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精神論ではない行動心理に基づく『スランプから抜け出す方法』

精神論ではない行動心理に基づく『スランプから抜け出す方法』

精神論ではない行動心理に基づく『スランプから抜け出す方法』

自己啓発本を読めば、たいていが最終的に『諦めないことが大切』という結論に行き着くもので、私はいつも「それはわかるけど、精神論だけでは難しいところもある」と思ってきました。

あなたはどうですか?

BPL Woman Editor

一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

 

「継続は力なり」頭では理解していても、、、続かない。

違いますか?

実際に、私と同じように思っている人は山ほどいるはずです。

それもたった1回の「今日はまいっか」という気の緩みによって継続力を失ってしまう人から、ただなんとなく徐々にヤル気を失っていく人まで様々です。

このように、継続させていこうとする意識が薄れ、動きを止めてしまうことを「スランプ」とも言いますが、今回は、この『精神論ではない!行動心理に基づいたスランプから抜け出す具体的な方法』をお伝えしたいと思います。

 

過去の実績を振り返る

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やる気がない時に無理矢理にでもやろうとする人がいますが、自分を強制することはおすすめしません。それよりも『自分をやる気にさせることが先』です。

「やる気が出ない」と感じたら、まず『過去の実績を振り返る』ことから始めましょう。

具体的には、過去3年分くらいの自分の手帳をペラペラめくりながら、これまで自分が「いつ、どこで、誰と、何をしてきたのか」を振り返ってみて下さい。

仕事用のメールボックスを過去に遡って読み直してみたり、様々なシーンで使用してきた資料や、取引が成立した時の契約書に目を通してみたりするのもいいでしょう。

まだ仕事の実績がないという人は、自分で書き留めてきた日記を読み返すだけでも「こんなに継続してきたんだ」という軌跡が見て取れるはずです。

とにかく、実際に形になったものを目の前に置いて、これまでの継続の軌跡を確認することが肝心ですよ。

 

過去の自分を否定しない

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行動心理の観点では、『人がスランプに陥っている時は、現在や未来に対する不安だけでなく、過去の実績まで否定する傾向がある』と考えられます。

「これまでやってきたことを否定する」ということは、『現在の自分を否定する』ということでもありますよね。これが『今に対するヤル気が消失してしまう心理メカニズム』なのです。

だからこそ、過去の実績を自分自身に見せつけることで『過去の自分を否定させない』ことが重要。自分がこれまでにやってきたことを再確認すると「もう少し続けてみるか」という気持ちが芽生えるものです。

ただし、、、「こんなにやってきたのに、どうしてまだ成功できないんだ(満足いく結果が出せないんだ)」などとネガティブに考えてはいけません。あくまでも、「これだけやってきたんだ」という自負を持つために過去を振り返ることが大切ですよ。

 

スランプから抜け出す具体的な方法は、『目に見える形で過去の実績を振り返る』ことです。

「恒常的にちょくちょく過去を振り返る」というのも、スランプに陥らないための一つの予防対策と言えるでしょう。