今回は、働く女性が『人間関係を上手に整理するヒント』をお届けしたいと思います。
こんにちは、BPLaboです。
あなたにとって「本当に大切な人」は誰ですか?
アメリカで実際にあったお話。
ある研究者A氏が、当時の大統領からディナーパーティーの招待を受けました。しかし、A氏はキッパリとお断りしたそうです。意外だったのはその理由。なんと、、、「その日は恩師と会う約束があるから」
さらに驚いたのは、その理由を聞いた大統領が「すぐに納得した」ということです。その時、大統領はこう言ったそうです。
「人は一生の間に15人前後の大統領の顔を見ることになる。しかし、恩師と呼べるような相手とは、そうそう巡り会えるものじゃない。それを思えば、どちらが大切な人であるかは想像に難くない」
大多数の人は、恩師と呼べる人が一人、二人いる程度。もしかしたら、敬愛する恩師など一人もいないという人だっているはずです。
しかし、それでも恩師より大統領を選び、いそいそとディナーパーティーに出向く人たちも多いことでしょう。また、自分よりも恩師を選んだことに腹を立てる大統領もいそうですよね。いずれにしても、A氏も大統領も相当な器量の持ち主だと言えます。
さて、あなたにとって大切な人とは、いったい誰のことなのでしょうか。
旦那さんにはレンジでチンの食事をさせておき、新しいつながりを求めて毎日のように交流会等に通いつめている奥さんもいます。会社の上司には言いたいことを我慢して、家族には言いたい放題の人もいます。親友の誘いを断り、お金持ちや成功者の背中ばかりを追いかける人もいます。
成功者、お金持ち、著名人、権力者など、どこか特別感を覚える人に惹きつけられる「ちょっと困った追っかけ癖」を持つ人は少なくありません。特別そうな人と一緒に撮った写真をSNSにアップすれば自慢にもなるし、虚栄心も満たされるからです。
また、誘いを断れない人もいけません。あまり乗り気ではないのに…、本当は行きたくないのに…、誘いを断る事が出来ずに自分の時間を無駄に消費してしまう方は多いです。人間関係の整理には「断る勇気」も大切です。
自分が使える時間には限りがあります。自分にとって本当に大切な人にこそ多くの時間を使う。この事がより良い豊かな人生をおくれることへとつながっていきます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回の内容は、まるで「二人兄弟のチルチルとミチルの童話『青い鳥』のような話」ですが、幸せの青い鳥(大切な人)は「あなたの近くにいる」ものです。
しかし、「特別な人こそが自分にとっての『大切な人』」になっている人がどれほど多いことでしょう。そうやって、自分を実力以上に見せようとすることが決してダメなわけではありませんが、そのために本当に大切にしなければならない人を放ったらかしにしているようではいけませんよね。
今からあなたの身近にいる大切な人の顔を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。