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一人暮らしの寂しさを何とかしたいと思っている女性に向けて、寂しさ・孤独感への対処法をお伝えいたします。
こんにちは、BPLaboです。
一人暮らしで孤独を感じる人と感じない人
「友達が少なかったり彼氏がいないと周囲の人たちに、さみしい女と思われちゃう…」などと考えてしまう女性も多いのではないでしょうか。
孤独であることを強烈に実感して自分の存在意義を見失ってしまう女性もいるかもしれません。単純に一人の時間の使い方がわからないだけという女性もいるでしょう。
一方、「寂しくない」と答える女性の多くは『一人の時間が好き、とても大切』と言います。
周囲の目を気にしない性分の人もいるのでしょうし、そもそも「そんなこと考えたこともない」という女性もいるかもしれません。
寂しさへの具体的な対処法をお伝えする前に、まずは「寂しさ・孤独感」について理解しておきましょう。わかっているようで、実はまったくわかっていない、この“寂しさ”の正体を知っておくことが改善への近道となります。
寂しさは物理的に一人でいるから生まれる感情ではない?
大勢の人たちといる時
大勢の人たちと過ごしていても、寂しさや孤独を感じる時があります。
また、一見すると友達が多く充実した毎日を過ごしているように見えても、実は寂しさと孤独感に押しつぶされそうな夜を過ごしている女性も少なくありません。
そもそも人間には、他者と仲良く結びついていたい欲求(親和欲求)や、自分の存在を認めさせたい欲求(承認欲求)があります。裏を返せば、これらの欲求が強い人ほど寂しさを感じやすいのです。
皮肉なものですが、周りからは協調性のある“いい人”と思われている女性ほど、大勢の中における孤独を感じやすいと言えます。
お互いのことを深く理解し合っている相手といる時
一方、お互いのことをよく理解し合っている家族やパートナー(恋人・配偶者など)、あるいは、自分のコンプレックスや短所を見せても嫌われないことが保障されている親友や信頼できる仲間などと一緒にいる時は寂しさや孤独を感じにくいものです。
ありのままの自分を受け入れてもらえるという感覚は、その相手との精神的な“つながり”を実感できていることを意味します。
ただし、パートナー(恋人・配偶者など)が隣にいてくれさえすれば寂しさを感じないで済むのかというとそうとは限りません。
二人の間に理解や信頼がなく“つながり”を実感することができなければ、一度は親密になった関係からの反動でより強く寂しさを感じてしまう場合もあります。彼氏ができれば寂しくなくなるというわけでは決してありません。
“つながり”を実感すれば寂しさは埋まる
つながりを十分に感じるためには?
「寂しさを埋めるため、紛らわすためにやったのに。。。」
自分では寂しさへの克服や改善のために良いと思った行動が結果的に逆効果だったということは少なくありません。“寂しさのリバウンド”状態に陥ってしまうんです。
ここからは、逆効果になってしまう可能性が高いこと、そして今からやるべき行動や考え方をお伝えしていきます。
何かを得ることで寂しさを埋めようとしてはいけない
私たちが何かを得ようとする時は、往々にして『不足感(自分に欠けているもの、自分に与えられていないもの)』を意識しているものです。自分が価値の無い人間に思え、巨大な寂しさに襲われてしまうこともあるでしょう。
実際に価値が無い、あるいは価値がゼロになってしまう人間など存在しません。それでも、もしその存在をあなたが強く主張するのなら、それは自分を価値の無い人間であると思い込んでいるあなた自身の思考がもたらしているのではないでしょうか。
“寂しさを埋めるために何かを得る”という循環がひとたびマイナスに作用すると取り返しのつかない事態にまで発展することもあります。
寂しさを埋めようと『飲む、食べる、買う』ことを繰り返してしまえば、最悪の場合、依存や借金に溺れてしまうこともあるでしょう。
それでも寂しさが完全に埋まることはなく、さらに他の様々な何かに救いを求め続けるようになるのです。「もっと、もっと…」と。それではキリがありません。
社会との“つながり”
寂しさに心が押しつぶされそうな時は、『人に喜びを与える』ことを考え実践してみて下さい。
「人の助けになりたい、人の役に立ちたい、人を喜ばせたい」と考え、それを実行すると『自分は世の中に貢献している』という自己満足を感じることができます。
