大森篤志からの回答内容
なるほど。将来が見えないのは不安ですよね。MERCIさんは今、『人生に迷っている』というところでしょうか。
30代も半ばに差しかかると、20代の頃の幻想とも言える「甘い考え」は消えかかっているものです。理想の男性が目の前に現れて自分をさらってくれることも、映画やドラマの世界にいるような格好いいキャリアウーマンになることも、玉の輿に乗ったり仕事で大成功して富豪になったりすることも、今ではリアリティのない幻想に思えたりします。
しかし、そういう現実的な感覚を持つことがいけないわけではありません。むしろ、より現実と向き合い、自分の人生を定義し直すタイミングなのだと思います。
MERCIさんのように結婚や出産を考えている女性にとっては、30代半ばから40代前半にかけてが「自分の人生を定義し直しやすい期間」とも言えるのではないでしょうか。まだ34歳であるMERCIさんにとっては絶好のタイミングです。
ズバリ!30代のうちに『自分にとっての幸せな人生』について真剣に考えましょう。
MERCIさんは、ご自身の『人生を定義し直す』ことから始めてみてはいかがでしょうか。
幸せというものは、人によって違うものです。年収1000万円を稼ぐ女性になることや、高級マンションに住むことが必ずしも幸せにつながるものではありません。
30代を親孝行に注ぐことが将来的な幸せにつながることもありますし、自分の好きなことに没頭することかもしれません。あるいは、結婚することよりも一人で生きていける女性になることのほうが本人にとっては遥かに意味のあることになる場合もあります。
MERCIさんの将来が見えにくいのは、そういった方向性が定まっていないからなのではないでしょうか。たとえ「とりあえず」であっても「一時的」であっても、真剣に考えて定めておけば今よりは将来がイメージしやすくなるはずですよ。
「自分にとっての幸せの基準」が曖昧なのは危険
人生という道を歩むうえで「自分にとっての幸せの基準」が曖昧なのは危険です。MERCIさんご自身の基準がないと、あれよあれよと他人の基準に流されてしまい、気がついた時には露頭に迷うことになりかねません。
大切なのは、MERCIさんが「自分にとっての幸せとは?」という問いに対して明確な答えを持っておくことです。自分にとっての幸せが明確になれば、いたずらに転職することも、早々に結婚を諦めることもありません。自暴自棄にならずに済むのです。
ぜひ、『MERCIさんにとっての幸せな人生』について真剣に考えることから始めてください。