本記事では、『夫婦の間で言ってはいけない3つの禁句』をご紹介いたします。
こんにちは、BPLaboです。
当たり前ですが「夫婦は他人」です。しかし、いざ夫婦になって生活を共にしていると、いつしかその当たり前のことを忘れ、「一番近くにいるのだから、他の誰よりも相手を理解している」と思い込んでしまうもの。
その思い込みが災いし、夫婦喧嘩になるケースは少なくありません。「夫婦は他人」であることを忘れると、たとえ夫婦といえども『言ってはいけない禁句を簡単に使ってしまう』からです。
では、夫婦の間で言ってはいけない禁句には、どのようなものがあるのでしょうか?
さっそく、ご一緒にチェックしていきましょう。
1)相手の家族を引き合いに出さない
第一に、『旦那さんの親兄弟や親戚を引き合いに出す』のは禁句です。
親兄弟や親戚とのつながりは、本人の意志で変えることが出来ません。本人がコントロール出来ないことは、得てして『弱点』となりうるものです。弱点どころか、本人の中では酷くコンプレックスになっている場合もあります。
例えば、旦那さんには「競馬好きの叔父」がいるとしましょう。そんな時、たまたまお金の使い方のことで喧嘩になり、「あなたには叔父さんの血が流れてるから心配です」などと憎まれ口を叩くと、旦那さんを深く傷つけてしまうことにもなりかねません。
旦那さんの父親が「亭主関白」であれば、家事育児を手伝わない旦那さんに対して「家のことを何もしないのは父親譲りね」などと、つい口をついて出てしまうものです。
気持ちはよくわかりますが、感情的になって『相手の一番痛いところを突く』のはうまくありません。取り返しのつかない深手を追わせる前に、せめて「相手自身の問題について言及する」ところで留まるべきでしょう。
2)過去の話を蒸し返さない
第二に、『過去の話を蒸し返す』のは禁句です。
過去の話の代表といえば「約束事(ルール)』ではないでしょうか。
例えば、出産前に旦那さんから「僕も育児休暇を取得してサポートするよ」と言われていたとしましょう。しかし、いざその時になっても約束が果たされず、「約束が違う」と言い出したら大喧嘩になったという事例もあります。
後々になってわかったことですが、旦那さんは会社に育児休暇の取得を何度もお願いしていたそうです。しかし、育児休暇のタイミングが旦那さんが責任者を務めるプロジェクトの真っ最中ということもあり、やむを得ず断念したのだとか。
正当な事情があるのなら「ちゃんと話し合えば分かり合える」ものですが、出産、育児、育児休暇の取得など、お互いに初めての経験で悩みも多くなり「夫婦の呼吸が合わなくなってしまった」のでしょう。
しかし、見方を変えれば「過去の話を蒸し返さなければ、お互いが感情的にならず、ちゃんと話し合えた」かもしれません。夫婦といえども、本質は「他人同士が長く生活を共にしていく」わけですから、何事も思った通りには進まないものです。過去の話よりも「今の話」が出来る関係であることが夫婦円満の秘訣かもしれません。
3)相手を他者と比べない
第三に、『相手を他者と比べる』のは禁句です。
もし「自分の旦那さんと比べられる他の旦那さんが周りにいなかった(そういう情報も何もない)」としたら、おそらくあなたは「(夫とは)こういうものなのだろう」と思って納得するのではないでしょうか。
しかし、普通に生活をしていれば、友達の旦那、職場の先輩の旦那など、様々な「他の旦那情報」が得られるものです。そのため、つい『他の旦那さんと比べては不満を生む』という構図が出来あがっていると言えます。
そもそも旦那さんへの不満というものは、自分の旦那が他の旦那さんたちと比べて「劣っている、十分でない」などと感じる感覚です。
もし、お金に余裕がなくて、あなたの誕生日にしか外食に連れていってもらえないとしても、他の旦那さんの状況を知らなければ「こういうものなのだろう」と思って、むしろ『自分の誕生日を楽しみに待つ』のではないでしょうか。自炊が続いているからといって、不満をぶちまけたり、それで喧嘩になったりすることは(ほとんど)ないように思えるのです。
「夫の収入が少ない」とか「それなのにお小遣いは多く要求してくる」とか、そういう不満は、すべて他の旦那さんと比べて初めて生まれるものです。
「隣の旦那さんは月のお小遣いが2万円だって言うのに、どうしてあなたに5万円もあげなければいけないの!」などと責めるのではなく、「我が家の家計から捻出できるお小遣いは3万円です。範囲内で楽しんでくださいね」と伝えてみてください。
他の旦那さんと比べないだけで、いたずらに旦那さんの感情を煽って怒りを買うようなことはなくなるはずですよ。