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相手に嫌な感じを与えない!【貸したモノを確実に返してもらう方法】

今回は、『貸した相手を傷つけない上手な催促の仕方』をご紹介いたします。

 

大森篤志

こんにちは、一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長の大森篤志です。

「貸したモノがなかなか返ってこない」という経験をしたことはありませんか?

人に貸した本(漫画・小説・ビジネス書など)やゲームソフト、CDやDVDがなかなか返ってこない。(※例えがちょっと古いですがご容赦下さい。)

貸したモノが返ってこない期間が長いほど催促できなくなってしまうのが人間心理です。結局は「貸しっぱなし」の状態で時が過ぎ、結局「泣き寝入り」ということも珍しくありません。

そこで今回は、もう少しテーマを具体的に『相手に嫌な感じを与えずに、かつ確実に返してもらう方法』をお伝えいたします。

「返して!」とストレートに言えない理由

人に返却を催促するというのは、意外と気を使うものです。

あなた
前に貸した漫画なんだけど、そろそろ返してもらっていい?

 

このような催促の言い方は、普通に考えれば「貸したものを返してもらう」だけなのだから、正論ですし、何も悪いことはありません。

とはいえ、ストレートに「返して」と言うと何だか取り立てを迫るようで気が進まない、「感じ悪いと思われてしまうのではないか」などと要らぬ心配をしてなかなか切り出せない、そういう人は結構多いのではないでしょうか。

ストレートに「返して」と言えないのは、どこかに『相手との仲をギクシャクさせたくない』という思いがあるからでしょう。

しかし、貸したこちらの気遣いが借りた相手に届くことは少ないものです。貸した相手が借りたことをすっかり忘れていたり、そもそも返そうという気が全くないような場合は、多少強く催促しないと永久に自分の手元に戻ってこないかもしれません。

では、一体どのような催促の仕方(言い方)がベストなのでしょうか?

相手に嫌な感じを与えずに、かつ確実に返してもらう方法

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くどいようですが、催促の基本スタイルは『相手に嫌な感じを与えずに、かつ確実に返してもらう』ことです。例えば・・・

あなた
そうそう、言わなきゃと思っていたんだけど。今思い出した!前に貸した本あったでしょ?実は、お世話になってる先輩から貸して欲しいって言われてて。つい3日前くらいにも言われちゃったの。読み終わってたらでいいんだけど、大丈夫?

 

あくまでも、「個人的に取り立てを迫る」のではなく『やむを得ない状況であることを伝える』という催促の仕方です。

先輩が実在しようがしまいが、それは問題ではありません。角が立たないよう催促する為に『サンドバック役として登場させる』という役にすぎません。

「その先輩が仕事で使いたいらしくて、今週中に貸して欲しいって」などと伝えれば、返却の期日も具体的に決めることが出来るでしょう。

この方法は驚くほど効果的で、借りていた相手にも「早く返さなきゃ」という責任意識が自然と芽生えるようになりますし、万が一、取り決めた返却期日を過ぎてしまったとしても、次はストレートに「例の件、今日か明日にはお願いできる?」と抵抗なく催促できるようにもなります。

また、サンドバック役として『今の仕事の上司』を登場させるの効果的ですよ。

他にも「仕事で使うことになってさ」と仕事絡みで返却を迫るのも角が立ちにくく効果的な言い方だと言えるでしょう。

「あっ、そういえば!」で切り出すのがコツ

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そして、もう一つ大事なポイントがあります。

それは『急に思いついたように伝えること』です。

普段の会話の中で、「あっ、そういえば!今思い出したんだけど、ずっと前に貸した…」という切り口で伝えることが、相手に対する心遣いです。

あまりかしこまって言うと、いくらオブラートに包んで伝えたとしても、やはり催促の色が強く出てしまいますからね。

「あなたには何の非もない」というニュアンスで伝わるように心遣いしてあげれば、その後の人間関係は変わらずにうまくいくことでしょう。

じゃあ、貸したお金はどうやって催促したらいいの?

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貸し借りの中には「お金」もあるかもしれませんが、お金は例外です。

「貸したお金を返してもらう上手な言い方はありますか?」と、相談されることがありますが、その相談に対して私は、「貸したお金は、よほど誠実な相手でない限り戻ってこないと考えて下さい。親切心であげたものと割り切った方が賢明ですよ。」」と答えるようにしています。

もちろん、こちらが強く出れば、もしかしたら戻ってくるかもしれません。しかし、これまで通りの人間関係でいられることは難しいでしょう。

「金の切れ目が縁の切れ目」と言われるように、よほど信頼できる相手でない限り『お金の貸し借りは極力避け、貸すくらいなら捧げる気持ちであげてしまう方が精神衛生上良い』と思います。

「お金貸して」と言われた時は、「ごめん、私も苦しくて貸せる状況ではないんだ」などと、相手の苦しい状況に寄り添いながらもきちんと断ることが本物の心遣いなのかもしれません。