっている』という証明でもあります。
心を入れ替えただけで「これまでの現実とは違って見える、違って感じる」というのですから、心を入れ替えることをせずヤケを起こして感情的に会社を辞めてしまうのは、あまり得策ではないようにも思えてきます。
会社を辞めるのも、転職するのも、ひとまず「心を入れ替える」努力を試みてからでも遅くはありません。
例えば、人間関係の悩みが原因で「辞めたい」という気持ちが高まっていた人でも、一度冷静になって「いつでも辞められるのだから、焦ることはない」と考えて過ごしていると、そのうち『周囲の評価が全く気にならなくなる』ものですよ。
近い将来「上司や同僚のために私が辞めるなんてバカバカしい」と思える日が来るかもしれません。
「心を入れ替える方法」は他にいくつもある
心を入れ替える方法は、なにも「辞める」と決意することや「いつでも辞められるのだから」と考えることだけではありません。
例えば、『初心に帰る』というのも、心を入れ替える方法の一つです。私がパッと思いつく方法を3例ほどご紹介しておきましょう。
1)今の会社に入社したばかりの頃をリアルな情景と共に思い返してみる
入社時のあなたはどんな思いを抱いていたのでしょうか。
「大好きな商品を扱えることがたまらなく嬉しかった」とか「先輩社員のイキイキと働く姿が印象的だった」とか。
初めてのことだらけで仕事に多少の不安はあっても、ワクワクや希望のほうが少し上回っていて「私も頑張るぞ!」という情熱に溢れていたのではないでしょうか。
「初心忘れるべからず」と言いますが、初心を取り戻した時の人間は『キレイに心が入れ替わる』ものです。
2)もっと時を遡って、自分の幼少期の頃を思い出してみる
様々な大人の働く姿を見ながら、あなたは子供心にどんなことを感じていたのでしょうか。
「近所の花屋さんで働くお姉さんに憧れていた」とか「怪我で3日間入院した時に優しい看護婦さんがいつも一緒に遊んでくれた」とか「お父さんが課長になったぞって大喜びしていて、お母さんも嬉しそうだった」とか。
おそらく『働くっていいなぁ、早く大人になって働きたい』という憧れの感情もあったのではないでしょうか。
あなた自身の純粋な子供心と向き合ってみると、少なからず「仕事や働くことへの嫌気は小さくなる」はずですよ。
3)「今の会社でどうなりたいのか」目先の目的を変える
例えば、今の会社に入社したばかりのあなたは「上司に評価されて、同僚からも一目置かれる存在になる」と張り切っていたとしましょう。しかし今では、上司に叱られる毎日で、同僚からは違った意味で一目置かれる存在に。。。
こういう時は、いっそのこと目先の目的を変えてみてはいかがでしょうか。
「上司に評価されたい」という気持ちが強すぎると、かえって自分をうまく表現できなくなってしまうもの。力の入れどころを間違えてしまうと仕事のパフォーマンスは下がってしまうものですよ。
「上司の評価を気にする」よりも『自分の仕事を丁寧に行う』とか『マメに上司に報連相する』などの具体的な行動策をとるほうが、最終的には上司に評価されやすいと思います。
目先の目的が変わり心が入れ替わると、これまでとは違う新しい自分のやる気スイッチを押すことにもつながるのです。
いかがでしたでしょうか。
「辞める、転職する」という決意を固めるのは、今回ご紹介した様々な『心を入れ替える方法』を試した後でも遅くはありません。
「辞める、転職する」のは、現状で何をしても心が入れ替わらない時の最終手段だと心得ましょう。