履歴書と面接がカギを握る!【人事担当者の心をつかむコミュニケーション術】

今回は、『人事担当者の心をつかむ履歴書の書き方と面接のコツ』をご紹介します。

厚生労働省は2014年度に、子供を持つ女性のための求職相談窓口「マザーズハローワーク」の拡充を決めました。

国が女性活用の方針を打ち出して政策を推し進めていますので、少しずつではありますが、女性の再就職や職場復帰の問題に対しても明るい兆しが期待出来るかもしれません。

とは言っても、環境が整うにはまだまだ時間がかかりそうです。

実態は、

  • 「私のスキルを必要としている企業って意外と少ない。本当にあるのかなあ…」
  • 「ほとんどが書類選考の段階ではじかれてしまう…」
  • 「書類選考を通過しても面接で全敗…」

と、結局は再就職先がなかなか決まらないことが多いものです。

しかし、同時にそういった皆様からの体験談から「あるポイント」も見えてきました。

それは、一にも二にも『書類と面接がカギである』ということです。

書類と面接がカギであることは以前から言われてきたことですが、どうしてもそのポイントを押さえきれない方は多いようです。

そのあたりも踏まえながら、まずは「履歴書の書き方」からお伝えいたしましょう。ポイントは2つです!

1. 「字」と「写真」で人間性を表現する。

「字は人柄を表す」と言いますが、人事担当者はあなたが思っている以上にそれを意識しているそうです。

私がリクルーターとして採用担当を行っていた頃、

  • 「子育てや家事の合間にササッと書かれているのか、履歴書の字が雑になっているのがわかります」
  • 「どうせ書類を隅々まで見ることはないだろう、と軽く考えているのでは?」
  • 「短期間パートの応募だから適当に書いても通るだろう、そんな感じが伝わってきます」

と、履歴書の字を見ながら、ある人事担当者は語ってくださいました。

書かれている字が雑であると、履歴書の人物が本当にそうであるかないかは別として、人事担当者に良い印象を与えていないことは確かなようです。

適当に書いた印象を人事担当者に与えてしまうと、適当に扱われてしまうのがオチですよ。

初めて会った相手の印象は3秒、早ければ一瞬(0.2秒ほど)で決まると言われていますが、履歴書も同じことなのでしょう。

パッと見の印象、つまり「見た目」がものすごく大事なのです。

履歴書の見た目は「字」です。そして「写真」です。“字と写真に強烈なこだわりを持つ”だけで、結果は大きく変わるかもしれません。

もともと字が上手でない人であっても、可能な限り美しく丁寧に書く努力をしましょう。そして、写真もケチらずに専門のスタジオでプロに撮ってもらって下さい。

2. 育児と仕事を両立できることをアピールする。

これまでのキャリアや活かせる能力、取得した資格などはもちろんですが、育児と仕事を両立させる能力(実績)をアピールすることも大事です。

例えば、「夫が育児や家事に協力的で、私が仕事を続けることを一番に考えてくれています」など、働くママとしてどんなに大変であっても、仕事はきっちりと行い・続けていく覚悟があることをアピールするのも効果的ですよ。

また、あなたのキャリアや職業能力がどうあれ、結婚や育児で一度は仕事を離れた以上“ブランクあり”という印象は拭えません。ブランクは下手に包み隠さず、むしろアピールに利用することが賢明です。

「子育てに専念しながらも、仕事復帰のためにどのようなことをしてきたのか」ということをアピールしましょう。

子育てに専念しながらもブランクを埋める努力をしてきたことが伝われば、これまでのあなたのキャリアも色あせることはありませんし、企業側としても安心感を持てる要素になります。

過去の自分をアピールすることよりも、今の自分を企業側の立場に身を置いてアピールすることを考えてみて下さい。

それでは次に、面接でのポイントについて触れていきましょう。面接でのポイントは次の2つです!

1. アピールのタイミングをハズさないこと。