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相談:彼に「わがまま」とよく怒られる。しかし、彼が何事も自分の思い通りにしたがるように思えてならない。
相談者:Nさん
彼と話し合いがまともにできません。
彼44歳、私37歳、ともにバツイチです。
言い合いになる必要のない内容の事でも彼の気に入らない事ですと途端に機嫌が悪くなります。
最初はその事柄について責められますが、私が「そういうつもりではない事」や「そこまで怒る事なのか」などと言うと、論点をすり替えてとにかく自分が優位に立とうとします。(例えば、「言い方がよくない」「あたりがきつい」などです。)
私が言いたい事や答えてほしい事には都合が悪いと一切対応せず、とにかく自分の言い分を通します。
それでもこちらが折れないとドアを大きな音を立てて閉めて部屋を出ていきます。
私には小学6年生の娘がいますが、娘が頑張って陸上大会に向け練習をしていた時にも「こんな短期間でお前の走るのが早くなるわけないんだから」などと傷つける事を平気で言います。
「俺が言ったことは間違ってない」だ、そうです。
それでも娘が練習を続ける旨を伝えると「もう知らん、俺は口出ししない!」と怒りました。
私には、彼がどんな小さい事も自分の監視下に置き自分の思い通りにしたがるように思えてなりません。
彼は優しい時、穏やかな時もありますが、上記の様な事がつらくてなりません。
私の考えがわがままなのでしょうか。(彼には「お前はどれだけわがままなんだ!」とよく怒られます。)
自分ではよくわからなくなりご相談させていただきました。
ご回答いただけると幸いです。
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。Nさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
人は、自分の思い通りに行動しない相手に怒りをぶつける時に「わがまま」という言葉を発します。
彼がNさんに言う「わがまま」という言葉は、Nさんに対する不満と、支配欲求の表れとも言えるでしょう。
つまり、一般的にNさんが“わがまま”かと言うと決してそうではないということです。
とても大切なことなので改めてお伝え致しますね。
優位に立ちたがる者の口癖であると心得ましょう!
優先するのは、まず自分
彼に不満がある場合、まず彼の問題を取り上げ、その問題にどう対処していくかを考えがちです。
しかし、そればかりに目を向けていると“相手を変えよう”という意識を強めてしまい、さらなる関係悪化につながるおそれがあります。
パートナーシップを見直す場合は、まず自分が変わることに専念しましょう。それだけで関係が劇的に改善されることもあるんですよ。
自分の癖を知る
関係を円満に維持するためには、自分にどういうコミュニケーションの癖があるのかを理解しておく必要があります。
- 憶測の域を出ないことを断言してしまう癖がある
- つい喋りすぎてしまう癖がある
- 「でも」が多い など。
例にあげた癖はどれも関係悪化につながる可能性があります。
“Nさんはよかれと思っても、それが彼にとってはよくない”ということがあるかもしれません。
「言い方が良くない」「当たりがキツイ」という具体的な言葉もありましたが、それらも踏まえて改めて自分の癖について考えてみて下さい。
自分のコミュニケーションの癖を知っておくと、彼との衝突防止に役立てることができるはずですよ。
赤の他人であることを再認識する
という彼への気持ちがちょっとでもNさんにあると、自分とは違う彼の言動に過敏に反応したり、拒絶感が表れやすくなります。
彼は赤の他人、つまるところ『自分とは違う価値観を持ち、違う考え方をする人間とのお付き合い』になるわけです。
それを合わせようとすること自体が無謀なことなのかもしれません。
喧嘩の多くは、お互いが譲らない時に起こるものです。どちらか一方の譲り方がうまいとあっさり喧嘩がおさまることも多いですよね。
そう思えるようになれば、必要以上のストレスを溜め込まずに済みますよ。
Nさんがどんなに努力しても彼に一切の変容が見られない場合は、相性の問題もありますので、関係を見直す必要があるかもしれません。