「とりあえず何か言わなきゃ」という思いが命取りになる。
特にビジネスシーンにおいては、うっかり発言が命取りになる場合があります。
返答に困る質問をされた時や、答えが分からない時は、推測や憶測で軽率に返答するべきではありません。
このような場面でのスマートな対応方法は、「憶測でものを言うわけにはいきませんので」という言葉を使うことです。
見切り発車で返答すると後々の失態を招くことにもなりかねませんし、曖昧な返答をしてしまうと返ってバカっぽい印象を与えてしまいます。
また、ビジネスシーンにおいては、たとえ本当に分からない状況であっても、ストレートに「分かりかねます」と即答すると信頼を失うこともあります。
そのため、たとえ本当に分からない状況であっても、分からないなりに次のような「スマートな返答をする」ことも必要なのです。
- 「憶測でものを言うわけにはいきませんので、この件は一度預からせていただき、改めてご返答させて頂けますでしょうか」
- 「現段階では、憶測でものを言うことになってしまいますので、調査後に改めて回答させて頂けますでしょうか」
また、「憶測でも構いません。参考にしたいのでぜひ申してください」と相手の理解が得られたとしても、次のような言葉を添えた上で意見を言う方が無難だと思います。
- 「事実関係が確認出来ておりませんので、参考になるかどうか分かりませんが」
- 「調査前ですので信憑性に欠けますが」
おわりに
いかがでしたでしょうか。
人は「不意打ち」に弱い。これは間違いありません!
だからこそ、不意打ち時にスマートな対応が出来る人はコミュニケーション能力の高さが水際立つのです。
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