相談:私の彼氏は短気で自分勝手です。付き合って半年ほど経ちましたが何度も喧嘩。
相談者:ななさん
はじめまして。ななと申します。
私は現在21歳、彼は22歳です。付き合い始めて半年ほど経ちましたが、何度も喧嘩をしています。
喧嘩の原因は、私の不注意や適当で無意識なところと言われています。
実際、切符をなくしたりコタツを付けっぱなしだったり不注意なところはたくさんあります。
何度もケンカし 「もうむり」と言われても、私は別れたくなく「いやだ、直すからおねがい」 と縋る(すがる)ことによりなんだかんだで戻ってきてくれます。
ですが、2週間前に大きく喧嘩をした後、反省して1週間距離を置いて戻ってきてくれたにも関わらず、何度言われてもあまり変わらず繰り返し喧嘩が起こり崖っぷちの状態です。
怒らせると、 「むり」 「うざい」 などと言われます。(もっともっとキツい言葉も。)
これが変わることはないのは分かってるし、別れた方が楽なのも頭では理解してます。しかし、彼から別れを告げられるとパニックに陥ってしまい、「おねがいします」 と縋ってしまう現状です。
こんな彼はモラハラなのかなと疑いつつも、彼には言えません。もともと彼には短気なところがあり、自分勝手な性格です。上から目線で自分は悪くないという態度を取ります。そういう彼は変わってくれないと思っています。なのでわたしが変わろうと毎回思います。
彼の機嫌を伺いながら付き合ってるのが苦しいけど、普通に戻った時の彼とは仲良く過ごせます。まだ好きな気持ちもあります。大好きだと思えます。幸せな日々も捨てれません。
別れた方がいいとは分かってるものの、別れたくないですし、彼も「むり」と言いつつ少し考え直してくれたりします。
これはモラハラでしょうか?
別れたくないけれど、わずかな希望を捨てきれず、彼の気持ちもよく分からないままで、どうしたらいいか分からず、ご相談させて頂きました。
長文になってしまい、申し訳ありません。よろしくお願い致します。
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。
ななさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
年齢と相性
「21歳と22歳の男女」という関係は、衝突しやすい傾向があります。
成人を迎える20歳前後の時期は、思春期(8〜18歳程度)を経てステージが移行する過渡期。成人式を終え、大人であろうと意識し、社会人としてちょうど入口に立ったあたり。
これまでとは違って自立を求められる時期でもあり、良くも悪くも感情が動きやすい傾向があるのです。
また、付き合い始めて半年で何度も喧嘩をしていることから、相性の問題もありそうですね。
“ちょっとした過ちを許さない厳格な性格”と、“少し抜けてておっちょこちょいな性格”のカップルが衝突しやすいのは想像に難くありませんよね。同じような力学がお二人の間にも働いている可能性があります。
俺様気質
部下を執拗に罵倒する上司のパワハラ例がニュースなどで最近よく取り上げられていますが、何度言っても同じ過ちを繰り返す部下にキツい言葉や自分の憶測だけで発言する人がいます。
こういう発言をする人の多くは“俺様気質”であり、自分の期待通りに相手が動いてくれないと怒りを爆発させる傾向があります。
「うざい」「むり」などの発言までであれば、若いカップルの間ではよく飛び交うものなのかもしれません。しかし、“普段聞くことのないようなキツい発言”は質が違います。
本ケースでは彼がななさんのことを本当に心配してくれている可能性も否定はできませんが、多くのケースでは否定的なもの(バカにしている、ディスっている等)ばかり。明らかに後者のケースに思えるのなら、彼がハラスメント気質であることを強く疑ったほうが賢明です。
疑問は彼ではなく自分に向ける
どうしていいかわからなくなっている時は、彼に対する自分自身の気持ちが整理できていない時でもあります。
今は、彼の気持ちがわからない・知りたい…という気持ちを努めて抑えるようにしましょう。まずは、彼に対するななさんご自身の気持ちを整理することが肝心です。
こういう時は少しドライに考えてみるのも冷静になれていいですよ。結婚して自分が幸せになれる相手か、大切に愛し続けてくれる人格者か、60年間ずっと幸せに寄り添い合えるか、少しだけ未来を想像してみて下さい。
毎日のように文句を言われている、結婚したことを深く後悔している、そんな未来をわずかでも想像してしまうようであれば、今のななさんの彼に対する愛情は本物でないのかもしれません。
一方が縋るような恋愛関係は上手くいかない、私はそう考えています。
この機会に自分自身の感情としっかり向き合い、ななさんご自身が芯(自分の意見や考え)を持ってこの問題に臨むことが打開につながるはずです。