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相談:「40歳を目前に焦り。お金、職場の人間関係、転職、結婚、出産など、悩みが多くて混乱しています…」(39歳・独身)
相談者:Mさん
私は40歳を目前にしてかなり焦っていて、今後のことを考えすぎてどんどん落ち込んでいくようになりました。
「お金の心配、職場の上司が苦手で毎日会うのがつらい、転職しようかどうか迷っている、そろそろ本気で結婚を考えないと…」など、悩みが多くて混乱しています。本当に悩んでいるのにどれも中途半端で結局は何もしていない状況です。
そんな時に大森さんの40代独身女性が「不安に負けない幸せな人生」を手に入れる方法!を読みました。あさって正気を取り戻しました。まずはお礼を言わせてください。本当にありがとうございます。
大森さんの記事を読んでいると、不安だった気持ちが軽くなり、私の人生は今からでもなんとかなるかもしれないと思えるようになります。
でも、現実(特に仕事)が忙しくなるとまた不安な気持ちが押し寄せてきて、余計なことをいっぱい考えてしまいます。考えすぎて動けなくなる自分をどうにかしたいです。
私は現在39歳ですが、自分が40代をどう生きていくか方向性が定まっていません。
たしか大森さんが記事の中で「40代をどう生きるかちゃんと意味づけすることが大切だ」というようなことをおっしゃられていたのを記憶しています。
40代という時間をどう過ごすかを私なりに意味づけするために何かアドバイスをいただけませんでしょうか。
これ以上自分の考えが広がって収集がつかなくなる前に、信頼できる専門家に相談しようと思いご連絡させて頂きました。
お忙しいとは思いますが、どうか宜しくお願い致します。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
ご相談に対するアドバイス
日頃から私の記事をお読み頂き誠にありがとうございます。とても嬉しいです!
お金の心配はほどほどに
人生の大きな不安要素に「お金」と答える人は多いものです。おそらく、Mさんもそのお一人ではないでしょうか。ご相談内容の冒頭に「お金の心配」と書かれていましたし。
たしかに、仕事、結婚、子育て、老後の暮らしに至るまで、私たちの人生のあらゆる場面においてお金は深く関わってくるものですが、とはいえ『不安になったところでお金が増えるわけではない』ですよね。
今の日本では相対的貧困(等価可処分所得が全人口の中央値の半分を下回る状態)に陥ることはあっても、絶対的貧困(何も食べるものがなくて困るような状態)に陥ることはほとんどありません。
お金の問題に関して「考えても無駄だ」とは言いません。しかし、決して『考えすぎる必要はない』と思います。
お金は人を苦しませるために存在するものではありません。お金の心配もほどほどにしないと「お金=苦しみ」という図式がMさんの頭の中から離れなくなり、その思考が本当に貧しい現実を引き寄せてしまいます。
物質的に恵まれている現代人は悩みが多い
経済を成長させてくれた先人たちのおかげで、私たち現代人は溢れるほどの物質的な恩恵を受けています。
その一方で、皮肉にも私たち現代人は『物に対するありがたみが薄れている』のも事実。これだけ物が溢れていれば仕方のないことなのかもしれません。
しかし、大抵の物がすぐ手に入ってしまったら、「どうしても欲しい!どんな苦難があろうとも必ず手に入れてみせる!」と自分が渇望する『たった一つのもの』が何なのかわからなくなってしまうものです。
「あれもしたい、これもしたい、時代に乗り遅れたくない、みんなと同じように…」などと余計な望みがあり過ぎるから、そのぶん悩みも増える。私にはそう思えてなりません。
キャリアプラン・人生設計は複雑すぎないほうがいい
はっきりさせたら、いま頭を悩ませている様々な課題と照らし合わせてみましょう。
「今たくさんある悩みや課題の一つひとつ」を「Mさんの中にある強烈な願望」と照らし合わせていくと、「必要なもの」と「不要なもの」に分別することができると思います。不要な悩みや課題は躊躇せずポイして下さい。要らぬ悩みや課題を削ぎ落とせば、おのずと人生の方向性も見えてくるはずですよ。
人生プランを立てる前に必ずやるべきこと
人生プランを立てる前に、自分の中で泉のように湧き出る欲求が何なのか、しっかり確認しましょう!
40代独身女性が「不安に負けない幸せな人生」を手に入れる方法! なるほど、「考えすぎ」の原因はそこにあったのか!!