がんばりが空回りして仕事でマイナス評価を受けてしまい悩んでいる女性は少なくありません。
しかし、与えられたタスクを全力でこなそうとする癖、とても素晴らしい癖だと私は思います。
ちょっとしたポイントを押さえるだけで、今は欠点に思える癖も美点に思えるようになるはずですよ。
こんにちは、BPLaboです。
仕事中の息抜き方法や考え方を身につけよう
かつて私の部下の中にも、ほどほどにするよういくら言っても聞かない女性がいました。
「ほどほどにやっていたら仕事が終わりません!」と言いながら、少しムッとした彼女の表情を今でも覚えています。というより忘れられませんね(苦笑)
その彼女は今でこそ「あのとき大森さんが親身になって言い続けてくれなかったら私つぶれていました」と言ってくれるのですが、当時の1on1ミーティングでは「私たち部下の忙しさをわかってくれていますか?」と私に対して明らかにイライラしていました。
と、昔話はこの辺にしまして、、
その時に私が彼女へ伝えた言葉が、息抜きが苦手な皆さんのお悩みに対して必要なメッセージになるのではないかと思いましたので、今回は『仕事中の息抜きの方法や考え方』についてお話いたします。
8対2の法則
大森 篤志
ビジネスには8対2の法則が多々見受けられますが、今回のことにも当てはまります。
あなたがどんな職種であっても、本当に重要な仕事は全体の20%程度に過ぎません。もし全力を尽くすのであれば、この20%に集中するべきでしょう。
極端な話、残りの80%は少しくらい手を緩めても問題ないと私は考えます。8割の仕事は“ほどほど”でいいんです。
プライオリティ・マネジメント
大森 篤志
常に全力で取り組み、働き方に緩急がつけられないのは、優先順位の上位20%(本当に重要な仕事)が何かを把握していないからに他なりません。
ぜひ、タスクを書き出して“プライオリティマネジメント”しましょう。
プライオリティマネジメントでは、
- 第一象限:「緊急かつ重要」
- 第二象限:「緊急ではないが重要」
- 第三象限:「重要ではないが緊急」
- 第四象限:「緊急でも重要でもない」
と定義し、常に重要度が高いタスクを優先(第一象限>第二象限>第三象限>第四象限)します。
力の抜き所を押さえる
大森 篤志
最初から最後まで全力投球は続けられません。どんなに自分を超人だと思っている人でも、着実に疲労は蓄積し、気持ちも切れます。ミスだけでなく、人間関係の不調和にも繋がりかねません。
仕事の8割は力の抜き所です。優先する2割に労力を集中させたら、残りの8割は脳を休める感覚で力まず取り組んでみてはいかがでしょうか。
力の抜き所では、上司や同僚の目を盗んで“あえてボーッとする時間を持つ”のもストレス社会では必要な処世術と言えそうですよ。
なるほど、「考えすぎ」の原因はそこにあったのか!!