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【働く女性の悩み相談】有給休暇が取りづらい会社で働き続けるには?

働く女性の無料相談・回答

大森篤志からの回答内容

AIさんのように自分の仕事や職場環境を「相性が良い」と言える人はそれほど多くありません。そう言えるうちは転職しないほうが賢明かもしれません。

というわけで、本回答では『今の会社で仕事を続けていくコツ』についてお伝え致しますね。

「上手に休める人」?

「仕事の能率が高い人、仕事が長続きする人」ほど、実は『上手に休める人』だったりします。

休憩もせずにテキパキと仕事を進める人が、より多く質の高い仕事が出来るかというと、必ずしもそうではありませんよね。

仕事の質というものは、程よく脳と体を休息させながら効率良く進めることで高まるものです。

また、仕事を続けていくことを考えたら、自分のペースを守っていくことも大切だと思いますよ。

バリバリと仕事をこなす人でも、自分に合わないペースで取り組み続けていると、そのうち成果が上がらなくなる時期が来るもの。成果が上がらなければモチベーションは下がり、さらにペースが乱れてしまうでしょう。

これは、ペース配分を間違えると途中棄権のリスクが高まり完走することが難しくなるフルマラソンをイメージするとわかりやすいかもしれません。

懸命に働くほど、能率が下がり、退職に追い込まれる。そんな悲劇は避けたいですよね。

仕事を続けていくためにも、まずは『上手に休める人』になりましょう。

有給休暇を上手に取得する

そもそもAIさんには有給休暇を取得する権利があります。

職場には取得しづらい雰囲気があるようですが、あまり神経質にならないほうが良いですよ。

おそらく、周囲の同僚もAIさん同様「本当は有給休暇が欲しいけれど、みんな取らないのだから自分だけ取るのは罪」と思っているのではないでしょうか。

罪悪感が生まれるのは、もはや「職場の雰囲気による洗脳」と言ってもいいでしょう。

大事なことなのでもう一度お伝えしますが、有給休暇を取得することは、社員の正当な行使(与えられた権利を使うこと)です。罪の意識を感じる必要はどこにもありません。

他の同僚に業務上の迷惑がかからないよう事前に調整する心遣いさえ怠らなければ、あとは気持ちよく休んでいいんですよ。

「その事前調整が面倒くさいのよ、嫌そうな顔をされるのがイヤなの」という気持ちもわかりますが、きっちり対応すれば大丈夫!誠意を持って対応することが罪悪感の抑制にもつながるはずです。

私の経験上からも言えることですが、謙虚に低姿勢を徹底して調整を行えば絶対に悪いようには思われません。

また、有給休暇をて取得することが難しい場合は、月に1日でも2日でも通常の休暇とは別で取得するといいですよ。(※労使協定が締結されていれば時間単位で取得することも可能です。詳細は人事へご確認下さい)

いずれにしても、有給休暇を上手に取得することが鍵になるかと思いますが、長時間働きっぱなしの状態だけは作らないように工夫してみて下さい。