働く女性の悩みは、人間関係、仕事…
働く女性を対象に「今までで一番キツかった悩み」をアンケート調査した結果、
第1位は『人間関係』
第2位は『仕事』
という結果が出ています。(マイナビウーマンより)
これらの悩みを解消し、快適に過ごすためには、やはり『コミュニケーション力』が必要不可欠です。
人と上手に付き合っていくコミュニケーション力を持っている人は、仕事で壁にぶつかっても助けてもらえるし、プライベートの悩みにも親身になってもらえます。
つまり、良好な人間関係を築くコミュニケーションスキルさえ身に付けてしまえば、ONもOFFも快適に過ごすことができるわけですね。
では、良好な人間関係を築くコミュニケーションとは一体どういうものなのでしょうか?
本質思考ですべてがベストになる
良好な人間関係を築くコミュニケーションに必要な要素は、『本質思考(物事の本質を捉える思考)』です。
たとえどんなに大きなハプニングが起きたとしても、その出来事は自分に何かを気づかせるために起きていて、『本質的には肯定できる出来事である』と考えるのが本質思考の基本です。
思わぬハプニングに遭遇して、ひどく落ち込んだり、誰かを批判してしまったり、泣きじゃくったりしてもかまいません。自分で自分を強く否定してしまうことがあったとしても、それでもどこかで必ず『その出来事に肯定できる面を見つければいい』のです。
自分の身に起こったすべての出来事(自分で起こしたことも含め)に対して、いたずらに否定せず、少し時間をかけてでも『肯定できる点を見つけていく』という考えは、悪い出来事をピタッと止めて、良い出来事を引き寄せることに絶大な力を発揮してくれます。
本質思考は、人を幸せにする!
本質思考は、自分にとって良い出来事を引き寄せる考え方でもありますが、相手のニーズを叶えるためにも深い役割を果たしています。
例えば、相手の悩みを解決する提案をしても、相手のネガティブな考えが妨げになってしまうことがあります。
こちらが「こうすればきっとできるよ!」と背中を押しても、相手が「でも、無理かな…」と思っているうちは無理だということです。
相手に勇気を与え、主体的に行動してもらうためには、相手の凝り固まったネガティブな考えをほぐして差しあげる必要があります。
そこで力を発揮するのが『本質思考のコミュニケーションスキル』なのです。
よりイメージしやすいように接客シーンでご説明していきますね。
本質思考を接客で実践すると・・・
例えば、あなたは結婚相談所のアドバイザーで、そこへ相談に来た男性のお客様がいたとします。
この場合のお客様のニーズは、間違いなく「結婚したい」のはずです。
そこであなたは、お客様にピッタリの相手を選び、その相手と一度会ってみることを提案しました。
そのとき、お客様が「でも、私は理屈っぽいから、その時点でアウトじゃないかな…」と、ネガティブな返答をしてきたとしましょう。
このネガティブな考えが、問題解決の阻害要因になるわけですね。
これをそのままにしておくと、あなたがどんなに優れた提案をしても解決の助けになりません。
そこで、本質思考の出番となります。
本質思考に基づいて『お客様のネガティブな考えに肯定的な面を見つけてあげる』と、、、
- 「理屈っぽいということは、何事も理論立てて考えられるということですね!」
- 「むしろ理屈っぽい方がいいと思います。一緒に生活していこうとする相手が、いつも何となくで物事を判断するようでは相手だって不安になってしまいますから。」
といったように、お客様のネガティブな考えの中に肯定的な面を見つけて、決断を後押しできる言葉をかけることができるのです。
本質思考のコミュニケーションスキルは、ニーズを叶える側が身に付けておくべきスキルです。
そして、『自分自身にも相手にも良い出来事を引き寄せることができる』重要な考え方なのです。
『本質思考のコミュニケーションスキル』を使いこなせるようになれば、仕事でもプライベートでも、あなたと関わるすべての人を前向きにすることができるでしょう。もちろん、自分自身のモチベーションも高められますよ。
ぜひ、何度も読み返して、本質思考のコツをつかんでみて下さいね!