自己満足と言われると聞こえは良くないかもしれません。しかし、たとえ自己満足であったとしても『自分は世の中に貢献している』という感覚は“社会とのつながり”を感じさせてくれるでしょう。
寂しさを吹き飛ばして幸せに長生きしたいなら、与える姿勢を持ちながら社会とつながることです。
社会とつながることや与えることを、“援助するような労力と時間のかかる行為である”と難しく考える必要はありません。
- 挨拶、「ありがとう」などの感謝の気持ちを今までよりも大きな声でハッキリと相手に伝える
- 冗談を言って周りを笑わせる
- 落ちているゴミを拾う
- 些細なことでも近況や仕事のことなどを周囲の人たちと共有する
日常で行える具体的な寂しさへの対処法10個
今日やることを付箋に書いてデスクに貼る
やること1つにつき1枚の付箋を使います。それぞれに番号を振って予め優先順位を決めておくといいでしょう。
そして、優先順位の最も高いものから取り組み、完了したら付箋を剥がしてゴミ箱に捨てて下さい。それを優先順位の通りに繰り返していきましょう。付箋を1枚剥がしてゴミ箱に捨てる瞬間は心地良いプチ達成感に包まれるものです。
全てが完了し付箋を捨て切った時には、デスク上のスッキリ感とやり遂げた充足感が広がり、寂しさを忘れさせてくれるでしょう。
「今日私は一体何をしていたのだろう…」「結局何もしていない…」と感じると、寂しさや孤独を感じてしまいます。
日常のひとつひとつの動作を意識的にラベリングして、行動を“見える化”してみましょう。
頑張っている人にエールを贈る
自分よりも他者のことを考え利他的に活動する人や、その功績から多くの人々に感謝されている人を見ると、自分も頑張ろうと心を鼓舞されるという人は多いのではないでしょうか。
しかし、彼らの苦労に対して「どうしてわざわざ大変な苦労を選択するのか自分には到底理解できない、もっと効率良く効果的に人生を歩めばいいのに・・・」などと利己的な考えを抱いてしまうと、頑張っている人の姿を見たり様子を聞いたりすると返ってソワソワしたり、イライラしたりするものです。そのソワソワやイライラはやがて自己嫌悪につながってしまうこともあるでしょう。
一方、頑張っている人に敬意を払い、素直にエールを贈ることができた瞬間、その人の心は温かく優しい気持ちになるはずです。なぜなら、他者にエールを贈っているのと同時に自分にもエールを贈っているからです。
寂しさを寄せ付けない人は、自分がつらい時でも自分以外の人のことを考えられる、行動できる人です。実際に言葉にして応援することで自分のつらい状況も変化していきます。塞がっていた心や視野も広がるでしょう。
劇的に変わるのではなく、いつの間にか良い状況になります。どうぞ、心を込めて実践してみて下さい。
ボランティアに参加してみる
どんなに小さなことでも構いません。規模や程度の大小は一切関係ありません。たとえ公式のボランティア活動ではないとしても、「困っている人を助けたい」という思いさえあれば、友人の引越しを手伝うことも、後輩の悩みを聞いてあげることもボランティアと言えます。
寂しさや孤独感は、得ることばかり考えている人を襲います。「あれがない、これもない」「ああして欲しい、こうして欲しい」「もっと、もっと…」という得ることに一生懸命な人が大好きだからです。
そうならないためにも、与える側の人間になりましょう。身も心も与える姿勢の人の心はとても清らかで強いものです。
一度も食べたことのない料理を食べる
夢中になることを「心が奪われる」などと言いますが、人が初めて食べるものに対しても同じような現象が起こります。
香りや味、見た目だけでなく、箸で触れた感覚、あるいは歯ごたえや舌触りという食感など、五感すべてが初めて食べる物に集中するため「心が奪われる」ような状態になるのです。
夢中になっている人間の心は、寂しさを吹き飛ばします。一度も食べたことのない料理に不安を抱く人もいますが、それは皆同じです。少しの不安を冒険心とワクワク感に変えて未知の食事体験を楽しみましょう。
日帰りバスツアー旅行に参加する
バスツアー旅行は、バスで各地を回るため“大人の修学旅行のような気分が味わえる”と人気を集めています。
最近では、1万円以下のリーズナブルな日帰りバスツアーも多く、ランチの食べ放題やお土産のプレゼントをはじめ、様々な五感体験型のイベント等を盛り込んだお得なプランが増えてきています。また、女性客が多いのも特徴で、特に母娘や友人同士の参加が目立つようです。
余計なことを考える時間(脳のアイドリングタイム)は、寂しさや孤独を感じやすくなっています。
日帰りバスツアーなどはこの心配がありません。一度バスに乗ってしまえば、次から次へとイベントがあるため、それらを楽しみ味わうことで精一杯になるからです。
離れて暮らす親に電話する
親の暮らしぶりや置かれている状況等を把握することができますし、安否確認にもなります。何より、親にとって子からの電話はたまらなく嬉しいものです。
変にかしこまって気の利いた言葉をかけようと考える必要はありません。最近はどんな生活を送っているのか、元気にしているのか等、近況を共有できればそれで十分でしょう。
無条件に自分を愛してくれる人との会話は、たとえたわいもない内容であったとしても深いつながりを感じさせてくれるものです。自分が愛されていることや、決して一人の力で生きてきたわけではないことを実感することは、とても強力な寂しさ対策となります。
目標に柔軟性を持たせる
仕事やプライベートにおいて高い目標を持つのは良いことですが、それもあまりガチガチに考えてしまうと苦しくなることがあります。
目標に柔軟性を持たせることができないと、物事を「〇〇であるべきだ」「〇〇でなければならない」と考え、自分だけでなく他者に対しても厳しい基準を設定しやすくなるものです。「自分こそが正しい」という信念を持ちやすくもなるでしょう。そういう非論理的な信念を持ち続けていると、徐々に孤立を生み、より強い不安に襲われかねません。
理想を求めるのは大事なことですが、ワクワクや楽しみよりも苦しさや寂しさを感じるような時は、目標を再評価し、自分の中にある「こうあるべきだ」という考えが非論理的な信念となっていないか改めて見直して下さい。
「こうあるべきだ」と思い込み、自分自身の思考や行動を制限していないか冷静に考えてみましょう。
大切にしている物を綺麗に手入れする
物には思い出が宿るといいます。
自分の大切にしている物をあらためて手に取ってみて下さい。自分を戒め教訓にしている物、成功体験した時の成果物、大切な人からの贈り物など、今の自分を勇気づける“かけがえのない思いが詰まっている”はずです。だからこそ今もなお大切に自分の手元に残しているのではないでしょうか。
物を大切にすると人の心は温かくなるものです。手入れをしているうちに忘れていた愛情が湧き起こることもあるでしょう。
温かい愛情に包まれている人には寂しさは近寄れません。自分の大切な物がホコリを被っていないか確かめてみて下さい。
瞑想する
心を満たす意識的呼吸法としてマインドフルネスが世界的に流行していますが、基本的には同じようなものと考えていいでしょう。
瞑想には難しいメソッドがあるように思われがちですが、そう難しく考える必要はありません。形式にとらわれないほうが行動に移しやすいと思います。例えば、光と音のない場所でただ目を閉じて呼吸に意識を向けるだけでも十分なリラックス効果が期待できるはずですよ。
身の回りの通信機器をオフにしたり、耳栓をするなど、できる範囲で瞑想の環境を整えてみて下さい。カーテンを閉め、明かりを消し、外界の光を遮断した上で自分に合ったヒーリング・ミュージックを聴きながら瞑想するのもいいでしょう。
最新の研究では、瞑想によって『ストレスの解消に留まらず、自己受容力*も高まる』ことが期待されています。(*自己受容力・・・自分を評価せず、ありのままの自分を受け入れる力)
ぜひ、毎日のストレスケアとして瞑想を習慣化してみてはいかがでしょうか。
部屋に絵を飾る
部屋のドアを開けた瞬間まず目に飛び込んでくるのが、色のない無機質な壁か、色の広がる温和な空間か、どちらが人の心に豊かさをもたらすのか想像するのは易しいはず。
観ると元気になれたり、勇気が湧いてきたり、癒やされたりする絵を選んで下さい。あるいは、理由はわからないけれど何故か心惹かれる絵を選ぶのもいいでしょう。
絵は物質的な要素より精神的な側面のほうが大きいものです。自分の素直な感性に従って選ぶといいですよ。
できるだけ明るい色が使われている絵を選ぶほうがより効果的。暖色と呼ばれる、オレンジ・イエローなどがおすすめです。
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